これは,1992年1月にアメリカのFM番組で放送された,インタビューです。

以下・・・DJ:DJ,S:スティーヴ・ブレイズ,R:ロン・テイラー


DJ こちらはボーカリストのロンとバンドの設立者と行ってもいいギタリストのスティービーです。彼らは最近MCAからリリースされた2枚のアルバムのコンピレーションを出しました。新しいアルバムの名前は ポエティック・ジャスティスです。ニューオリーンズ出身のリリアンアクス、ようこそメタルショップへ!

S 嬉しいな、久しぶりだね

DJ 本当だね。先日昔の写真を見てたんだけど、昔ラジオ曲があったフェニックスのゼブラで。。。

S (恐らく昔の写真に写っている人を見ながら)本当は、彼とディナーの約束があったのに、その時電話するの忘れちゃって。。。(別の人を指して?)彼女も来るって言ってたのに。。。

DJ ここに嘘吐きがいるぞ〜(笑)

S ごめんね!(訳者註:スティーブは、ホントーに忘れっぽい人です)

DJ いや、いいんだよ!(笑)新しいアルバムおめでとうございます。

S ありがとう。実はここに来た時にはずっとレコード会社と交渉していたんだけど、ようやく2,3日後にアルバムが出ることになったんだ。火曜日に。。。

DJ 今はプロモーションのツアーをやってるの?

R そうだよ。3日前から。でも、1ヶ月ぐらいやってるような気がするなあ。

S これから1ヶ月ぐらいプロもやって、その後日本に一週間行くことになると思う。ツアーは3月から始まる。まだ具体的にどうなるかははっきりしないけど、今のところそういう段取りになってる。

DJ そうか。。。ここにも又来てくれるといいなあ。

S そうだね。その後西海岸に移って、NYの当たりでプレイすることになると思う。

DJ 新しいアルバムは、前のアルバムと同じ人たちと仕事したの?

S ううん、僕たちが契約を失ってから、ずいぶんと変わったよ。メンバーが2人入れ替わったんだ。ドラマーのジーン・バネットは、以前30LOOKSというバンドに入たヤツで、ベーシストは実際前のツアーで、東南部を回っているとき俺達のオープニングアクトだった。彼が頼むからリリアンに入れてくれと言ってきたんだ。俺達は彼のことを全然知らなくて、仕方なく試してみたんだけど、そうしたらすごくうまく行ったんだよ。

DJ へえー

S プロデューサーは、レイフ・メイゼスという、ジェフ・ベックの前のアルバムを手がけた人で、ジミー・ペイジのソロや、ゼップのアルバムではエンジニアを務めたり、スコーピオンズ、ギラン、ブラックサバスなんかも・・・

DJ 彼はスウェーデン人?

S いや、分らない

DJ スウェーデン人っぽい名前だけど?

R うん、多分そうだよ。スウェーデン人で、ずっとエンジニアをしていた。(レイフの国籍についてしばらくもめる?)

DJ 一体彼は何者なんだ?! ところで、君たち今もニューオリーンズに住んでるの?

S いや、もうだれも住んでない。クルーはまだあそこにいるし、リハーサルもするけど、僕は、ニューオリーンズとケンタッキーの間に住んでいるんだ。

R 僕はダラス出身で、今はアリゾナに住んでいる。

DJ ふーん・・・集まってジャムるのも大変そうだね。

S そうだね、いつも飛行機に乗って・・・実際のところ、俺達はいつもツアーに出ていることが多いから、住んでいるところは問題にならないんだ。

DJ さて、新しいレーベルの新しいレコードがここにある訳だけど、グランドスラムと契約したんだよね?

S グランドスラムはIRSのハードロック部門で、キャピトルEMIが配給している。

DJ 新しいアルバムのタイトルはポエティック・ジャスティスだけど、アルバムジャケットは誰のお母さん?!(笑)

S 誰のでもないよ。(笑)

R 実は、スティーブのガールフレンドなんだ(笑)

DJ ワハハ

S 彼女は実際年配の役者の中から選ばれた人で、一番目付きが悪いから選ばれた(笑)他のバンドのカバーになったこともあるんだ。

DJ そうか。。内側はジャケットの候補だったって感じがするけど??

