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ラスベガス〜ブエナパーク〜サンフランシスコ 1999

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旅行データ

  • 利用航空券 -- ノースウエスト航空を基本とした格安航空券 ¥95,740(成田とアメリカの空港使用料含む; 往路がラスベガス直行便のため、¥5,000アップでした)
  • 旅行代理店 -- JCBトラベル 海外旅行デスク Tel. 03-3295-4456。(カードで支払え、格安航空券でも前もって自宅に届けてくれるので便利; 保険部Tel. 0120-294-892)
  • ラスベガスの宿泊先 -- Luxor Hotel, 3900 Las Vegas Blvd South, Las Vegas, NV 89119-1000, U.S.A. / Fax: 702-262-4977 / Tel: 702-262-4000, 1-800-288-1000 / e-mail: luxorres@ccei.com / www.luxor.com。
  • ブエナパークの宿泊先 -- InnSuites Buena Park Resort, 7555 Beach Boulevard, Buena Park, CA 90620, U.S.A. / Fax: 714-523-2883 / Tel: 714-522-7360, 1-888-BUENA-4-U / e-mail: buenapark@innsuites.com(でも、このメールアドレスに出したメールには返事は来ませんでした。問い合わせに答えてくれたのは、RCINNSUITE@aol.comのKim Soardという人) / www.innsuites.com。
  • サンフランシスコの宿泊先 -- The Powell Hotel, 28 Cyril Magnin St., San Francisco, CA 94102 U.S.A. / Fax: 415-398-3654 / Tel: 415-398-3200。

  • 今回の旅で起こったことや考えたこと

    (我が儘で意地悪な自分の再認識記)

    このページに書いたことはすべて“参考用”です。私と同じ行動をして酷い目に遭ったとしても、一切責任は負いません。

    *準備〜出発*

    最近ラスベガス旅行のCMをテレビで目にすることが多い。JALとNWの直行便が日本から飛ぶようになったかららしい。いつも一人旅でギャンブラーじゃない私にはラスベガスは無縁の場所だ。初めてアメリカに行った時はサンフランシスコ〜ラスベガス〜ロサンゼルスという定番ルートのツアーだったのでラスベガスに一泊したが、記憶しているのはJOURNEYのコンサートをAladdinというホテルにあるホールで見たことと、あまりの暑さに熱中病みたいになってしまったことだけ。泊まったホテルがどこだったかも覚えていない。(いとこの話では、フラミンゴ・ヒルトンに泊まったと言っていたらしい。(笑))しかし、今回は、去年一緒にイタリアに行った友人との何年も前からの約束を果たすための旅行なので、彼女の希望であるナッツベリーファーム(それがブエナパークにある)へ行く以外に、一人では絶対に行かないであろうラスベガスにも行くことにした。

    ラスベガスは胡散臭い街である。ホテルの予約を入れると、すぐに1泊目の代金がクレジットカードにチャージされる。予約だけ入れて実際には宿泊しない冷やかしが多いのだろうか。ラスベガスで合流した別の友人などは、キャンセルした予約の分までチャージされてしまい、大変なことになったようだ。しかも予約した後、急速に円高が進み始めたため、カード会社からの明細を見て、すごく損をした気分になった。また、金・土の宿泊費が、笑ってしまうほど高くなる。2倍は当たり前、中には3倍ぐらいになっているところもあった。従って、金・土がラスベガスにならないように、スケジュールを決めなくてはいけなかった。ただし、ホテルの情報やショウやコンサートの情報は、www.lasvegas24hours.com(英語のみ)で詳しく提供されているし、ラスベガス観光局のファックス・サービス(ファックス付きの電話から03-5954-3989)で日本語でも情報を取り出すことができるので、便利ではある。観光が資源の街なのだ。

    今回、ホテルの予約をインターネットでしてみたのだが、結果的にそれは失敗だった。まず、Luxorの部屋は、ピラミッド型の建物の方はバスタブがないのに値段は高く、普通のタワーの方の部屋にはバスタブがあるらしいのだが、インターネットからの予約ではその指定ができなかった。それから、InnSuitesの方は、ネットでの予約を管理しているらしい会社に10%もの手数料を払うことになってしまった。『教訓その1:ホテルの予約は面倒でもファックスでしよう。』

    さて、色々あったけれど、とにかく飛行機もホテルも予約は完了し、旅行保険の証書も送られてきた。さあ、出発だ!

    格安航空券(最近はノースウエストのエコノミーも、ワールドバリュー・スーパー、ワールドバリューなど、エコノミー内でランク分けされている。私が買った券は超エコノミー)なので、座席の指定は当日のチェックイン時でないとできない。そこで、3時間前にはチェックインし、通路側の座席をリクエストする。殆どの席はワールドバリュー等々で既に予約されているため、選択の幅は狭い。しかし、何とか通路側の席が取れて、ホッ。途中や帰りの便も、やはり当日でないと座席はリクエストできないと言われる。昔はリコンファームの時に座席を決めてくれたものだが、最近はその必要もなくなったし・・・。超エコノミーは悲しいな。

