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Liejuの
ロンドン滞在記 -- 2000年夏
〜歩くのが好きな人のために〜


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8/05(土)

いざエディンバラへ!

FLYING SCOTSMANという列車に乗ります。往復で77ポンド。 長距離列車だから新しくて綺麗。 こういう紙切れが挟んである席は指定席。(ただし指定席料は無料です。)勝手に捨てると違法と書いてある。 エディンバラのWaverley駅すぐにあるBelmoral Hotelという高級ホテル。もちろん私が泊まったホテルではありません。

到着したらすぐにInformationへ。と思ったら、それがどこにあるんだか、わかりゃしない。結局、Prince's Mallの中にあったのだが、これがまた超混雑! 無料パンフレットが並んでいる場所へ行って、地図をゲットして、それを頼りに予約してあるParliament House Hotelへ行くことにした。

ホテルはHoliday Innみたいなビジネスマン向けホテルという感じで、悪くなかった。1泊130ポンド、朝食付かず。こんな時でなければ、もっと安かったはずだし、朝食も込みだったはず。Carlton Hillの麓にあり、ホテルに入るとロビーがタータンチェック一色で、チェックに目がない私はわくわく。(笑)

バスルームは狭いけどとても綺麗。バスタブもちゃんとありました。 ベッドも大きくてのびのび。(実は、チャーリー宅の客用ベッドはスプリングが柔らかすぎて腰を悪くしそうなんで、床に寝てます。) 引き出しを開けると電気ポットとお茶セットが入ってた。コーヒーもあった。これは助かる。 鍵ホルダーを差し込まないと電気がつかないシステムになっているのでした。消し忘れがないのは賢いですね。

観光開始。Waverley駅まで戻り、橋の上から出発する乗り降り自由の観光バスに乗ろうと思っていたのだが、お祭りのせいで、割引券を持っているから利用しようと思っていたツアー・バスが運休。仕方なく運行している会社のバスを利用することに。チケットを売っていた案内のお姉さんの訛りが可愛かった。私の前に並んでいたアメリカ人も何回も聞き返してました。(笑)

バスでとりあえず市内を一周し、最初に乗ったところで降り、Royal Scottish AcademyやNational Gallery of Scotlandを見学。ここに限らず英国の公立の美術館・博物館はどこもそうなのだが、入場料は無料だ。だが、必ず寄付をする箱が置いてある。そういうのに慣れていない私としては、金額を決めておいてくれた方がいいのだけれど・・・。ヨーロッパの人は自分の立場や経済状態に合わせて判断する訓練が出来ているのかな。

どこの美術館・博物館でも、ナップサックは持ち込んではいけないと言われた。ただし、前にかけたり、下に持って歩いたりすればOK。重くない時はそれで済ませることが出来た。(Harrod'sに入ろうとした時も同じ理由で警備員に引き留められた!)面倒だ。だが、バックパッカーが多い夏は賢明なシステムだとも言える。特に今のエディンバラといったら。世界中から人が集まっているみたいに思える。(ええ、私も日本から来てます。ホント、わざわざこんな日に来なきゃ良かった・・・)

広場では大道芸人が芸を見せている。それを見る普通の少年がこんな格好をしている。可愛い〜。 写真ではよく見えないが、美術館の職員みたいな人達のズボンもタータンチェックだ。 エディンバラ城の方で花火が上がる。明るいので煙しか見えないのだが。 街角でバグパイプを演奏する人々。これから城の中で大会があるのだ。

もう一度ツアー・バスに乗って、エディンバラ城で降りる。今日は夕方以降は入場券を持った人以外は入れないらしいので、中の見学は明日の朝ゆっくりすることに。入れるところまで入った後、城から伸びるRoyal Mileという通りを、店を覗きながら、駅の方に向かって歩いた。

夜の催し物会場の辺りまでは見ることが出来たので、入ってみる。 門番さん達もこんな格好。まあ、これは、普段からこうらしいけど。 警備の人達。写真を撮らせてと言ったら、快諾してくれた。 通りを歩いていると、どこからともなく大勢人が集まってきて、びっくり。ミリタリー・タトゥーを見る人達が並び始めたのだった。

Royal Mileの両側にはタータンチェック柄の様々な商品を売る店が並んでいるので、私の購買意欲はかき立てられる。しかしホテル代と列車代に200ポンド以上も使っているのだ。浪費は許されない! 苦しい〜。(笑)

Royal Mileの途中で左折して駅の上の橋を渡り、Princes St.にあるデパートのカフェテリアで食事。大抵のデパートに自分で好きなものを選べるカフェテリアがあって(Harrod'sにはなかったけどね)、お値段も手頃だし、好き嫌いの多い私は愛用してました。

そして、再びホテルに戻り、フロントの人に、暗くなってからCarlton Hillに行っても平気かなあと訊いてみたところ、そんなにすぐには暗くならないから大丈夫、でも暗くなったら降りた方がいいよ、と教えてくれた。行ってみると結構な上り坂で、良い運動になりました。

丘の上から見える景色。エディンバラの北東部はNew Townで、18世紀末に左右対称の都市計画に基づいて誕生したそうだ。いわゆるアメリカの街みたいな作りです。 写真ではよく見えないけど、遠くにそろそろ暗くなってきた南側、エディンバラ城周辺、古い町並みが。 キルトとハイソックス姿のおじさんが歩いていたので思わず撮る。 丘やら古い建物やら坂道やらあって、湾もあって、遠くには橋もかかっていて、と、何だかサンフランシスコを思い出させる街なのでした。

夕陽に染まるエディンバラの街並みをぐるりと満喫した後、暗くなってきたので、丘を降り、ホテルに戻る。お風呂につかって疲れをとり、爆睡。それにしても、今回は本当によく眠れている。

