HEROINES

「オーブリー・マチュリン」シリーズに登場する女性のご紹介。ヒーローが二人なのでヒロインも二人です。
写真は…私は絵が描けないんで頭の中のイメージに近い写真を勝手に選んでみました。


MY IMAGE OF SOPHIE
ソフィア(ソフィー)・ウィリアムズSophia Williams

1775か76年生まれ(ジャックより4〜6歳年下)髪:ブロンド、瞳:灰色。背は高い方。(3巻でスティーブンに自分のコートを着せようとしていたから彼と同じぐらいの背なのかも。とすると168cmぐらい?)体重は2巻現在で8ストーン5ポンド(53kg)。

サー・ジョセフが「レディ・ハミルトン(ネルソンの恋人)より美しい」と評した超美人、おまけに知的で性格も良く、文句のつけようのない良妻賢母。なのに(いや、だからこそ?)特に女性読者にはイマイチ人気がない様子(<海外の掲示板からの印象ですが)。私と言えば…嫌いではないけど、積極的に好きと言うわけでもないかなあ。でも、ジャックにはぴったりの女性だとは思うけど。ま、気をとりなおして、ここでは褒めることにしよう。

金持ちの家に生まれたとはいえ、早くに父親を亡くし、地上最強の俗物(スティーブン評)と言われる母親に育てられたというハンディにもめげず、しっかりした心優しい女性に育ったのは何より。二人の妹、セシリアとフランシスはもっと自己主張の強い性格なのに、ソフィーだけが母親に逆らわず自分を抑える傾向があるのは、やはり男きょうだいのいない長女ゆえの責任感か。しかし、芯の部分では、決めた事は何があろうと頑として曲げない頑固さを持っている。性格の強さに「攻めの強さ」と「受身の強さ」があるとしたら、彼女は「攻めの強さ」には欠けるけど「受身の強さ」を持っている人ではないかと。帰ってくるかどうかわからない男をあくまで信じて、いつまでも待っているみたいな強さですね。ジャックにはこういう女性が必要なのでしょう。

スティーブンと彼女の、「茶飲み友達」みたいなほのぼのとした男女の友情も好きです。

4巻以降ほんのりネタバレかもです↓
彼女の欠点として「嫉妬深さ」がよく挙げられていますが、私はあのぐらい普通というか当然だと思うのですけどね。つまり、ジャックが悪い。ずっと後の巻で(結婚してから十年以上経った時点で)ソフィーがダイアナに「女も寝転んでいるだけじゃだめなのよ」みたいな事を言われていて、私は「え?それって…」と驚いたのですが、それもやっぱりジャックの指導不足(笑)のような…

ジャック・オーブリーの最初の指揮艦と彼女が同じ名前なのは、もちろん偶然ではないでしょう。

モデルは…彼女にイメージぴったりの女優はなかなかいないので、若い頃のロビン・ライト嬢にお願いしました。どうでしょうか。

Diana wearing her diamond Blue Peter
ダイアナ・ビリャズDiana Villiers

ミスタ・ウォリスが吊り腰掛けを用意すると申し出たが、ダイアナは断って、スティーブンに続いて少年のように身軽に舷側を駆け下りた。その間、ボートの男たちは彼女の脚を見ないように、無表情に沖の方を見つめていた。彼女は甲板の男たちに、私のトランクは気をつけて運んでね、と声をかけた。「私の全財産なのよ。もうそれだけなの。」 〜第7巻"The Surgeon's Mate"より

1775か76年生まれ(ソフィーと同い年)。髪:黒、瞳:青。身長は不詳だが多分小柄(を希望。スティーブンとの釣合い上…)。体重に関する記述はないが当然ナイスバディでしょう。

初登場場面で馬に向って放送禁止用語(?)を言っていたツワモノ。

ソフィーとは逆に早くに母親を亡くし、インドで陸軍軍人だった父親の元で育つ。そのせいか狐狩りや乗馬、馬車の操縦(スピード狂の傾向あり)、ビリヤード、射撃などが得意。反面、女らしい(?)ところもあり、高価な宝石やドレスや香水が大好き。当然というか、家事は一切ダメ(「私にできる家事はコーヒーを淹れることだけね」)。

ソフィーとは反対に男性に囲まれて育ったらしい。若くして(たぶん十代で)父の部下である陸軍将校と結婚。二人とも激しい性格だったためケンカが絶えなかったらしい。父と夫が同じ戦闘で戦死、おまけに借金を残していたため、泣く泣く帰国してウィリアムズ家の世話になっていた所でジャックとスティーブンに出会う。以来、波乱万丈の人生を歩むことに…

第2巻で初めて登場した時は俗っぽい悪女って感じだったのですが、巻を重ねて再登場する度にいろいろな面を見せて好感度UP。ソフィーが19世紀的理想の女性なら、彼女は良くも悪くも現代女性っぽいのですよね。思わず共感してしまうのはそのせいか?それとも、私があまりにもスティーブンに感情移入して読んでいるせいで、彼の目を通して見てしまっているのか…

ソフィーとは反対に「攻めの強さ」はあるけど「受身の強さ」には欠けるタイプ。…だから待っていられないのですね。可哀そうなスティーブン(<結局それかい)。彼女とスティーブンは、似合わないとか、悪い女に惚れちゃったみたいによく言われてますが、私は結構お似合いだと思うのですが。

4巻以降ほんのりネタバレかもです↓
しかしとにかく、彼女はスティーブンを振り回しますね。世界三大陸七カ国に渡って、スケール大きく振り回します。船酔い体質なのによくこうあっちこっち行きますなあ彼女は。(ソフィーなんかイギリスを出たこともないのに…)こういう相手に惚れたら、退屈しない人生は保障されたも同然。でもスティーブンは仕事であれほど危険な目に遭っているんだから、恋愛関係にまでこれほどスリルとサスペンスを求めなくても…

ソフィーがジャックの最初の指揮艦と同じ名なのは上に書きましたが、「艦と同じ名」つながりで言えば、第12巻に「ディアンヌ(Diane)号」という艦が登場します(ダイアナのフランス語読み)。この艦はスティーブンが唯一、斬り込みに参加した艦だったりする。

モデルは近頃お気に入りのキャサリン・ゼタ=ジョーンズ姐さん。イメージぴったり。


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