R そうなんだ。よく見ると鎖につながれた裁判官が、おばあさんにプールに突き落とされたところなんだよ。それで溺れてしまった。。。

DJ 最初のシングルはトゥルービリーバーで、アルバムの曲を順番に紹介すると・・・(以下、順番にタイトルを読み上げていく)ボディー・ダブルは、前のアルバムの曲とは随分変わっているよね

S うん、以前僕たちは下品なラブソングを書くバンドとして知られていた訳だけど・・・(笑)

DJ アハハ

S この曲は、一卵性双生児との恋に絡んだ男の話で、ある時突然別の男に成り代わってしまい、何が起きているのかも全く分らなかったけど、最終的には事情が分って満足したっていう話なんだ。

DJ 次の曲は・・・(説明続く)No Matter What、これはいいね!!素晴らしいカバーソングで、一体誰がやっているんだろう?!と思わせるよね。Moment Of Refraction という曲は・・・

S これはインストルメンタルだよ。実際、イントロのポエティック・ジャスティスの続編で、シンフォニーみたいに聞こえるように、バイオリンやチェロの音に似せたんだ。10のパートに分けられているけれど、全部ギターなんだよ。

R 驚きだろ?!

DJ 先週、このインタビューに先駆けてNo Matter Whatをかけたから、今日は新しいシングルをかけよう。この曲のビデオとか作ってるの?

S これは・・・(と言って別のマイクに向かって話しはじめる)

DJ こっちのマイク使ってくれよ!(笑)

S そっか、目の前に2本あるから・・

DJ おいおい、スティービー、緊張してるんだろ?!(笑)

S この曲は12月半ば頃からラジオでもかかりはじめているんだ。AORチャート中心にかなり反応がいいんだ。曲のかかり具合とか反応を見て、ビデオにも取り掛かるかもしれない。

DJ True Believer です。

(曲演奏)

DJ リリアンアクスのロンとスティーブをお迎えしています。彼等は今新しいアルバムのプロモーション中です。もし彼等に質問があればお電話下さい。どうしてNo Matter Whatをカバーすることにしたの。そりゃ、明らかにいい曲だけど。

S 僕たちはいつもBad Fingerのファンだったし、僕たちも今までいろんな問題を経験してきたから、彼等の立場がよく分るんだ。マネージメントの問題や、メンバーが2人も自殺したり・・もちろん僕達は誰も自殺したわけじゃないけど、すごく同情してしまったんだ。彼等はすごいいい曲を持っているんだよ。Come and get itとか・・・実際、この曲に決めかけたんだけど、結局 No Matter Whatがすごく気に入って、これにしよう!ってことになったんだ。

DJ 発表する上で問題はなかったの?お金のこととか・・・

S いや別に。ただ必要な金額を払えば済むことだから。

DJ なるほど。次の曲は Living in the gray 君が選んだわけだけど、何か理由は?

S 特にはないんだ。レコード会社は5〜6曲カットするつもりみたいで、これはその中の一つ。ちょっとダークで、個人的に気に入ってる曲だよ。白と黒っていうのは、人種のことじゃなくて、人間が住んでいる世界のこと・・・自殺の問題に触れているんだ。

DJ ふーん、興味深いねえ・・・

S 自殺なんかしちゃ駄目だよ!!

(曲演奏)

DJ 曲の間に、チャーリーとキャロリンから質問があったよ。S&R 元気〜!?これはファンクラブにいるロブからの質問で、Laughing in your faceをどうしてライブでやらないのかって言ってるけど?

S 僕たちはレコード会社を変わってから前の2つのアルバムから何曲かをひろって、コンピレーションアルバムを作ったんだけど、その中にLaughing in your faceは入っていないんだ。だからライブではやらないと思う。アルバムには自分達が気に入ってるのだけ選んでいれたんだけど、今はライブの演奏時間が2時間ぐらいになって・・・

DJ 全部は納まらないんだろう?

S そうなんだ。

DJ 一番最後のコンサートはどこでやったの?

