困難な時期にある友達たちに    An die Freunde in schwerer Zeit 




     
この暗い時期にも、
       いとしい友よ、私のことばをいれよ。
       人生を明るいと思う時も、暗いと思う時も、
       私はけっして人生をののしるまい。

       日の輝きと暴風雨とは
       同じ空の違った表情に過ぎない。
       運命は、甘いものにせよ、にがいものにせよ、
       好ましい糧として役立てよう。

       魂は、曲がりくねった小道を行く。
       魂の言葉を読むことを学びたまえ!
       きょう、魂にとって苦悩であったものを、
       あすはもう魂は恵みとしてたたえる。

       未熟なものだけが死ぬ。
       他のものには神性が教えようとする。
       低いものからも、高いものからも、
       魂のこもった心を養うために。

       あの最後の段階に達して初めて、
       私たちは自己に安らいを与えることができる。
       その境に至って、父に呼ばれつつ
       早くも天を見ることができる。



          (1929)

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