Larry King Live(2)

これは2002年1月18日、「Larry King Live」にラッセルが出演した際の会話の翻訳です。(2002/1/23〜)

「ラリー・キング・ライブ」前編


(4)
*「プルーフ・オブ・ライフ」のクリップ*

キング:ラッセル・クロウ、ロン・ハワードのインタビューを続けます。

この件について誰かが言ったんですが…私はこだわるつもりはないんですが、余計なお世話ですからね。しかし…映画でこのような事が起こると、男性より女性のキャリアに影響があると。

この事がメグ・ライアンに関して当てはまると思いますか?あなたのキャリアに影響したとすれば、彼女のキャリアにも影響があったと思いますか?

クロウ:(考えて)そうは思いません。

彼女はヒュー・ジャックマンと共演でミラマックスの「ケイト&レオポルド」を撮ってますし、仕事を減らしているように見えるかもしれませんが、選んでいるだけだと思います。

そんなのは馬鹿げていると思いますね。僕たち二人を、仕事を通じて知っている人はだれでも、二人ともちゃんとした人間だと知っています。それに彼女は素敵な女性で、素晴らしい人間で、偉大な女優です。

だから、それは当てはまらないと…

キング:まるで友達みたいに言いますね。

クロウ:友達ですよ。2日前に、1時間ぐらい話をしたばかりです。

ハワード:1年に3、4本の映画を製作している会社の人間として言わせてもらえれば…僕は常に映画の配役を決めたり、考えたりしてるんですが、メグ・ライアンは大スターで、真っ先に映画に出てもらいたい女優ですよ。

キング:ふさわしい脚本があれば、彼女を雇いたいと思う。

ハワード:そうです、文句なしに。

クロウ:彼女は新しい役柄にも挑戦したいと思ってるんです。次の映画は、僕はタイトルとかは知らないんですが、役作りのために彼女がやっている事については詳しく聞きました。多分、みんなをびっくりさせることになるでしょうね。

キング:どういう役なんですか?

クロウ:ボクサーのマネージャーになる女性で、本当にすごく面白い役です。訛りも作らなきゃならなくて…すごく努力してます。要するに、彼女はいい女優なんですよ。

キング:(クロウを指して、ハワードに)彼の偉大さは何でしょう?誰も…

ハワード:(笑)えーと…

キング:面と向かっては言いにくいですか?

クロウ・ハワード:(笑)

キング:しかし、彼には明らかにものすごく人を惹きつけるものがある。(マーロン・)ブランドとよく比べられますね。(クロウに)ブランドはお好きですよね?

クロウ:好きです。

キング:ブランドはその同じ席に座ったんですよ。彼もこの番組に出たんです。さて、ブランドが好きな彼ですが、ブランドと同じ領域に達していると思いますか?ブランド、パチーノ、デニーロの境地に?

ハワード:まあ、彼はまだ(その3人ほど)キャリアが長くないから…

キング:その境地へ向っている?

ハワード:その通りです。つまり…

クロウ:僕は席を外そうか(笑)?

ハワード:いや、いや、いていいよ。

えーと、つまり、彼には生まれつきのカリスマ性と存在感に加えて、素晴らしい職業倫理を持っていて…それはこの番組を見るだけでもわかるけど、もちろん映画を観ればよくわかります。

彼はリスクを負う勇気があって、無難な演技をしない。狭い領域にとどまってそこに安住したりしないんです。それに、出演する映画にいい影響を与える知性があります。

映画の主演俳優というのは、映画の質を決めるんです。全員に影響がある。優秀なポイント・ガードのようなもので…

キング:ゲームを左右する。

ハワード:ゲームの勝敗を決めます。本当に頭のいい俳優、息の長い俳優、名優と言われるようになる俳優は、みんなその素質を持っていると思います。ラッセルはそれを持っているんです。

キング:そういう事は彼を見るだけでわかるんですか?それとも、撮りおわった映画を見てわかるんですか?

ハワード:それは後で…つまり、彼の演技は素晴らしいと思っていましたが、それはほとんどファンの視点です。本当によく知るには、二度は見なくてはなりません。わかったのは、最初に話した時です。アリシア役のオーディションをしていた時にもすぐわかりました。リハーサルをしてゆくうちにもっとよくわかってきて、撮影に入る時にはもうはっきりしていました。

キング:偉大な俳優と仕事をするのはどうですか?「インサイダー」でアル・パチーノと共演した時はどうでした?あれも私の好きな映画のひとつです。

ハワード:はい、素晴らしい映画です。あの映画は大好きです。

クロウ:とても面白かった。演技の手法が全然違うんですよ。

キング:やり方が違うんですか?