    飛行機は2階席のないタイプで、あまり綺麗でもない。客室乗務員が、これまた、こっちが面倒見る必要があるんじゃないかと思うようなおばちゃん揃いだ。(実際、おばあちゃんと呼べそうな方もいた。)しかも、機長はこの日の飛行を最後に定年退職するとか。おいおい、大丈夫か!? パイロットの定年退職って一体何歳なんだ〜!?(笑) 音楽放送は雑音だらけ、映画の方も、1本目の『EDtv』の音声にずっと別の映画の音声が被っている。行きの便では寝る努力をするつもりだったのだが、舞台がサンフランシスコの映画だったので、思わず見てしまったのだが、ずっと聴いている内に、『エントラップメント』の音声が二重に入っているのだと判明。それがわかるくらいに大きな音なのだ。見ている画面は静かな場面なのに、格闘シーンやら爆発シーンやらの音が聞こえてくる。黙っていられない私は、トイレに行ったついでに、乗務員にその旨を伝えた。すると、座席のせいかもしれないから空いている席で試してみたらと言われたので、色々とやってみたがどこも同じだ。その内、「ビデオに不都合があったので、交換して、最初から流す」というアナウンスが入る。最初の数分ぐらい、乗務員がチェックしてろよな!と思うんだが、それは客室乗務員の苦労を知らない者のわがままというものだろうか。

    飛行自体はスムーズで、無事ラスベガス空港に到着し、定年退職の機長に拍手を送った。ゲートに到着するまでに空港内をグルグルと走り回る。窓から見える景色は、まるで東武ワールドスクエア状態。ピラミッドもニューヨークの摩天楼もエッフェル塔もある。しかし東武ワールドスクエアの縮尺率や精密さと比べたら、こっちはやけに大ざっぱだ。高いところに昇るのが好きな私が楽しみにしていたストラトスフィア・タワーは何だかやけに低く見える。・・・そして、飛行機を一歩出た途端・・・暑いぞ!

    *ラスベガス*

    ラスベガスでの入国審査は実に簡単だった。到着したのも日本からの便だけだったらしく、並んでいるのは殆ど日本人。部屋も広く、並んでいる間に書類のチェックをしに来たお姉さんは顔は白色人種だけどとても自然な日本語を話していたし、審査官もとても感じが良かった。ニューヨークとは大違いだ。(因みに、アメリカのビザが切れて初めて入国審査を受けたのがJFKだったが、緑色の出入国カードの裏の自分の書名をする部分にパスポートと同じサイン -- 日本語 -- をしたら、JFKの阿呆な審査官は、「英語で書け!」とカードを突き返し、私は万人の前で立たされ坊主のようになってしまったのだ。英語のサインだって読めやしないんだから、同じじゃないの。右側から書く字の国の人達はどうしてるんだろうか? 旅行代理店やガイドブックなどには「パスポートと同じサイン」をするようにと解説してあるが、日本語で署名してある人はそれは信じないように。そもそも、JFKの入国審査用の部屋自体、異常に狭く、難民の認定を受けているかのような気分になってしまう。JFKでの入国審査は出来るだけ避けたい私である。) 税関・検疫を通る時、珍しく、「植物や肉類は持っていないか?」と質問されただけで、あとはスムーズ。そして外に出てびっくり。え、これが国際線のターミナルなの?ってな感じである。はっきり言って、日本のマイナーな空港よりも地味である。平屋だし。(笑) Informationでシャトルバスの乗り場を訊き、そこへ向かう。タクシーも値段は同じぐらい、と言われたが、チップの計算が嫌いな私は、荷物を降ろしてもらった時に1ドル渡せばすむシャトルバスが好きだ。(笑)

    空港からホテルが沢山並んでいるザ・ストリップと呼ばれる一帯は近い。ラスベガスのホテルのチェックイン時間はどこも午後3時。私達が到着したのは午前11時前だったので、ひとまずベルデスクで荷物を預かってもらい、近所をウロウロしてみることにした。Luxorだけでなく、ここのホテルはとにかくでかいし、近くのホテル(多分、何らかの形で提携していると思われる)は、歩道橋みたいなものやモノレールでつながっているので、更にややこしい。方向音痴の私が色々な施設の位置関係を把握できたのは、チェックアウトする頃になってからだった。ラスベガスのホテルには館内案内図があるので、必ずそれをもらおう。宿泊客でなくてもくれる。私達が泊まったLuxorは、エジプトをテーマにしたホテル。ピラミッド型の建物と斜めに移動するエレベーターが売り物のようだが、こちらの建物の客室にはバスタブがない。それなのに値段は高い。ピラミッド・パワーなんか感じない私には納得できないシステムだった。部屋にある家具は一応エジプト風になっている。しかし、使い切らないとシャンプーや石鹸が補充されないなど、サービスはかなりせこいと感じた。

    食べ放題のビュッフェもラスベガスのホテルの売り物だろう。ホテルの格に従って料金も様々だ。ちなみに、こちらで合流した友人はCircus Circusに泊まっていたのだが、そこのビュッフェは安いものの、一度行けば充分、という内容だったそうだ。Luxorは値段としては中位で、朝食しか行かなかったが、そんなに悪くはなかった。ワンランク上といった感じの南隣のMandalay Bay(ここにはHouse Of Bluesもあった)では夕食のビュッフェを利用してみたが、ローストビーフや(私は大嫌いだが)蟹なんかもあって、かなり豪華だった。反対側の北隣のExcaliburは、アーサー王伝説がテーマになっていて、迷って行った(笑)正面入り口では、BLACKMORE'S NIGHTを思わせるグループがライヴで演奏をしていたりしてなかなか楽しかったが、ビュッフェの朝食はあまり良くなかった。

