WELCOME DEN OF THIEVES's ROOM

 

DEN OF THIEVESの前身は UNDER FIRE といい,ヴォーカルのジョン”ハーヴ”ハービンソン(以下ハーヴ)とギタリストのデイヴ・マックリーニーのバンドである。ハーヴは元 EMERALD のヴォーカリストでもあり,簡単に N.W.O.B.H.M. につながる。EMERALD は元 SWEET SAVAGE が改名したバンドである。SWEET SAVAGE には,VIVIAN CAMPBELL(ex. DIO, WHITESNAKE 現DEF LEPPARD)が在籍していた。まがうことなきアイルランドのバンドである。実際 SWEET SAVAGE から EMERALD に改名して,実に6年あまりライヴとデモ録りをしていた。だが METALLICA のラーズによる「NWOBHM / '79 REVISITED」や「KILLING TIME」のカバーにより, SWEET SAVAGE が再結成され EMERALD は実体を無くしてしまう。そして何故かジョンは別のセッション活動に精を出すようになり,それが DEN OF THIEVES 結成につながっていったようだ。

そして 1st ALBUM 発表後に,2度のメンバーチェンジが起こる。2度目にはリズム隊が元 SWEET SAVAGE のメンバーが加入し,EMERALD 化してしまう。2nd ALBUM は,EMERALD と呼んでもおかしくないメンバーだったようだ。そしてまたしても状況は一変し,SWEET SAVAGE 再々結成があり,もうメンバーは訳が判らなくなっている。ただハーヴは,SWEET SAVAGEには加入していないようである。

在籍していた LONG ISLAND RECORD の倒産により,バンドの消息が心配だが,是非活動を続けていて欲しい。

参考資料 : AETURNUS'zine


Album

HONOUR AMONGST THEIVES 1994

Zero corp. : XRCN-1157

Produced by GARY(MINT-MAN)AIKEN

1

Intro〜Marie Celeste

2

The Fools You Know

3

Fatal Attraction

4

On Wing And A Prayer

5

Falling Out Of Love

6

Rat Race

7

Memories

8

Never Look Back

9

Tell-Tale Heart

10

Damned If You Do (Damned If You Don't)

11

Paradise

12

Badlands

13

Who's Better Than Me

14

Speelbound

荘厳なイントロからツーバスへ,そしてアルペジオへ続くドラマティックな楽曲により幕を開ける。とにかくドラマティックであり,ブリティッシュの湿った香りを十分に含んでいる。3,9曲目の歌メロなどは,NWOBHM好きにはたまらないだろう。そして名曲である「FALLING OUT OF LOVE」の凄まじい泣きは,このアルバム最大の聴き所だろう。7,11曲目のようなシンプルなパワーバラードにも,泣きは十分に感じることが出来る。10曲目は,疾走感のある90年代のNWOBHM風パワーメタルといった雰囲気。ヴォーカルのジョンの声質は,カル・スワン(ex. TYTAN) を彷彿とさせ,何を歌っても泣きのメロディを発散している。ちなみに5, 8, 9, 12, 14は EMERALD時代からのリメイク曲のようである。

ちなみに,LONG ISLAND 盤はジャケット・曲順を変え,収録曲が1曲「HOUSE OF MURDER」が多いようである。


CONSPIRACY 1995

Zero corp. : XRCN-1254

Produced by JOE GOUDIE

1

New World

2

Call Of The Wind

3

Invasion

4

Rock On Through The Night

5

Confusion

6

Calling Your Name

7

Stick To Your Guns

8

Tuggin' At My Heartstrings

9

Carrie

10

Heart Attack

11

Stranger Things

12

Hold On

 

もうこれはまるで NWOBHM の再来である。やはり1,2,4,7,10,12は,EMERALD 時代のリメイクらしい。印象として,TYTAN meets RAINBOW といった楽曲が次から次へと繰り出される。1曲目の印象的なキーボードの使い方,3,7,10曲目のような疾走感溢れるナンバーは,いかにもといった叙情的な雰囲気を出している。ミドルテンポの4,6曲目なども良い雰囲気を持っているし,9曲目のような WHITESNAKE を彷彿とさせるパワーバラード調の曲も良い。11曲目は,名バラードと呼ばれてもおかしくないくらいの,クオリティを誇っていると私は思う。ちなみに5曲目は,TESTAMENTとの共作ナンバーらしい。


インデックスに戻る