クロウ:全然違うんです。

「インサイダー」の監督のマイケル・マンが、撮影のはじめの頃に言ったんです−「二人には常に、それぞれ複数のカメラを用意しておかなきゃならない」と。なぜかというと、僕は、いつも準備万端にしておくんです。最初のテイクで自分がどういう演技をするか決めている。

その場で決めたりはしないんです。ちゃんと宿題をやってきている。前の日の夜に出来なければ、メーキャップをしてもらいながらとか…その朝セットに来るまでに、ストーリーを進めるためにそのシーンで自分が何をしたらいいのか決めているんです。

ところがアルは…その瞬間に決めるんです。思わず見とれてしまいますが、僕のやり方とはずいぶん違うんです。どちらがいいとは決められないと思いますが。

キング:それでも、共演はできる。

クロウ:もちろん出来ます。

ある日彼とそのことについて話していて、彼は言ったんです…とても深い意見で、感心したんですが…それを聞いて、すごく頭のいい人だと思いました。彼は、「若い頃に学んだんだが、舞台では、ある程度自分でコントロール出来る。でも映画では…最初に出た二本の映画では、完成した映画を見て初めて、撮影した時には監督が求めていたものをまったく理解していなかったのがわかったんだ。だから、今は、0から始めて考えられるあらゆる方法をやってみる。監督がその中から使えるものを選べるように。そうすれば、後は監督の責任で、自分は責任を果したことになるから…」

キング:映画は俳優でなく、監督のものだから。

クロウ:それがアルの考えでした。理解できるし、尊敬できるものです。でも、僕はもうすこし、求められているものを自分で把握しておきたい…その方が効率がいいからです。映画を予算内で、スケジュール通りに撮るために。僕は労働者階級の出身だから、そういうことも大事なんです。

キング:ある意味、ブルー・カラーだと思っています?

クロウ:その通りです。僕は演技をして…それをアレンジして…求めるものの大体の線を言ってもらえれば、最初のテイクがあって…その中から何を広げて欲しいか?何を省いたらいいか?

ハワード:同じ事の反復でもいいんです。つまり、何を求めても…彼は出来るから。

キング:この後も「ビューティフル・マインド」の監督とスター、ラッセル・クロウ、ロン・ハワードにお話を伺います。限定公開では大成功を収め、もうすぐ拡大公開になります。素晴らしい映画です。この後もご覧下さい。

*「インサーダー」のクリップ*

*CM*

(5)
*「グラディエーター」のクリップ*

キング:ラッセル・クロウ、ロン・ハワードのインタビューを続けます。映画は「ビューティフル・マインド」。もしこの映画が気に入らなければ…私が料金をお返しします。

ハワード:(笑)今のはカットされますよ。「ピー」っていれるか何かするでしょう。(全員笑)

キング:この映画を気に入らないなんて有り得ませんよ。

(クロウに)イメージというのはあなたにとって大切ですか?あなたは女性にモテるとか、態度がでかいとか、自尊心が強いとか、個人主義とか、つきあいにくいとか、インタビュー嫌いとか−ここに座っていろいろ話してくれているのを聞くと信じられませんが−言われていますが。

そういうことは気になりますか?

クロウ:世間的なイメージをとても気にする人もいます。ご覧の通り、僕は身なりもかまわないし…

キング:ちゃんとしてるじゃないですか。

クロウ:せいぜいがこんなところです。役と役と間に僕がやるのは、農業用語で「休閑期」って呼んでいるんですが、別の穀物を育てる前に、1シーズン畑に何も植えないんです。

僕が映画と映画との間にしたいのはそういう事で…

キング:服のことは気にしない?

クロウ:大した物は着ませんから。自分がどう見えるかなんて全然気になりません。本当はどういう人間なのかには関係ありませんから。大事なのは中身と行動です。しかし、自分の事を説明するつもりもないんです…

キング:そんな必要は感じない。

クロウ:はい。さっきのフランク・シナトラの言葉はいいですね。盗むことにします。仕事に最善を尽くす。それが僕の職場であり、仕事をするところです。

キング:それでは…あなたは人にどう思われてもかまわない?