R ヒューストン

S そう、ヒューストン。8月までずーーっとプレイし続けで、その後6ヶ月、レコード会社と6ヶ月かけて、ラジオでかけてもらえるように準備して・・・それはともかく、Laughing in your faceについてはごめんね。

R ひょっとしたら、アコースティックライブのB面用にやってもいいかもね。

DJ 一番悪い曲のベストってことで。(笑)スティーブって人からの質問で、さっきも聞いたんだけど、今までメンバーチェンジをしたことがありますか?

S ドラマーとベーシストが新しくなった。

R 前の二人とは個人的な相違があって・・・

DJ 「個人的な相違」?それはいい逃げ口だね(笑)

R ハハハ・・・早く逃げないとね!

DJ カセットとCDプレゼントの当選者です。ジョン・・・(と次々に発表)そしてスティーブ。

R ここにもスティーブがいるよ!(笑)おめでとう!

DJ ワハハ・・・君たちは今週NYに出発するんだよね

RS 明日だよ!午前7時!!

S フィラデルフィア、ボルティモア、テキサス、フロリダ、中西部、そして恐らく東京へ!

DJ ってことは、ここではしばらくプレイしないんだね。

S 3月か4月まではね。

DJ そうか・・・ライブの成功を祈ります。プレゼントは近日中に発送します。それにしても、8年も経つんだね。

S そうだね、8年間いつも僕たちをサポートしてくれて本当に感謝します。

DJ どういたしまして。そう言えば、僕がDJになってからもうすぐ10年になるんだ。

S 本当?

DJ うん、3月16日だよ。

RS おめでとう。

DJ 記念に何か特別なことをしようか?!8時間のメタルアワーをやろう!(笑)そう言えば、もう一つ質問しようとしてたんだけど・・・ちょっと度忘れしちゃった。うーーん、思い出せない・・・・

S どうやったら、いいルックスを保てるんですか?とかいう質問だったとか?(笑)

DJ ワハハハハ

SR そうだ、それだろ?!

DJ いや〜忘れたよ!口の先まで出掛かっていたのにねえ

S 思い出したら電話して!

DJ 今日はありがとうございました

RS こちらこそ

DJ みんな、ポエティック・ジャスティスを買おう!!


ROCK CITY 5月25日放映分

M:伊藤政則,S:スティーヴ,R:ロン

M:今日はHRCに、リリアンアクスのメンバーをお迎えしました。今回始めてメンバーに会うんだけど、メンバーの風貌がすっかり変わっちゃってびっくりこいちゃいました。リリアンアクスは一度活動を停止していたわけなんだけど、活動を停止した理由は何だったんですか?

S:バンドをおよそ10年間続けていく中で、レーベルやマネーシメント_ト問題が起きたことと、95年には音楽的にも違うことをやってみたくなったため、活動を停止していたんだけど、決してリリアンアクスを永久に終わらせようとは思っていない。リリアンアクスはいつも存在していると思っているし、他のプロジェクトも順調だったのでそっちをやってみたんだけど、いつもリリアンアクスとしても活動できると思っている。今回両方をバランスよくやれる状況がそろったので、また活動することにしたんだ。リリアンアクスが休止していた3-4年を経て、Z RECORDとPONY CANYONから未発表曲をリリースしないかという話があって、再結成ライブを何回かやったら、多くのファンが集まってくれた。リリアンアクスのファンはいつでも存在しているんだ。今回は今まで一度もツアーできなかったところまでツアーできることになり、再結成にはいいタイミングだと思って、ついに昔の音源を発表することにしたんだよ。

R:俺たちは決して解散はしていなかったんだ。眠りについていた感じかな?そして再び目覚めたんだよ。

M:ついに日本に来たことに関してはどう思っていますか。

S:もっと早く実現していればね。俺たちはずっとアプローチしていたんだよ。唯一ファンとのつながりは、手紙やプレゼントだったーー日本の皆やファンクラブからは、素晴らしいプレゼントをたくさんもらったよ。いつもとっても来日したかったけど、レコード会社のサポートがなかったから、実現しなかったんだ。今回のアルバムがうまく行って、完全な形で日本をツアーできればいいなと思っている。今のところ、全てがすごくうまく行っている。

R:今回来日を実現させてくれたレコード会社や関係者の皆に本当に感謝している。ここに来られてとっても嬉しいよ。


Special Thanks A.Hagiwara

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