    日本から一緒の友人はジェットコースターに乗るのを楽しみにしていたので、三半規管が変な私は、現地で合流した友人に彼女を託して、一人でLuxorのプールでゴロゴロしていた。プールは4個あり、宿泊客なら誰でも使えるのだが、入り口でキーをチェックする訳でもなく、ばれなければ泊まり客でなくても利用できそうだ。(ちなみにMGM Grand Hotelのプールにはちゃんと改札があって、キーをチェックしていた。)真剣に泳ごうとしているのなんか私だけで、殆どの人達はプールサイドで日光浴(というよりは拷問に近い暑さだったが)か、水中で本を読んだり、恋人同士で戯れたりしている。近視の私が眼鏡代わりのゴーグルを着けて上半身のストレッチをしつつ水に入ろうとしていると(外との温度差が大きすぎて、水がやけに冷たく感じられ、一気には入れなかった!)、「泳ぐ気満々って感じね」なんて言われてしまった。(笑) でも平泳ぎが精一杯だった。しばらくグルグル回った後、プールサイドでなまっちろい部分をちょっと焼きたいと思ったのだが、全然焼けていない部分って、サンオイルを塗らないとちゃんとは焼けないらしい。結局なまっちろいままで終わってしまった。(涙) さて、ここのプールにはシャワールームも更衣室もない。部屋で水着を着た上に洋服を着て行き、プールサイドで脱いで、泳いだ後は天日干し(笑; しかも結構すぐ乾く。怖ろしや、ラスベガスの太陽光線!)をして水着を乾かし、そしてまたプールサイドで水着の上に洋服を着て部屋に戻り、部屋でシャワーを浴びるのである。まあ、汚いと言えば汚いよなあ。東京のカルキ臭いプールに慣れている者にはちょっと辛い。着替えも、初日は何となく抵抗があったのでトイレで服を脱いでしまったが、2日目はもう平気。私よりデブった人達がゴロゴロ寝てるし、入れ墨をした人間もハード・ロックのコンサート会場より多かったかもしれないなあ。日本ではまずお目にかかれない光景だ。

    ジェットコースターが好きな方のために、友人の話を書いておこう。ラスベガスのホテル街にはジェットコースターが5つあるのだが、一番すごいのはNew York New Yorkのものだそうだ。友人達は、最初にそれに乗ってしまったため、その後の数時間、気分が悪くて、何にも乗る気がしなかったそうだ。夜になってからStratosphere Towerの周りを走るジェットコースターに乗っていたが、それは、高いタワーの周りを回転するので遠心力が働いて怖いのは怖いけれど、激しさはNew York New Yorkには敵わないらしい。彼女はユニヴァーサル・スタジオでもナッツベリーファームでも色々なライドに乗っていたが、どれも刺激が足りなかったそうだ。刺激をずっと味わっていたい人は、New York New Yorkは最後にするのが良さそうである。

    ラスベガスでの食事はホテルのビュッフェが中心だったけれど、珍しく、結構良いレストランでも食事をした。これも一人旅ではあまりやらないことだ。まず、到着した日、こっちで合流した友人(ヨーロッパ在住で仕事で来ていた)と一緒に、Fremont Streetのアーケードへ。彼女がこっちに来てからちゃんとした食事をしていないというので、アーケード内のGolden Nuggetというホテルの中のチャイニーズ・レストラン(Lillie Langry's)へ行った。結構ちゃんとしたところに見えたので、入り口でジーンズとサンダル姿の私が「ドレスコードはありますか?」と訊いたら、「大丈夫ですよ」と言われたのでホッと一安心。2人分のコースに単品を追加という形でオーダーして、チップも入れて一人分20ドルでたっぷり食べられた。味も妙に甘いアメリカ式ではなかったので、美味しかったし、雰囲気もとても良かった。

    Stratosphere Towerの106階にある回転レストラン(Top Of The World)には絶対に行きたいと思っていたので、翌日はそこに予約を入れた。ガイドブックには一人20〜30ドルぐらいの予算と書いてあったのだが、実際には一人40〜50ドルになってしまった。雰囲気はとても良かったのだが、ちょっと高すぎたかな。値段だけでなく、高所恐怖症の人は落ち着いて食べられないだろう。(私は高いところが大好きなので、どこへ行っても、取り敢えず、一番高い展望台には行くことにしている。)

    今ラスベガスで一番有名なのは、Fremont Streetのアーケードの電飾ショウではないだろうか。私達が到着した時、タイミング良く、午後7時半からのショウが始まった。動物達のバンドが楽しい音楽を演奏しながら列車に乗って移動したりする映像で、何だか迫力がない。あれ〜、聞いていた話と違うなあ。ジェット機が端から端まで飛んだりするのが見たかったのになあ、と思いつつ、食事をしに行ったのだが、食事を終えて外に出た時、またまたタイミング良く、午後10時の回が始まった。それが、私が話を聞き、楽しみにしていた映像だったのだ。ジェット機や宇宙船が飛び交ったり、海の中で怪物みたいな魚が迫力のある動きを見せたり、人魚が出てきたりと、とても見応えがあったし、音楽も素晴らしかった。終わった時には思わず拍手。なるほど、7時半の回はお子様向けで、夜遅くなると大人向けになるのだな、と気付いた。遅くなってもバスを待ってホテル街に戻る人が結構大勢いるので、是非、遅い時間のショウを見てもらいたい。(私は午後11時35分から始まるCBSテレビの『Late Show with David Letterman』を見なくてはいけないので、それに間に合うように帰ったのだが、バスは混雑していた。)

