マレーシア宇宙機関 イスラム法緩和 May 8 - 2007 - ソユーズ Image credit: Malaysian National Space Agency via Space.com Space.comによると、マレーシア宇宙機関(Malaysia National Space Agency)は、今秋に打ち上げられるソユーズ有人宇宙船(ソユーズTMA-11)に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する予定のマレーシア人初の宇宙飛行士について、イスラム法を緩和し、礼拝と食事に柔軟性を与えたようだ。 イスラム教徒(ムスリム)は聖地メッカの方向に向かって、1日5回の礼拝を行わなければならないが、高速で飛行しているISSに滞在している間、どのように礼拝を行うべきなのか、昨年の4月から、マレーシア宇宙機関を始め、150人近い宗教学者や科学者らが議論してきた。その結果、「能力に従って、宇宙飛行士が決めれば良い」との結論を至り、今回発表された。 また、ソユーズTMA-11の打ち上げは現在10月に予定しており、今年9月中旬頃に始まるラマダーン(注1)と重なるため、マレーシア人初の宇宙飛行士の食事についても議論されてきた。これについても、「宇宙飛行士がイスラム法にあった食事と判断した場合、もしくはイスラム法に従って準備された食事であれば、空腹時に食べても良い」との結論が出たようだ。 マレーシア人初の宇宙飛行士候補2人、ムスザファー・シュコール氏(Muszaphar Shukor)とファイズ・カリード氏(Faiz Khaleed)は現在「星の街」で訓練を続けている。写真左のシュコール氏が正式クルーで、右のカリード氏がバックアップクルーである。 ■Malaysia to Issue Rules for Astronauts http://www.space.com/news/ap_070504_malaysia_astrorules.html ■注釈 注1)ラマダーン:ヒジュラ暦の第9月。イスラム教徒はこの月の日の出から日没までの間、断食をする。