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Liejuの
ロンドン滞在記 -- 2000年夏 (11/11)
〜歩くのが好きな人のために〜


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8/14(月)

まず、バッキンガム宮殿のチケットを買って、午前中にMayfairを回るウォーキング・ツアーに参加して、午後にバッキンガム宮殿を見学しようと思っていたのだが、バッキンガム宮殿は、当日券は、一番早く入れる時間の切符しか売ってくれないのだった! 午後3時に来たいと言っても、それはダメと言われて、ウォーキング・ツアーは諦めて、10:15の回に入ることにした。45分ほど時間があったので、どこかで絵はがきでも買って、お茶を飲みながら書いて母親と従姉に出そうと思い、Victoria駅の方へ歩いて行くと、店が何軒か並んでいて、隣り合っているのに、宮殿から離れるにつれて絵はがきの値段が下がるので笑えた。絵はがきと切手を買い(イギリスはどこで買っても日本と同じで値段が変わらないから安心だ)、禁煙席のマークが見える店に入って、お茶を注文。たった80pだったのに、30分以上も3人掛けのテーブルを1人で占領して悪かったなあ。サンドイッチがおいしそうだったから、次に来ることがあったら、食べに行こうと思う。

10:10になったので、列に加わりに行って、整理しているおじちゃんに、中にトイレはありますか、と訊いたら、全部見終わって売店に行く前ならあるけど、宮殿の中にはないと言われて、焦って公園のトイレへ! 10:30までに入場すること、と言われたので、走った! 何とかギリギリで間に合って、大汗かきながら入って、係りの人達に「今日は暑いわよね」と言われて、「いや、トイレまで走って行ってきたから・・・」と3回も説明しなくてはいけなかった。だって、先週までの熱波は、土曜日で終わっていて、どちらかというと肌寒い日だったのだから。宮殿は、赤と金色という私好みの色が満喫できる美術館という感じでした。しかし、ガイドブックに書いてあるのと、どう見ても違う絵がかかっている上に、そのことを質問したら、何度も訊かれてうんざりしているんだろうけど、結構投げやりに説明されてがっかりした。ガイドブックは各国語1冊4ポンドなのだが、実物には説明が一切ないのでガイドブックに頼るしかないわけ。いくら皇太后の100歳の誕生日で忙しいからって、訂正をちょっと印刷して挟むくらいできるだろうっつーの! 4ポンドも余計に金取ってるんだからさあ。まあ、文句はこのくらいにしておいて(笑)、でも、全体的に、女性は不遜、男性はとても穏やかでユーモラスに話してくれましたので、質問するなら男性にしましょう。(笑・・・いや、結構マジ)

こういうテントみたいなのがチケット売場。 チケットを買った後で時間調節で入った店でお茶。
青い袋がチケット入れです。
そしてこれがトイレだ!(笑)
ずっと撮影禁止だったから、ここだけでも撮っとこうかな、と思って。


売店も大賑わい。私も税金の払い戻しが申請できるくらい(といっても50ポンド以上なんだけど)買ってしまったわけよ。バッキンガム宮殿の修復代に、一体、いくらお金を払ったことになるのだろう?!・・・宮殿内は色彩的には私の好みでしたよ。でも、正直言って、ホワイトハウス見学の方が感動した気がする。思い入れの違いかな。もしかしたら、“集金”という目的が露骨だからかもしれない。

夜はRoyal Albert Hallでずっと開かれている『BBC PROMS』というのに行ってみました。演目はラヴェルの「Mother Goose -- suite」、ワイルの「Concerto for Violin and Wind Instruments」、ストラヴィンスキーの「Petrushka(1947)」です。前の英語の先生に、催しそのものも評判良いけれど、このコンサート・ホール自体が見る価値ある、と言われたからです。Royal Albert Hallと言えば、エリック・クラプトンや(確か)ゲイリー・ムーアもコンサートを行なった会場。日本の相撲も巡業興行やってます。行ってみて納得。アリーナ席があって、スポーツ・イベントも出来るようになっているのでした。そして、日本ならアリーナ席が一番高い料金になりそうなものですが、ここではそこが立ち見席。寝ころんで聞いている人もいました。その席のチケット代もとっても安いそうです。このシリーズ(106回目だそう!)が行なわれている間、好きなプログラムを選んで何回も来る人も大勢いるんでしょうね。日本ももっと価格帯に差を付けて、お金持ちも貧乏人も音楽が楽しめるようにすればいいのにと思います。クラシックに限らず。

8/15(火)

Hampstead探索。せっかく1ヶ月近くも滞在し、犬の散歩で何回も来ていたのに、犬連れであるが故に、なかなか歩くことが出来なかった。最後に歩けるだけ歩いておこう。

National RailのHampstead Heath駅前。地下鉄のHampstead駅とは離れている。 駅前のパン屋さん。スコーンがとってもおいしかった。 駅の方からヒースに入る。すごく良い天気だ。 タンポポの綿毛のようなものが飛び交っていた。その発生源。ロンドンにいる間中私を悩ませたのはこれだったのだろうか?