    さて、アメリカでは映画料金が安い。PG-13(基本用語集を参照して下さい)のロマンティック・コメディや宇宙物など、得意分野の話なら字幕なしでも何とかわかるようになったのも、ひとえに映画を安く見たい!という貧乏人の執念の賜物である。現地で合流した友人が帰国したラスベガスの3日目、日本から一緒の友人は朝早くからグランドキャニオン観光ツアーに出掛け、私は約9時間の自由を手にしたので、午前中はプールへ行き、午後は映画を見に行くことにした。しかし、9月第1月曜日のレイバーデイまでが本格的な夏休みのアメリカでは、9月中旬の今は丁度上映作品が入れ替わる時期で、大作はニューヨークやロサンゼルスやサンフランシスコでまず公開して、といった感じだし、前から上映されている評判の作品がホラー物、サイコ・サスペンス物が多く、観たいものがあまりない。それで、サンフランシスコの地元新聞の映画評で評価の高かった、『BOWFINGER』という、スティーヴ・マーティンとエディ・マーフィーが出ているコメディを観ることにした。新聞の映画欄によると、映画館の場所はMGM Grandの隣らしいのだが、MGM Grandというのがばかでかいホテルで、「隣ってどの部分の隣やねん!?」という状態だ。書かれた電話番号にかけてみても、テープで案内が流れるだけ。しかも、何かを伝えようとしている話し方とは思えない超早口。(ちなみに、ニュースキャスターの話す速度も年々上がっているように思える。)何となく方向はわかったんだけど、そこへの行き方がわからない。仕方なく、MGMのカジノ内を散々迷って歩いた挙げ句、外への出口もわからなくなり(涙)、セキュリティのお兄さんに道を聞いて(と言っても、道じゃないんだけどさ)、何とか外に脱出して、映画館が入っているらしきビルに辿り着いた。はあ〜、やれやれ・・・。(映画については、日本で公開されるかもしれない(可能性はとても低そうだけど・・・)ので、詳しい話は控えます。)

    ラスベガスに来たら、やはりショウの1つは観なくてはいけないだろう。MGM Grandでやっている『EFX』が観たいと思ったのだが、主役がデヴィッド・キャシディ(ひえ〜、懐かし〜)からトミー・チューン(この人が主演のミュージカルは前に観たことがある。ジョージ・チャキリスみたいな人だった)に替わっていたので、値段も高いし、断念した。それで、結局、夜観たいテレビもあるし(もちろん、『Late Show with David Letterman』だ!)、$10割引のクーポンを使って、Luxorでやっている『Imagine』を観ることにした。しかし、ボックスオフィスのお姉さん、割引しない値段を請求してくる。そういうことだから、アメリカでお金を払う時は特に気を付けよう、と言わざるを得なくなるのだよ。『Imagine』は、時代や次元を超えて旅をする引田天功(という字でしたっけ?)ショウ(を観たことはないけれど、多分)という感じで、始まった時は、ブロードウェイのミュージカルの方が迫力があってダンスもうまいぞ〜と思ったけれど、観ている内に、結構引き込まれてしまった。たまにはこういうものを観るのも良いかもしれない。群舞の中に可愛い男の子を見つけたので、余計楽しめた。(笑)

    そんなこんなで、結構一人の時間を持つことができたし、暑さと方向音痴に苦しんだものの、ラスベガスは遊びに来るにはとても楽しい場所だな、と感じた。車がなくてもバスを使えば移動は簡単だし(ただし本数は少ないし、満員だと乗せてくれない)、賑やかな範囲がそれほど広くないので、便利だ。でも、私は多分、特別な理由がない限り、ここにはもう来ないだろう。何故なら、この街では本屋とレコード屋を見かけなかったから。そして、映画館では映画が終わり切らない内に騒音を立ててゴミ掃除に来たから。娯楽レベルは高いが、ここの文化レベルは低いと思う。それに、喫煙者天国だ・・・。やっぱり“おやじ”の街なんだ、ここは。

    さて、次は、今回の旅で一番重要な場所、ブエナパークだ!

    *ブエナパーク*

    ラスベガスのマッカラン空港を離陸したアメリカウエスト機は、ひたすら雲の中を飛ぶ。気流の状態が悪いので飲み物サービスも一切なし。客室乗務員も座ってシートベルトをしたままだ。ガタガタと揺れながら到着したロサンゼルス空港の天候は曇り。気温は、え、摂氏20度だって? この時期の平均なんだろうか、それとも、“小型異常気象を呼ぶ女”(私のことです。いつも熱波や大雪に遭うけれど、飛行機が飛ばないほどではない。)のパワーだろうか・・・。空もどんより曇っている。ロサンゼルス空港で青空を見ないなんて、生まれて初めてのような気がする。

    ブエナパークは、ロサンゼルス空港から行くと、ディズニーランドのあるアナハイムから車で10分ほど戻った場所にある。空港から出るエアポートバスは、一度アナハイムのターミナルに行き、そこから各ホテルや地域に向かうバスやバンに乗り換えることになる。(片道$14、往復で$22。)

    予約していたInnSuites Buena Parkは、アナハイムに行く途中、フリーウェイから見えていた。実際に行ってみると、ナッツベリーファームからは少し離れている。私なら徒歩の距離だが、歩くのが好きではない友人にはかなり遠く感じられるらしい。それに、明るくても暗くても人通りがあまりなさそうだから(そもそも、徒歩で移動する人が殆どいないような地域なのだ)、閉園時間の午後10時過ぎに大荷物を抱えて歩いて帰るのはちょっと怖いかもしれない。

