| 巻数 | 艦名 | 艦名の意味 | 種類・砲数 | 艦長 | 紹介 | ネタバレ紹介 (読むときは反転して下さい) |
| (11) The Reverse of the Medal 未翻訳 (勲章の裏側) |
サプライズ号 HMS Surprise |
「驚き」 | フリゲート艦 28門(6等級) |
ジャック・オーブリー | ご存知オーブリーの最愛の艦だが、この航海を最後に廃艦か民間に売却されることになっている。オーブリーは名残を惜しみつつ、西インド諸島から英国への彼女の最後の航海を楽しむ。 | 英国に戻ったオーブリーとマチュリンを、思いも寄らない事態が襲う。株式詐欺の濡れ衣を着せられ、海軍を除隊になったオーブリーのため、遺産を相続したマチュリンが競売でサプライズ号を購入。オーブリーのために私掠船として装備する。 |
| (12) The Letter of Marque 未翻訳 (敵国艦船拿捕許可船) |
サプライズ号 The Surprise |
「驚き」 | 私設戦闘船 28門 |
ジャック・オーブリー | マチュリンが購入し、「私設戦闘船」(私掠船)となったサプライズ号。私掠船の集まる港シェルマーストンで優秀な船乗りを揃え、オーブリー船長の指揮のもと出撃する。 | サプライズ号は南米に向う前のテストランとしてアゾレス諸島に出撃、私掠船スパルタン号とその拿捕船5隻を拿捕・奪還する。賞金で大金持ちになったオーブリーだが、海軍復帰へのアピールには敵国の軍艦に勝利しなければならないと知り、フランスの港から仏軍フリゲート艦ディアンヌ号を奪うという困難な任務に挑む。 |
| (13) The Thirteen Gun Salute 未翻訳 (13発の礼砲) |
サプライズ号 The Surprise |
「驚き」 | 私設戦闘船 28門 |
ジャック・オーブリー | サー・ジョセフとマチュリンのコネで、南米の独立運動を支援する政府の秘密任務を得た「私設戦闘船」サプライズ号。いよいよ南米へ出航するが… | しかし途中のリスボンで、サージョセフから秘密任務がスペインにばれたことを聞く。スペインをごまかすため、サプライズ号はトム・プリングズ艦長の指揮で表向き通りの私掠船活動をするため南米へ向かい、オーブリーとマチュリンは海軍に復帰して別の艦で別方面へ向かうことに。 |
| ニンブル号 Nimble |
「敏捷な」 | カッター (等級外) |
マイケル・フィトン | 英国海軍の快速カッター。艇長のマイケル・フィトンは、オーブリーのかつての友人(戦死した)の息子。 | 予定変更で取り急ぎ英国に戻ることになったオーブリーとマチュリンを、スペイン北部のコルーニャからポーツマスまで送る。 | |
| ディアンヌ号 HMS Diane |
女性の名、ローマ神話の狩と月の女神 | フリゲート艦 30門(6等級)(※32門という記述もある。) |
ジャック・オーブリー | フランス海軍からオーブリーが拿捕した艦。英国海軍に購入された。別の艦長の指揮で西インド諸島に行くはずだったが、政治的事情で急遽オーブリーの指揮艦になった。サプライズ号と比べると「サラブレッドの資質」に欠けているとオーブリーは感じるが、航行性能・乗員の資質ともに優秀な艦ではある。 | オーブリーは海軍に復帰し、この艦を率いてマレー半島付近のプロ・プラバン島へ特使エドワード・フォックスを連れて行く任務にあたる。アジアへの長い航海を経て、ジャワはバタヴィアのラッフルズ総督を訪れた後、プロ・プラバン島に無事到着したディアンヌ号。サルタンとの条約締結は首尾よく終わるが、ジャワへの帰路で災難が… | |
| (14) The Nutmeg of Consolation 未翻訳 (慰めのナツメグ) |
リー=ポーの鉱石運搬船 | 船名不明(または無し) | 鉱石運搬用ジャンク |
リー=ポー | 中国人リー=ポーの所有するジャンク。南シナ海の島からバタビアへ鉱石を運搬する船。ヨーロッパの船とは構造が違うが、防水構造の独立した船倉が10以上もあり、積載能力抜群で丈夫。オーブリーを感心させる。(ちなみに、リー=ポーは中国語で「李白」。6巻に出てくる詩人と同じ。) | ディアンヌ号の遭難により、乗員たちは南シナ海の小島に取り残された上、海賊に襲われる。ジャンクの船長リ=ポーの子供たちがこの島のツバメの巣を取りに来て、男の子が怪我をしたところをマチュリンが助けたことから、ジャンクはオーブリーたちをバタビアまで送ってくれることに。 |