クロウ:いずれ時が経てば、人間の本当の姿というのはわかってくるものだと思います。仕事を通じて、あるいはこういうインタビューを通じて。新聞でいろいろと、インタビューをしてもいないのに勝手にでっち上げたりされたものなどを読んで、それを元に偏見を持っていることもあるでしょう。

でもその後に、長い間に渡って、人はあなたの番組とか、他のいろいろな人とのインタビューなどを見るわけです。それで…たとえばこの番組を見て、僕が突然、新聞が書くような化け物でも野蛮人でもない、まともな人間に見えてきたりするわけです。

まあ、個人主義なのは間違いないです。

キング:そうですね。

クロウ:それから、確かに、この仕事にすごく熱中している。それから、ロンと築いたような関係を築けた時は本当に嬉しい。映画という難しいメディアをマスターしている人と仕事ができるというのは。

彼はとても知的なんです。僕に全部説明してくれる。僕の質問攻めにつきあう忍耐力を持っている。協調性があり、細部への注意力がある。そういったことが、仕事をやりやすくするんです。

キング:(ハワードに)こういう人と、初めて一緒に仕事をすることになるとします。

ハワード:はい。

キング:あらかじめイメージがあるわけですよね。

ハワード:ええ、そういう事もあります。

キング:影響がありますか?

ハワード:まあ、もし(その人について、記事などを)読んでいれば…

キング:ええ、読んでいる。そういう意味です。そういう場合…

ハワード:わかります。誰か知らない人と初めて仕事をする時、驚かされるような事があるのかと気になります。でも、そこは覚悟を決めます。僕は、映画作りというのは必ずしも「仲良しクラブ」のような物でなくてもいいと思ってます。つまり、肝心なのは何をスクリーンに残すかです。どのようにストーリーを語るかです。

キング:ラッセル、批評は気になりますか?

クロウ:いいえ。賞賛を受けるためにやっているわけではありませんから。

キング:気にならない?

クロウ:はい。自分の満足を追求しているわけで、他の人の嗜好に合わせてもしょうがないですから。

オスカー・ワイルドの台詞で、正確にこの通りではないですが…賞賛に影響されるべきではない、批評に影響されるべきではない…ただ…芸術を行え。自分が満足出来る仕事をしろ、と。

キング:(アカデミー)賞を獲った時はどうでした?名前が呼ばれた時は?

クロウ:あの夜はとても面白かったよ、ラリー。楽しかった(笑)。とにかく、めったにない貴重な経験ですからね。

キング:驚きましたか?

クロウ:ええ、凄く。

キング:本当に?

クロウ:本当に。もし、あの直前に訊かれたら、僕はトム・ハンクスに大金を賭けましたよ。大金をね。僕が受賞する可能性があるなんて、全然実感がなかったんです。つまり、ノミネートされるだけで僕にとってはすごく光栄だったんです。

キング:この役で、今年の有力候補と言われていることは嬉しいですか?

クロウ:うーん…

キング:ヴェガスではもう掛け率が出てますよ。あなたも出てます。率は1対1です。オーストラリアの人はもう知っているでしょうね。オーストラリアにも賭けはあるんでしょう?

クロウ:もちろん。

ゴキブリのレースにだって賭けるんです。何でも賭けにしてしまう(笑)。まあ、そういうのは面白いし光栄なことです。でも、正直に言って、僕は1つ獲ったし、いろんな人が獲れる方がいいような気もします。まあ、どうしてももう1つ欲しいという事もないですね。

ハワード:映画にとってはいい事です。そういう風に認められることは。

キング:賞とか?

ハワード:そうです。

クロウ:それより、彼(ハワード)にノミネートされて欲しいです。その方が気になりますね。16本も映画を作って、ほとんどは素晴らしい芸術作品なのに…

キング:ノミネートされたことがないんですか?

ハワード:オスカーには。あなたが言われたように、DGA(監督協会賞)は受賞しましたが。

キング:そうですよね。(アカデミー賞は)ノミネートもないんですか?

クロウ:(ハワードに)ほらね!みんなそう言うんです。「嘘だろう?」って。「アポロ13」とか、他にもたくさん良い映画を作っているのに、ノミネートもされたことないなんて。だから…

キング:CMの後も続けます。(クロウに)あなたのをあげたらどうです?

クロウ:そうですね、僕のをあげようか。

キング:CMの後も、時間までラッセル・クロウとロン・ハワードのインタビューを続けます。映画は「ビューティフル・マインド」。引き続きご覧下さい。

*「グラディエーター」のクリップ*

*CM*

(6)
*「テキサス」のクリップ*

キング:続けます。あなたは誘拐されるか、誘拐の脅迫を受けた事がありますか?