チャーリー夫妻に良い所だよと勧められていたKenwood Houseを発見したら、何と、それが、『ノッティング・ヒルの恋人』の映画撮影のロケ現場のシーンで使われている場所だったのだ!! もっと早く知っていれば、もっとゆっくり来ることができたのに〜。(Kenwood House内は美術館風になっているのだが、ここでもくしゃみと鼻水が悪化した。本売場で思わず鼻水をすすり上げたら、横にいたおばさま方に振り返られた。<ホント、嫌われるんだよね、ずるずる音って。)

Parliament Hillからロンドン市内を見下ろす。 ハムステッド・ヒース内の公衆トイレ--意外と綺麗。 女性専用の水浴び場があった。日本人の目には水は汚く見える。 そうか〜、あれはKenwood Houseだったのか〜。広々としていて、すごく気持ちいい!

Kenwood Houseから歩いて帰ったので、思ったよりも遅くなり、犬の散歩と荷造りをしていたら遅くなって、『The Perfect Storm』の2時の回には間に合わず、5時の回に行くことにした。しかし、5時までは5ポンドだが、5時以降は7.50なのだ! アメリカなら、5時前に券を買えば割引値段にしてくれるのに、というか、そういうトリッキーな時間設定にはしないのに、こっちは、4時半に買っても7ポンド50なんだってさ。それだと、東京で女性サービスデーに行く方が安いから、やーめた。

これでロンドン滞在はおしまい。やっぱり英語学校に通えば良かったかもしれない。今の方が、大昔より、ずっと学べるものが多かっただろうに。来る前が慌ただしく、ビザの申請などが面倒だと思ってやめたのだが、せっかくのチャンスだったのに、もったいなかったような気もする・・・。でも、好き勝手に色々な場所に行けたから、それはそれで良かったかもしれないし・・・。うーん・・・。

8/16(水)

HampsteadからHeathrow Terminal 4までは、やっぱり1時間半かかったなあ。ところで、今までは、Piccadily LineとNorthern Lineの乗換は、Leicester Squareでしていたのだけれど、今回の滞在中に、King's Cross St. Pan Crassで乗り換えた方が階段を使わなくていい(エスカレーターが動いていれば、だけど)ことがわかった。それから、Terminal 4駅で降りてからも、エレベーターで出発ロビーに直行したので、今回の移動は結構楽だった。ここで生まれて初めて税金還付の申告書を提出する。バッキンガム宮殿の売店での買い物分だが、申告する物は見せなくてはいけないということを、その時に思い出した。これまで未体験の私は、買ったものの殆どをスーツケースに入れてしまっていたが、従姉への土産に買っていた皇太后生誕100年記念のプレートを機内持ち込みにしてあったので、係官に「買った物はありますか?」と訊かれた時、それをちらっと見せたら、OKだった。

さて、列車の遅れとLondon Eyeの中止以外は、特に大きなトラブルもなく過ぎたロンドン滞在でしたが、最後にもう1つ、アムステルダム行きの便のエンジンに鳥が巻き込まれたため、安全点検に時間がかかり、1時間ぐらい出発が遅れるという事件が発生しました! コンコルドの爆発があったから、エンジントラブルとか言うと、結構皆、びくっとするんだよね。で、カウンターでお客様相談係みたいなおじちゃんが一人一人の質問やら苦情やらに答えていたんだけど、聞いていて、色々な意味で面白かった。まず、補償を求める人達。本人が来るならまだしも、子供に訊きに来させる親もいるんだなあ。あの子が大人になって、また、嫌な人間になるんだなあ。補償を求めるような口調の人達へのおじちゃんの対応は、“警戒している!”というのが明らかな口調だったし、子供にはうまい言い方をしていたよ。さすがだ。そして、1時間弱経って、列もなくなったので、「東京便って1日1本しかないんだけど、もしも乗り継ぎに間に合わなかったら、どうなるのか、好奇心と不安から教えてもらいたいんですけど」と訊いたら、間に合う可能性は40%ぐらいとしか言えないけど、もしかしたら、ロンドンから別の会社の直行便に振り分けるかもしれないし・・・という風に話していたところ、丁度、飛行機の準備ができたので、これから搭乗手続きをします、というアナウンスが入り、皆で「ホッ!」。おじちゃんが一番ホッとしたよね。あんたが一番働いていたよ、(多分)エンジニア以外では。お疲れさま! 