    そこでチェックインの時にナッツベリーファームへのシャトルバスについて質問をすると、そんなサービスはやっていないと言う。それで、サービスがあることが書かれたメールのコピー(よく持って来ていたものだと我ながら感心した)を見せると、トラベル・デスクの人間と話せと言われた。

    この時期、ナッツベリーファームは、平日は午後6時までしか開いておらず、土日は午後10時まで、ということだったので、翌金曜日はユニヴァーサル・スタジオに行くことにしていた。そっちの方は、インターネットで問い合わせた通りの値段($64。参考までに、入場チケット代は$39です。Airport Busの送迎なら$18だったので、ちょっと失敗。)で送り迎えとチケット付きのツアーがあるというので、申し込む。そして、ナッツベリーファームへの送迎について質問すると、今日はわからないので、明日、デスクに来るニューマンという男と交渉してくれ、と言われた。仕方がないので、明日まで待つことにして、部屋に行く。

    部屋は広くはないけれど、冷蔵庫も電子レンジもヘアドライアーもケーブルTVも入っていて、悪くない。フリーウェイが近いし、部屋のすぐ外が駐車場なので、車の音はうるさかったが、耳栓をしていれば、眠れないほどではなかった。外に食べに行く元気はなかったので、またまたチャイニーズの出前を取ることにした。どこに行っても中華はある。ありがたいことだ。(笑) 

    翌金曜日、ユニヴァーサル・スタジオに向かう前に、ニューマンとかいう男を捕まえようとするのだが、いない。フロントの人に訊くと、まだ来ていない、と言うので、その人に例のメールのコピーを渡し、こちらの要求を伝え、ニューマンの言うことをメモして残しておいて欲しいと頼んでユニヴァーサル・スタジオへ出発した。

    ユニヴァーサル・スタジオでの私の目的はひたすら『T2』。乗り物酔いが酷いから、ライド系には一切興味がないのだ。T2もディズニーランドのスターツアーズみたいだったらどうしようとちょっと心配だったのだが、振動はそんなになかった。そして、まさか見えると思わなかったエドワード・ファーロング君(若き日のジョン・コナー役ね)の大アップが3Dでたっぷり拝めて(あ、もちろんシュワちゃんもね)、大満足! 3D映像は、最初は大したことないと思って見ていたけれど、最後の方はかなり迫力があって、怖いくらいだった。爆発の音や椅子のガタッという動きに、後ろの席の幼児が泣き出した。その気持ち、わかるよ。(笑)・・・ということで、T2は絶対にお見逃しなく! それから、ジュラシック・パーク・ライドを楽しみにしている人も多いと思うけれど、全身と荷物がすっぽり覆える何か(レインコートやポンチョ)を持って行くといい。ポンチョは入り口で75cで貸し出していた。戻ってくる友達を待っていると、白人系はずぶぬれになっても大喜びしているのに、アジア人はむっつりした顔で戻ってくる。面白い。友人も、バッグが濡れてしまったとブツブツ文句を言っていた。(笑)

    さて、色々あってホテルに戻ったのが午後8時半ぐらい。朝とは違うフロントの人に、メモが残っているはずだけど、と言うと、朝取ったEメールのコピーを持ってきた。見ると何も書いていない。おいおい、おばちゃん、話がつかなかったのなら、「つかなかった」ぐらい書いておいてくれよ。仕方がないので、前夜と同じトラベル・デスクのお兄ちゃんにもう一度交渉。そのお兄ちゃんは、私のしつこさにうんざりしたのか、「じゃあ、朝の10時にはここを出発できるように手配しておくから」と約束してくれた。しかし、ここではそれで安心してはいけないのだ。『教訓その2:アメリカのホテルに赤川一平はいない。』(笑;それにここはホテルじゃなくてモーテルだしさ・・)