8/06(日)

ホテルをチェックアウトし、昨日の夕方と逆のコースで歩いてエディンバラ城へ。今度は緩やかな上り坂がずっと続くが、そんなに大変ではなかった。ウェールズのカーディフ城は平地にあって二条城みたいだと思ったけど、丘の上にあるエディンバラ城は、地元の松山城を思い出させる。サンフランシスコを思い出させる地形といい、何だか私はエディンバラにすごく愛情を感じ始めていた。

入り口で入場券を買って中に入り、まず、無料オーディオ・ガイドの日本語版を申し込む。 大砲を撃つ穴から見た景色。松山城と造りが共通している部分があるので驚き。遠く離れていても人間は同じような知恵を働かせていたんだなあ。(時代がどうなのかは今ひとつ定かではないですけど。) 攻められにくいように作られているから、階段も急だ。坂道からも行けるので、そっちをじわじわ登った方が楽かも。

城の中は実際に見ていただいた方がいいと思うので写真は省略。自分で一番受けたのは、『スコットランドの“ほうき”』。本当は『スコットランドの宝器』で、王冠・杓(しゃく;漢字は間違ってるかも)・剣のいわゆる三種の神器みたいなものなんだけど、何の予備知識もないままガイドのナレーションを聞いた私は、自分のネイティヴ・イントネーションが関西系というのもあって、『スコットランドの箒(掃除する時につかうホーキです)』と思いこんでしまい、その後も『ほうき』と聞く度にホーキの絵が頭の中に登場。どうしてホーキがそんなに大事なんだ・・・って感じでした。ガイドが進み、それがどういうものであるかがわかった時の私の驚きったら。(笑) 売店にその宝器のミニチュア版をあしらったアクセサリーを売っていたので、母親への土産にしました。エディンバラ城、かなり見応えがあり、楽しかったです。中にティールームもあり、売店も充実していました。自分への土産としてTシャツと好きな柄のタータンチェックのマグカップとテーブルマットを購入。

朝食抜きだったので、昨日から目を付けていたティールームでブランチすることに。 Closeというのは囲地とか境内とかいう意味だそうで、それがあちこちにあって、入り口は狭いんだけど、奥は広くなっています。 ティールームの建物の中。外でも食べられるらしいけど。このタータンチェックのテーブルクロスに緑色の椅子。たまりません。 キッシュを途中まで食べて、写真を撮っていなかったことを思い出した。それにしても、こっちのミルクティーはどうしてこんなに美味しいの?

再びRoyal Mileを下り、タータンチェック・グッズを買おうか買うまいか悩みつつもぐっとこらえ、チャーリーの奥さんが収集している黒のスコティッシュテリア(本場ですからね)の置物をいくつか買って、駅に向かう。

途中下車自由の高い切符なので、今の英語の先生に勧められたNewcastle-Upon-TyneやYorkに寄ってみようと思って早めに駅に行ったのだが、またまた遅延のアナウンスが・・・。カーディフでの悪夢が蘇ったので、進行方向向きの座席に座れたら、まっすぐロンドンに戻ろうと決めた。

何回か変更のアナウンスがあった後、どうやらここで待っていればロンドン行きが来るというのがわかり、入ってきた列車に乗る。超満員。こういう時は1人が便利で、何とか進行方向向きの窓際の席が空いているのを発見し、通路側に座っている女性に聞いたら、座席指定の紙切れがあるから、誰か来るかもしれないけど、それまでは座っていていいみたい、ということだったので、ちゃっかり座る。その2席には、Yorkからロンドンまで指定になっているので、Yorkで指定券を持っている人が乗ってこなければ、ずっと座っていられるわけだ。遅れている列車なので、その人が来る確率は低いと見た。(笑)

Yorkでは予想通り誰も乗って来なかったので、そのまま座ってロンドンまで。ちなみにNewcastle-Upon-Tyneの駅から見えた景色、とても綺麗でした。いつか下車してみたい。エディンバラは、もちろん、もう一度ゆっくり静かな時に過ごしてみたいです!

隣の人はアフリカの何とかいう国から遊びに来ている人で、まずスコットランドの何とかいう街の友達のところに泊まって、これからロンドンの友達の家に行くという話で、大荷物だ。次からは飛行機にすると言っていた。その人の携帯電話、自分の国で使っているものだということだったが、イングランド北部でも使えていた。なんて便利なの?!

その後、遅れが出ているなんて信じられないくらい平穏に列車は走り続け、ロンドンのKing's Cross駅に到着。列車を降り、ふと腕を見ると時計がない。途中で何度も時間を気にして見ていたから、無意識の内に外していたかもしれない。よくやってしまうので。私が愛用していた腕時計には方位磁石の機能が付いていた。これは、方向音痴の私には大変に便利なものだ。碁盤の目になっているアメリカなら、1ブロック歩いただけで、あ、方向反対だ、とわかるけれど、ヨーロッパはそうはいかない。東京の道もそうだが、真っ直ぐ走っている道なんてないんだから。割とわかりやすいと思われているOxford St.ですら、東西がわからなくなって、Bond Streetに向かって歩いているつもりが、Tottenham Court Roadに着いてしまった、なんていう私なのだ。Piccadilly Circusみたいに放射状に道が出ているところなんて、もうクラクラめまいがしてしまう。こっちで同じ型の時計を買うことも可能だろうが、保証とか英語の説明書とか面倒だ。仕方ない、帰国するまで我慢しよう。だが、この後、方位磁石を失った私は、本当に苦労するのだった・・・。時計がないのより磁石がない方が大変だった。


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