てなワケで、アムステルダムに到着したら、もう大した時間もなく、すぐに搭乗口に行かなくてはいけなかった。さらに、ロンドンでのチェックイン時に、アムステルダムからの便も通路側の席を頼んだというのに、アムステルダムで確かめたら真ん中の席になっていた!!!・・・ということから、私の血圧を上げる事件がいくつか発生したのだが、それをここでつらつら書くのは大人げないので、やめておきましょう。でも、次からは、ヨーロッパに行く時は“Star Alliance”を利用することに決めました。空港のチェックインのところで働いている日本語ぺらぺらのおばさん(私より若いかもしれないが)の態度にものすごく頭に来たからです。KLMの客室乗務員さん達はエコノミーもとても感じがよくて好きだったので残念なんだけど。そのおばさんには、どこの係員の名前も控えておけ、ということも教えてもらいました。<皮肉。

さて、飛行機は偏西風に乗ってぐんぐん進む。映画は『エリン・ブロコビッチ』と『Supernova』という映画で、『Supernova』はイギリスのテレビで宣伝していて、宇宙物らしいし、見ることにした。しかし、小さな画面で見たせいもあるだろうし、機内上映用に多分ショッキングな場面がカットされているせいもあるだろうけど、1000円払って見る気はしないなあ、という感じでした。

8/17(木)

成田着

いつもはすごい湿気を感じる成田空港だけれど、今回は、ロンドンも湿っていたので、湿度はあまり感じなかった。到着も諸手続も早く済んだため、成田エクスプレスも空いていた。しかし、私が座ったボックスには、きっちり3人家族が配置されている。空いていたからその内の母子は隣のボックスに移ったけど、おっちゃん、靴脱いで、私の隣の席に足を投げ出す。靴、脱ぐなよ〜。臭くなかったから良かったけど、臭かったら、どうするんだよ〜。(笑) 椅子や机に足を投げ出すと楽なんだけど、日本人は靴を脱ぐよね。家やホテルの部屋以外では、雑誌とか紙とかを敷いて、その上に靴のままというのがいいと思うんですが、どうでしょうか? British Airwaysのビジネスクラスらしいタグの付いたヴァイオリンを持っているようなご家族だったけど、おっちゃん、ずっと、領収書の整理してたなあ・・・。という風に、一人旅の人間は、たとえ本を読んでいようとも、他の人達の言動を観察しているワケですから、お気を付け下さいね。(^_-)

ところで、鼻水ですが、ロンドンを離れた途端、ぴたりと止まってしまいました。一体、何故だったんだろう。日本に戻った翌日、耳鼻咽喉科へ行ってアレルギー検査をしてもらいましたが、結局原因はわからずじまいでした。一生分の鼻水が流れ出てしまったかもしれません。



最後に再び。

7月・8月の英国には、な〜んか騙された気がする〜!

(過剰なグローバル化は旅行先で異文化を体験するという楽しみを奪うと思う。)

おまけその1:その後、私は色々な人達から京成スカイライナーが全席“進行方向”向きで快適だという話を聞き、実際に利用してみて、虜になってしまった。3号車と7号車が喫煙車両になっていて、1&2号車と8号車から4号車にあるトイレに行くには煙の中を通らなくてはいけない。また、5号車にあるサービスコーナーというのも喫煙可だから、文句無しとは言えないのだが、通路は喫煙自由の成田エクスプレスよりはマシだ。
(11/22/01:非喫煙者に朗報です。2001年12月11日より、スカイライナーの客室整備と内装が全面リニューアル。禁煙車両の指定号車が両端の1号車と8号車に変更され、
デッキ、5号車のサービスコーナーも禁煙エリアとなるそうです!)

おまけその2東京に戻って電車に乗って思ったこと・・・。東京の車内案内は親切だ。アナウンスは日本語だけで、時々私にも聞き取れない場合があるけれど、新しい車両では、電光掲示板に必ず日本語と英語で駅前や乗り換え案内などが表示される。しかも、プラットフォームにある駅名は漢字、ひらがな、ローマ字の3種類表記だ。すごい、すごいよ! 私はものすごく感動してしまった。そして、ここまで親切にする必要があるのかなあとさえ思ってしまいました。


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==追記==
チャーリーの奥様は、2001年3月、以前飼っていた愛犬達の魂が待つ世界へと旅立たれました。
彼女の思い出はいつまでも私達の心の中で生き続けます。
『一日一日を大切に生きなきゃね』
亡くなる少し前に言っていた言葉です。