| ナツメグ・オブ・コンソレーション号 HMS Nutmeg of Consolation |
「慰めのナツメグ(ニクズク)」 | ポストシップ・スループ艦 20門(等級外) |
ジャック・オーブリー | ジャワ総督のラッフルズのはからいでオーブリーに与えられた艦。大きさはスループ艦だが、勅任艦長のオーブリーが指揮するためスループとは呼ばれずポストシップになる(ややこしいね)。元はオランダ艦Gelijkheid(平等)号。疫病を防ぐため、しばらく故意に海に沈められていた。そのため舷側の木材に隙間がなく、あか水が溜まらないので、最下甲板まで名前通りのよい香り。ジャックとボンデンによると「サプライズを除いては世界一可愛いライン」をしている素敵な船。 | ディアンヌ号を台風で失って無人島に取り残された上、海賊に襲われた一行。ツバメの巣を取りに来た中国の鉱石運搬船に救われてバタヴィアまで帰る。ラッフルズ総督が手配してくれたナツメグ号を指揮して、オーブリーはフランス艦コルネリー号と対決し、サプライズ号とのランデブーに向かう。 | |
| サプライズ号 The Surprise |
「驚き」 | 英国海軍雇用・私設戦闘船 28門 |
ジャック・オーブリー | 南米で表向きどおりの私掠船活動をするため、トム・プリングズの指揮により旅立ったサプライズ号。地球を反対側から半周し、アジアでディアンヌ号とランデブーする予定であったが… | ナツメグ号が(砲撃力では格上の)仏フリゲート艦コルネリー号とまさに対決しようとしていたその時、僚船と拿捕船を率いてさっそうと現れたサプライズ号。私掠船としての活動は大成功だったらしい。結局コルネリー号は沈没。オーブリーは捕虜を乗せたナツメグ号をバタヴィアへ戻し、サプライズ号の艦長に復帰する。マチュリンがオーブリーにサプライズ号を売ることで合意し、最愛のサプライズ号はついに正式にオーブリーのものになる。その後、サプライズ号は補給のため流刑地ニュー・サウス・ウェールズに寄航。そこでアイルランドへの露骨な悪意に直面したマチュリンは、決闘騒ぎを起こす。 | |
| (15) The Truelove / Clarissa Oaks 未翻訳 (トゥルーラブ号/クラリッサ・オークス) |
サプライズ号 The Surprise |
「驚き」 | 英国海軍雇用・私設戦闘船 28門 |
ジャック・オーブリー | 地球の裏側でランデブーに成功した後、サプライズ号の艦長に復帰したオーブリー。敵意溢れる流刑地ニュー・サウス・ウェールズで苦労して補給を済ませた後、一路英国に向かうが、思いがけない「訪問客」が… | サプライズ号の索類保管庫に、士官候補生のオークスが流刑囚のクラリッサを隠していた。一時は怒った艦長だが、結局二人を結婚させることに。シドニーから急遽届けられた命令書に従って、南太平洋の小島モアフ島で捕らえられた英国民間船トゥルーラブ号を救出に向かうサプライズ号だが、クラリッサの存在が艦内に思わぬ波紋を広げる。 |
| (16) The Wine-Dark Sea 未翻訳 (ワイン色の海) |
サプライズ号 The Surprise |
「驚き」 | 英国海軍雇用・私設戦闘船 28門 |
ジャック・オーブリー | 南太平洋モアフ島での戦闘の後、アメリカ私掠船フランクリン号を追跡するオーブリー。 | 海底火山の爆発で被害を受けながらも、フランクリン号を拿捕。その後、サプライズ号はマチュリンの任務と修理のために、南米ペルーのカヤオ港へ向かう。 |
| フランクリン号 The Franklin |
米政治家・科学者ベンジャミン・フランクリン (1706-90) | アメリカ船籍私掠船 22門 |
デュトゥール/チョーンシー → プリングズ/オーブリー |
フランス人デュトゥールが、南洋の島に「理想郷」を築くために購入し、入植予定者のフランス系アメリカ人たちを乗せていたアメリカ船籍私掠船。しかし形式上の艦長はアメリカ人のチョーンシーで、レター・オブ・マーク(敵国艦船拿捕許可状)にデュトゥールの名前はないため、法的にはデュトゥールは「海賊行為」をしていることになる。 | モアフ島でオーブリーたちに計画を阻止され、海底火山の被害に遭って漂流していたところをサプライズ号に拿捕された。マチュリンが南米で任務を遂行しサプライズ号がドッグ入りする間、オーブリーはフランクリン号を指揮してペルー沖で私掠船活動をするが、デュトゥールの思想に共感した乗員が彼を陸へ逃がしたため、ペルー独立を支援するというマチュリンの任務は危機を迎える。 |