クロウ:まあ、そうらしいんです。僕は…だいたい今時分だったと思いますが…オーストラリアから来たんです。ホテルにチェックインしたら、何通も妙なメッセージが届いて…それで、どんどん妙になって来て、何かFBIの人たちに会わなくちゃいけないとか…

それでその人たちと会ったんです。それで状況を説明してくれたんですが、とても憂慮しているようでした。それが去年のゴールデン・グローブ賞の頃でした。いつもは一人とか、友達と一緒に移動しているのに…突然、12人もの男を引き連れて旅をするはめになってしまいました。

キング:今でも厳重な警備を受けているんですか?

クロウ:はい。でも今は、保険の関係で警備しているだけで…(映画で)一緒に仕事をする人のために…でも、やっぱり落ち着かないですね。仕方ありませんが…

キング:家族を持ちたいと思っていますか?

クロウ:もちろん。

キング:子供が欲しい?結婚したいですか?

クロウ:はい、はい。僕の両親は結婚40周年を祝ったんですよ。それで…

キング:(ハワードに)あなたも幸せな家庭で育ったんでしたよね?

ハワード:ええ、ええ。

キング:あなたの義理のお父さんが先日亡くなったんでしたね。

ハワード:ええ。チャールズ・アレイです。

キング:しかし、あなたのご両親は…

ハワード:結婚52年です。

キング:一度あなたのご両親にお目にかかりましたよ。ゴールデン・グローブ賞で。

クロウ:そうなんですか?

キング:ええ、素晴らしい人達です。

(クロウに)あなたの両親はあなたの成功を喜んでいますか?

クロウ:はい。まあ、ほとんどは。いろいろ良い事をもたらしてくれました。

つまり、今は別々に住んで別の生活をしているわけですが、両親は旅行とかを楽しむことができたんです。 母はとうとうイタリアとか、パリとか、そういう所に行けたんです。 でも、時々、家に帰ると、家族の生活を邪魔しているんじゃないかと思うこともあります。

キング:あなたをニコール・キッドマンや、コートニー…他には誰がいましたっけ…そういうものは読まないので…人に聞くだけなんです…そういう女性たちと結びつける記事をお読みになった時は…

クロウ:誰も彼もですよ。サラ・ファーガソン公爵夫人をはじめ…

キング:サラ・ファーガソン?あなたは彼女と…

クロウ:まさか(笑)。でも、どうせなら公爵夫人の一人ぐらいいた方がいいでしょう(笑)?

キング:あなたは今、恋をしていますか。

クロウ:はい。

キング:相手の方について教えてくれますか?

クロウ:いいえ。

キング:それが(結婚につながるような)決定的なものになると思いますか?

クロウ:今のところはまだわかりません。そういう予測をするタイプじゃないので…ずっと昔から知っている人です。それで、ただ一緒にいて…そういう単純なことです。

えーと、たしか映画の撮影をはじめた時のことを話していましたよね?「ビューティフル・マインド」の撮影を始める前、スケジュールがぎりぎりで本当に忙しかったんです。それで、休暇を取るにはこうするしかないと思って、ヨーロッパから帰った時に、テキサスで飛行機を降りたんです。そこで僕のバイクを運搬車に乗せて、テキサスからニューヨークまで運転して行ったんです。それで、三日ぐらいは休めると思って。

キング:テキサスから車で?

クロウ:はい。三日かかりました。

キング:一人で?

クロウ:いえ、オーストラリアの友達と、フィル・リーブスという奴と、3人、車2台で。

ハワード:リハーサルの初日には、彼は革づくめだったんです。

クロウ:途中で吹雪に遭ったりもしたんですが…少なくとも、静かに考える時間を持つことが出来ました。運転は好きですし…

キング:それで、ウィチタのガソリンスタンドでひとりの男があなたを見上げて「あんた、どっかで会ったっけ?」って言ったんですって?

クロウ:ええ、とても楽しい会話をしました。ブルーレッジ・マウンテンのあたりのドライブインのバーガー屋で会った女の子は、とても驚いていましたよ。

月曜の朝8時には最初のミーティングに出なければならないことになっていました。それがリハーサルの初日だったんです。それで、ニューヨークに到着するのは日曜の夜にするつもりでした。回り道をして、ブルー・フィールドに寄って行ったからです。ジョン・ナッシュの生まれた場所です。で、しばらくブルー・フィールドを見てまわりました。

それで、困ったことになってしまって…その晩そこに泊まって翌日出発するのでは、とても間に合わなくなってしまいました。だから、夜どうしドライブすることにしたんです。ところが、大嵐になってしまって…去年のことなんで、覚えてらっしゃるかどうか…東海岸が猛吹雪に襲われた時です。ちょうどその日だったんです。

それで、僕たちはニュージャージーまで運転して行ったんですが…多分、23時間ぐらい車に乗りっぱなしだったと思います。とにかく、時間までに行こうと思って… 僕がセットについたのは8時10分前ぐらいでした。ロン、そうだったよね?