    さて、翌土曜日。いよいよ、友人にとっての今回の旅のハイライト、ナッツベリーファームへ行く。相変わらず送迎サービスについてはすっきりしていないのだが、こうなったら意地でも送迎させてやる!という気分だ。とにかくニューマンを捕まえるべく、トラベル・デスクへ。いたよ、ニューマン。遅番のお兄ちゃんと違って、いかにも胡散臭そうなおやじだ。「あなたがニューマンさんですか?」「そうだよ。」「ナッツベリーファームの送迎のことだけど」と言い始めると、「そういうサービスはやってないんだよ。送迎するのはディズニーランドだけなんだよ」と相変わらずのお言葉。「でもね、この人はこういう風に言ってるんだよ」と例のメールのコピーを見せると、「こんな人間には会ったことがない。こんなヤツはこのホテルでは働いていない。このホテルはチェーンじゃないんだ。独立したホテルなんだ。俺はディズニーランドの送迎のために雇われてるんだ。昨日お前が話した男は俺が雇っているだけで送迎を約束する権限はないんだ・・・」と、お前は腐った女か、と言いたくなるような(性差別的表現であることは重々存じておりますが、女の私が使うんだからいいよね?)愚痴が続く。「そんなことは知っちゃいないね。チェーンじゃないんだったら、何でここのことがこのパンフレットに出てるのよ。何でこのホームページにここのことも出てるのよ。そういうことはそっちの問題であって、私には関係ないもんね」と、アメリカ人が大好きな台詞を使ってみる。なるほど、これはかなりの効果があった。東洋人だから、どうせすぐに諦めるだろうとでも思っていだんだろうな、ニューマン。そうは問屋が卸さないんだよ。こっちは、メールのコピーと昨日の兄ちゃんの約束の言葉を振りかざし、「10時には出発だよね」としつこく迫る。するとニューマン、時計を見て、「わかったよ。とにかく10時には車が来るから待ってろ」と言った。何だ、ちゃんと手配してるんじゃないか。だったら先にそう言えよ。その後、10時を過ぎても誰も来ないから、「もう10時だけど」と言うと、「まだ少ししか過ぎてないじゃないか。この辺はずっと道路工事をしているから渋滞するんだよ。どこの世界に時間通りに来るヤツがいるんだ」と言い出したもんだから、思わず、「あんた、それは間違ってるよ。日本じゃねえ、時間厳守が基本なんだよ。他の国のことは知らないけど、日本人と商売したいんだったら、それは覚えておいた方がいいよ!」と説教する。するとニューマン、ちょっと待ってろ、と言い残し、外に消えた。??と思っていると、何のことはない、ニューマン本人がバンを運転して来たじゃないか。運転してきた、というより、その辺に停めてあったバンを移動しただけ。何が渋滞だ。もったいぶるんじゃないよ、ニューマン。車が来るって、それ、あんたが運転する車のことだったのね。(笑) さて、ニューマン、約5分のドライブの間も、ひたすら文句を言い続ける。でも、私に具体的に何かを言うわけではないんだよな。金を請求するワケでもないし。ひたすら自分の立場と労働条件についてブツブツ言い続けるのだ。私もかなり文句を言う方だが、あんたには敵わないよ、ニューマン。うんざりした私は、友達に「絶対に“Thank you.”って言うんじゃないよ」と言い渡し、こんなに文句を言わなきゃ、チップをあげようかとも思っていたけれど、もう絶対にやらないもんね!と決意する。そして、「帰りは夜の8時半に迎えに来てちょうだいよ」と念を押す。もちろん名刺をもらっておくのも忘れない。ああ、真面目にOLをやっていて良かった・・・。働いたことがなかったら、こんな時、どうしたらいいかもわからなかっただろうなあ。あ、でも、働いたことがない人は個人旅行なんかしないか。

    平日はかなりガラガラのナッツベリーファームらしいが、土曜日はさすがに賑わっており、入場券売場もちょっと列ができていた。(入場料は$36のところをJCBカードで$5割引。ホテルでも割引券がもらえる。)遊園地なんだから、こうでなくっちゃね。ここでも私はひたすら荷物番。でも、無理して気分悪くなるより、ボーっと座って人間観察している方がずっと楽しい。ユニヴァーサル・スタジオとは違って、ここには外国人はあまり来ていないから、アメリカ人の家族を観察するのにはもってこいだ。友人は、スヌーピーだらけのキャンプスヌーピーでスヌーピーの着ぐるみと抱き合って写真を撮り、木製のジェットコースターに乗り、すっかり舞い上がっている。遅い昼食の後、午後7時に再入園口に集合する約束をして、友人とは別行動。私はホテルに戻ってテレビを観たりInnSuitesの本部に今回の送迎の件を報告するメールを送ったりして過ごし、友人は昼前にたまたま知り合った日本人の女の子と一緒に激しい乗り物に乗った後、その子と別れてからはスヌーピーグッズを買い漁っていたようだ。Mrs. Knottのレストランで有名な鳥料理を食べ、ファーム製のジャムのお土産を買った後、迎えのバンを待つことにした。ニューマンがちゃんと約束を果たすかどうか、まだ半分疑いながら・・・。でも、迎えはちゃんと来た。しかも運転しているのはニューマンじゃない。ああ、あいつの愚痴を聞かずにすんで良かった。もちろん、用心深い私は、バンの横に書かれた会社名を確認するのを忘れない。いや〜、まったく疲れました。(実際、今回の交渉では、過去仮定法を使わなければいけない場面が多く、これが非常に苦手な私は精神的にかなりのエネルギーを使っていたのだった・・・。自分だけの問題だったら、こんなには頑張らなかっただろうな。そして、私は添乗員にはなれないな、と痛感した。)

    さて、旅の目的を達成したはずの友人だが、買わなかったグッズが夢に出てきたらしく、翌朝、もう一度ファームに行きたいと言う。多分そう言い出すと思っていたから、散歩がてら、ブラブラと出掛ける。ここなら次は1人でも来ることができそうだ、などと言っているから、今度は空のスーツケースを持ってくることだね、とからかうと、結構マジで考えているようだ。怖い。(笑) まあ、後は好きにやってもらおう。次は私の目的地、サンフランシスコだ。便はアラスカ航空の午後8時過ぎの便。ホテルのチェックアウトをしてからかなりの時間があるので、まず空港に行って荷物を預けてから、まだ未体験のメトロに乗ってみることにした。

