Silver Brumby (a.k.a. Silver Stallion) 伝説の白い馬

出演:Thowra=主役(馬) Belbel=Thowraの母(馬) Yarraman=Thowraの父(馬) Golden=Thowraの妻(馬) Brolga=Thowraのライバル(馬) ラッセル・クロウ=Thowraを捕まえようとする悪い(?)奴(人間) キャロライン・グッドール=語り手、童話作家(人間) アミエル・ダエミオン=インディ、童話作家の娘(人間)他に犬、カンガルーなど

この映画の主役はラッセルではありません。オーストラリアの平原に暮らす童話作家の母とその娘が主役っぽく出てくるのですが、この母娘が主役かと思うと、それも違います。この映画のヒーローは、あくまでお馬なのです。そう、これは「馬が馬は馬も…馬・馬・馬!」という映画。

これは誇り高きStallion(雄馬)、Wild Brumby(野生馬)の王者「Thowra(ソウラ=風)」の英雄的生涯の物語。この映画の主たる部分は、童話作家の母が書き、その娘が夢中になって読んでいる物語が映像となって現れるという形式なのですが、ラッセルはその中に出てくる、野生馬であるThowraを我が物にして飼いならそうと執拗に追いかける「男(The Man)」を演じています。そうです、この映画、馬にはなぜかみんな名前がついているのに、ラッセルの役には役名もついてないの。

馬とは何かと縁の深いラッセルですが、これはそのきわめつけとも言える映画です。「ハマーアウト」のイースト・ドリスコル君は「馬にしか興味がない」みたいに言われつつ、ちゃんと年上人妻と恋をしますが、この「男」は本当に馬にしか興味がない様子。その彼が一目惚れして、どうしても捕まえたいと思っている馬が、主人公のThowra。「男」はThowraの妻子をつかまえたりとか、愛する家族を取り戻しに来たThowraを捕まえようとして、うっかり両方に逃げられちゃって地団太踏んだりとか、いろいろ攻防を繰り広げるのですが…

この映画の主旨としては、「がんばれ、捕まるな!」と馬に声援を送るべきなんでしょうね。でも私はつい、「そこだ、捕まえろ!」と「男」を応援してしまったのでした。だって、この馬フェチ男、登場していきなり泥にはまった子牛ちゃんを助けたり、そのあと小川で体を洗ってそのまま木陰で昼寝してたり、楽しそうに歌を歌いながら飼い犬を洗っていたり、雨の中伸びたセーターで雄叫びをあげていたりと、敵役にしては可愛いんですもの。(<ファン心理)

それにしても、この映画では馬、牛、犬、「Proof」では猫、「グラディエーター」では虎、とつくづく動物とのからみが多く、また似合うラッセルなのでありました。

#この映画は2001年1月現在日本ではビデオ未発売。NTSCフォーマットのビデオをAmazon.comで購入できます。(日本語字幕なし)


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