それで、車を降りた時は僕は革の服を着ていたんです。吹雪になる前には、バイクに乗るつもりだったので…髪もこんな風だったし、今よりずっと髭が伸びていたんです。 髭が伸びると、僕のIQはがた落ちになるんです(笑)。髭に比例して。バカっぽく見えるようになるので(笑)

クロウ:そんなわけで、車から降りた時には全身革づくめでした。革パンツ、革ベスト、革ジャン…みたいな。その格好で、『グッダイ、ロン、さあ映画を作ろうぜ…』

ハワード:僕としては、さりげなく歓迎したつもりだったんですが…パニクってるように見えただろ?

クロウ:たしかに、パニクってたよ。

ハワード:でも、ちゃんと座って有意義な話し合いをしましたよ。

キング:変人だと思いました?

ハワード:いや、そんなことは…

クロウ:いいよ、正直に言って(笑)。

ハワード:まあ、人それぞれですからね。僕はショービジネス界で育ったから、変人には慣れてます。

クロウ:アメリカに住む予定はないんですか?

クロウ:僕はアメリカ中を旅行しました。とても美しい所がありますね。ロスアンゼルスに住みたいとは思いません。それだとまるで仕事場に寝泊りしているみたいだから。今は、ここに来て、仕事をする。その方が俳優として、一緒に仕事をする監督にとって能率がいいと思うからです。いつも仕事に囲まれていない方が客観性を保てるからです。

キング:でも、ここ(アメリカ)に住む可能性はあるのですね?

クロウ:まあ、僕はテキサスのオースティンはとても好きですし…アラバマも好きですし、ミシシッピーも好きです。

キング:ロン、あなたはここ(LA)とニューヨークに住んでいるんですよね?

ハワード:ニューヨーク州のウエストチェスター郡に住んでいます。

キング:ここには住んでいないんですか?

ハワード:そう、僕はロスアンゼルスには住んでいません。僕は…ここで育ったんですが、85年に東部に移りました。

キング:(クロウに)そして、あなたニュージーランド人で、オーストラリア人になろうとしている…二重国籍で?

クロウ:まあ、そういう可能性もありますね。家族も反対していないようですし。

今までオーストラリアの市民権を申請しなかった理由はひとえに、家族を大事にしているからです。 それに、僕はニュージーランドで生まれた。とても単純なことなんです。生まれたのはそこだし、率直に言って、南太平洋には国は二つしかない。だから、そんなに心配することもないと思うんです。

キング:あなたは歌手でもありますよね。バンドを持っている。

クロウ:はい。

キング:映画で歌う気はないんですか?

クロウ:それはしないでしょうね。

映画で歌ったことはありますが、それはそういう役柄だったからです。でも、僕は…ロックスターの伝記映画とか、バンドものみたいな映画には興味ないんです。現実の物の方が優れていますから。

実は…今夜サンダンス・フィルム・フェスティバルに行くんです。「テキサス」という映画のために。僕のバンドがテキサスでアルバムをレコーディングしていた時の映画なんですが、それが初めて(上映されるので)…

キング:いつかまた来て歌って下さい。バンドと一緒に。

クロウ:はい。

キング:バンドを連れて来て下さいよ。

クロウ:本当にいいんですか?はい、はい。その前にちゃんと風呂に入るように言いますよ…

キング:ロン、次回作は?

ハワード:まだ決まっていません。脚本をいくつか検討中で…

キング:(クロウに)あなたは?

クロウ:ロンはラッセル・クロウを何とか出演させようとしているんですよ。

ハワード:その通り。

キング:あなたの予定は?

クロウ:2本ほど決まっているんですが、今のところ、どれを先にやるかがまだはっきりしていないんです。

キング:ラッセル、ロン、二人とも、今日は本当にありがとうございました。

ハワード:ラリー、また会えてよかった。

キング:映画は「ビューティフル・マインド」−私は本気です。もしこの映画が気に入らなければ、半券を送って下さい。あなたの精神分析をして差し上げます…でも、こちらで選んだ医者を送りますからね。

今日のゲストはラッセル・クロウとロン・ハワードでした。明日はビル・マッシャー、日曜はハワード・ヒューズの特集番組をお届けします…あなたの好きそうな人ですよ。一匹狼なんです。

今日はありがとうございました。お忘れなく、「ビューティフル・マインド」は拡大公開中です。おやすみなさい。

*おわり*

トランスクリプトはcnn.comを参考にしました。

写真はMaximus Croweの方をどうぞ。



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