    ガイドブックによると、ロサンゼルス空港から無料のシャトルバスがメトロのグリーンラインのAviationという駅まで出ているというので、まず、シャトルバスを待つことにした。しかし、空港内はすごい渋滞で、バスはなかなか来ない。ターミナル2で20分ぐらい待って、やっと来たバスに乗り込み、ターミナル3から7まで回った後は一気に駅まで走ったので、全部で30分ぐらいかかっただろうか。駅は高架で周りには何もない。砂漠の中に線路と駅だけがある。次にチケットを買う。グリーンラインからブルーラインに乗り換えてダウンタウンの方まで行ってみようというのが当初の計画だったので、これが乗り換えチケットになるのか、それとも乗り換えなしチケットになるのか、しばし悩む。その内、隣の自販機と格闘していたお兄ちゃんが、「こっちの機械、全然お札を飲み込んでくれないから、そっちを使ってもいいかな?」と訊いてきたので、ついでに、ライン間の乗り換えはどっち?と質問してみたら、バスに乗り換えないんだったら、乗り換えなしだよ、と教えてくれた。良かった、親切な人で。この自販機はちゃんとお釣りを出してくれたが、5ドル札を入れたら、お釣りが全部25セント硬貨(クォーターってヤツ)で出てきたので、両替機にはなるかもしれないけれど、もう出国、という人は注意しよう。かなり待って、やっと電車が来た。車内は割と狭い。ふと見ると、日本車輌なんて書いてある。そう言えば、日本の会社に落札させるなんて許せないとか何とかで揉めていたな、と思い出した。ボストンの地下鉄でも近鉄の車輌が走っていたし、日本製品はこんなところでも活躍しているのだった。さてさて、グリーンラインからブルーラインに乗り換える駅、Imperial/Wilmingtonに到着したのだが、これがまた、乗換駅とは思えない、寂しい駅だ。高いところにポツーンとホームがあるだけ。下には2本ぐらい線路が走っているので、どちらかがブルーラインなのだろう。しかし、この時点で予想以上に時間が経過していたので、トイレを借りるために近くのデニーズに入り、お茶を飲んだらもう空港に戻ることにした。駅にはトレイもないし改札もない。従って、切符を買わなくても検札にひっかからなければタダで乗り放題なわけだ。デニーズでこってりしたキーライムパイを食べ(笑)、正直に切符を買って逆向きの電車を待つ。そうそう、ホームはものすごく高いので、エスカレーターかエレベーターを利用しよう。頑張って階段を上がってみたが苦しかった。電車はやっぱりなかなか来ない。早めに戻ることにして正解だったな。Aviation駅に到着すると、下にはもう空港シャトルバスが待っていたので、今度はスムーズに移動でき、すんなりとターミナル2に戻れた。シャトルバスはターミナル1、2・・・という順番で停車するので、それも計算に入れておこう。また空港の案内板にはなかったけれど、Aviation駅行きのバスにはGという大きなサインが出ていた。メトロは、今回は時間がなくて地下を走る部分まで行けなかったけれど、次回は是非、『スピード』で飛び出した辺りにも行ってみたいものだ。早く全線開通させて欲しい。

    さて、空港に戻ったのが6時半。友人はかなり心配性なので、私も普段よりもゆとりを持った行動をしている。(笑) アラスカ航空の出発ゲートまで行き、ロビーで席を確保した後、順番にトイレに行ったり買い物をしたりしつつ、搭乗の案内を待つ。案内のスクリーンは“定刻通り”となっているので、ゲートのすぐ前の案内スクリーンの側に席を移動した。しかし、案内は一向にない。しかもロビーでのアナウンス、何だか声がよく聞き取れない。やはり案内スクリーンの近くで待機している方が安心だ。画面を見ると、出発時刻が変更されている。こういう時は仕方がない。私達が乗る便はサンフランシスコに寄った後シアトルまで行くことになっている。ロサンゼルスも中継地の1つなのかもしれない。かなり時間が経過し、その内、はっきりしたアナウンスはないまま、搭乗が始まった気配だったので私達も列に加わる。電車じゃないんだからさあ、もうちょっと何とか言ってほしいんだけどな。そう言えば、チェックインした時も、お決まりの保安用の質問(『基本用語集』のチェックインの項を参照して下さい)がなかった。アラスカ航空を利用する人達って、気楽に飛行機に乗る人達ばかりなのかなあ。一応カナダにも飛んでるんだけどね。

    結局1時間遅れて出発した飛行機は、真っ暗な太平洋上だか海岸線上だかを飛んで、やっと我が心の故郷・サンフランシスコの上空に到着して高度を下げ始めた。しかし、空港に到着した私達を、ある事件が待っていたのだった・・・。

    *サンフランシスコ*

    預けた荷物が出てくるのを待つ間に親に無事付いた旨の電話を入れて戻ると、友人が既に私の鞄を引き上げてくれていた。しかし、当の本人のスーツケースが回ってこない。ふと見ると、団体旅行客の荷物が積み上げられている大型のカートに、友人のスーツケースによく似たものが混じっているではないか。それにスヌーピー・グッズの1つであるネームタグが付いているのを発見した友人がクレームを付けて、一見落着したかに思えた。が、本当の問題はそこで発覚したのである。スーツケースに巻いてあったベルト(もちろんスヌーピーの模様入り)がない!と言うのだ。仕方がないので、アラスカ航空の事務所に行く。多少芝居がかった説明をし、絶対に探して欲しいと頼んではみたものの、ベルトは保証の対象外なので、航空会社側には責任はないとの話だった。まあ、確かにその通りだ。ベルトには鍵が付いている訳ではないのだから。ちなみに、ネームタグやスーツケースを引っ張るための紐なども保証の対象外ということなので、注意してもらいたい。友人の方は納得できない様子だが、冊子にもはっきりと保証対象外物品の1つとして書いてあるのだから仕方がない。スーツケースが見つかっただけでも感謝しなくてはとなだめ、アラスカ航空の係員に、私の連絡先を伝え、何かわかったら知らせてほしいと頼んで、ホテルに向かうことにした。連絡はまず来ないだろうけれど、そうでも言っておかないと友人はこの場を動きそうになかったのだ。そんなに大事なものは、やっぱり無防備に預けちゃダメだね。そうそう、この係員はアジア系の顔をしていたのだが、何と、横浜に住んでいたことがあるそうだ。私が外に出ている間に、その係員が友人にそう言ったと聞いた時から、やばい!と思っていた。だって、日本語で、「すごく悲しそうな顔をしていろ」とか、聞かれたくない相談をしていたんだから。(笑) 彼が「日本に住んでいたことがあるんだ」と言うので、「そうなんだってね。日本語話せるの?」と訊いたら、「まあね」だって。ひえ〜!! アジア顔に限らず、最近は日本語を勉強している非日本人もかなり増えている。気を付けよう!(笑)

    そんなこんなで、空港からダウンタウンに向かうバスに乗ったのは午後11時近くだった。

    それにしても、やはりサンフランシスコは美しい。特に、球場(旧称キャンドルスティック・パークで、今はスリーコム・パークとかいうらしい)を右に見て、山を抜けてからは、民家の光が黒い布の上に散りばめられた宝石のように見えるし、その内、ダウンタウンの夜景がぱあっと開けてきて、思わず溜息が出た。本当に私はサンフランシスコに恋をしているのだ。真珠のネックレスにルビーを挟んだようなベイブリッジもやっぱり美しい。観光客はまず、ゴールデンゲート・ブリッジはどこ?と考えるらしく、友人も、やはりその質問をしてきたが、ゴールデンゲート・ブリッジは電飾がないので、夜は別に見えないのだ。(航海をする人にはちゃんと見えている何かがあるのだろうけれど。)赤い橋なので、昼間見る方が良いのである。ベイブリッジは、昼間見ると機械的な灰色の橋で、色気はない。しかし、ロボットとか機械とかが大好きな私には昼間のベイブリッジも充分魅力的だし、高層ビル越しに見える姿は近未来的ですらある。お勧めは、California Streetを走るケーブルカーの中から見えるショットだ。下り始めたら進行方向の方をずっと見ているといい。夜はキラキラして綺麗だし、昼は無機質なシャープさがある。サンフランシスコについて書いていると切りがないので、別にページを設けることにしよう。今回は、友人がおもちゃ屋さんにいる間にビデオやCDを買いに行き、友人が免税店で買い物をしている間に本屋に行き、という行動パターンだったので落ち着かなかったが、素敵なマフラーも見つけたし(この時期にマフラーを買おうという気持ちになるのもサンフランシスコならではだ)、あらゆる交通手段を駆使したので市営交通の1日パスも元を取ったし(笑)、まあ、賢く動けたのではないだろうか。

    *帰国*

    しかし、丸一日だけのサンフランシスコはやっぱり短かった。今度は1人でゆっくり来て、映画やコンサートに行きまくるぞ!と思ったが、でも、振り返ってみれば、こんなに“遊んだ”のは久しぶりだった。

    ところで、昨年、LAから帰国した際、出発ロビーに行く時のセキュリティ・チェックでコンピューターを起動させられて大変な思いをしたので、今回もちょっと心配だったが、ラスベガスからLAに行く時はデイパックに入れたままで問題なかった。LAXで時間つぶしのためにトムブラッドレー・ターミナルでゲートに入ろうとした時は、コンピューター本体を取り出して棒みたいなヤツでチェックさせられたのでちょっと面倒だったので、サンフランシスコへ行く便が出るゲートに行く時は本体を取り出してベルトに乗せてみたが、全く問題なしだった。サンフランシスコ空港で国際線出発ゲートに行く時も、本体を取り出してベルトに乗せたので、何も言われなかった。結局、ターミナル、機械、人によって(また、テロ事件が起きた直後といった時期にもよって)、基準は異なるようなので、セキュリティ・チェックを通る時は本体だけ取り出してベルトに乗せるのが一番簡単だと思う。

    さて、帰りの便は結構空いていて、殆どの列が1人置き、2人置きの状態だった。行きの便とは違い、飛行機も大きくて新しく、映画の音声も、英語は問題なかった。1本目の映画の間に1時間ぐらい寝たが、その後はずっと起きたまま。飛行機の中でずっと寝ていられる人がうらやましい。とにかく、大きく揺れることもなく、無事に成田に到着した。成田はやはり雨だ。成田に到着してさわやかな晴れだったことはあまりない。だからどこに行くにも折り畳み傘は必要である。これも“小型異常気象を呼ぶ女”のパワーなのか? 雨と休日前のため、新宿に向かうリムジンバスは幕張を過ぎた辺りからノロノロと進む。しかし、リムジンバスは、知らない人に寝顔を前からずっと見られる心配がないから楽だ。成田エキスプレスは何故4人が向かい合って座る席しかないるのだろう。JRは、日本人を子供扱いしていないか? それから、乗り物酔いしやすい人間が逆向きに進むのに弱いのを知らないのだろうか?・・・やっぱり文句が多い私。ニューマンのこと、言えないか。(笑)

    そして自分の家に戻った私は思う。やっぱり独りでいる方が気楽だ、と。ちょっと良いレストランに行ったりする時は友達と一緒の方が心強いけれど、寝る時はやっぱり独りがいいし、テレビも好きなだけ見たい。だから、次に誰かと一緒に旅行をする時は、部屋は別、というのを条件にしよう。この性格は、もう、死ぬまで直らないだろう。まさかの新婚旅行でもそうだったりしてね。(笑)

    しつこいようですが、このページに書いたことはすべて“参考用”です。私と同じ行動をして酷い目に遭ったとしても、一切責任は負いません。