祇園祭 北観音山  作事方「六角会」  2004年 

* 日程 *
     2004. 7.12 (月) 【参】  山建て  *御山胴組立  *午後三時 「御松建」
7.13 (火) 【参】  山建て  *午後二時半より「曳き初め」(参加自由)  *祇園囃子鳴り初め
7.14 (水)   宵山(宵々々山)
7.15 (木) 宵山(宵宵山)
7.16 (金) 【参】 宵山  *午後十時より「日和神楽(ひよりかぐら)」
7.17 (土) 【参】 巡行  *午前九時半出発 午後二時半帰着(柳の枝取り)
7.18 (日) 【参】 蔵仕舞
                                  【参】参加日
今年の巡行順
【さきの巡行】
1  長刀鉾 なぎなたぼこ   くじ取らず
2  太子山 たいしやま 山一番
3  伯牙山 はくがやま
4  孟宗 もうそうやま
5  函谷鉾 かんこぼこ くじ取らず
6  蟷螂山 とうろうやま
7  綾傘鉾 あやかさぼこ
8  木賊山 とくさやま
9  月鉾 つきぼこ 鉾一番
10  油天神山 あぶらてんじんやま
11  山伏山 やまぶしやま
12  占出山 うらでやま
13  菊水鉾 きくすいぼこ
14  郭巨山 かっきょやま
15  四条傘鉾 しじょうかさぼこ
16  芦刈山 あしかりやま
17  鶏鉾 にわとりぼこ
18  霰天神山 あられてんじんやま
19  白楽天山 はくらくてんやま
20  保昌山 ほうしょうやま
21  放下鉾 ほうかぼこ くじ取らず
22  岩戸山 いわとやま くじ取らず
23  船鉾 ふなぼこ くじ取らず
【あとの巡行】
24  北観音山 きたかんのんやま くじ取らず
25  橋弁慶山 はしべんけいやま くじ取らず
26  黒主山 くろぬしやま
27  浄妙山 じょうみょうやま
28  鯉山 こいやま
29  役行者山 えんのぎょうじゃやま 
30  八幡山 はちまんやま
31  鈴鹿山 すずかやま
32  南観音山 みなみかんのんやま くじ取らず



【さて・・・】

 祇園祭のハイライトは17日の「巡行」でしょうか?はたまた14-16日の「宵山」でしょうか?

ここ数年、家人の迷惑をも顧みず、7月12-13日は「山建て」に日が暗いウチに起きて
(普段はこんな事しません)京都まで車を飛ばし、「宵山期間中」は会社の定時と同時に
イソイソと京都行きの新快速に乗り込み、帰るのはいつも終電。16日の夜は日和神楽に
具えて京都泊。やはり巡行より「巡行までの前段階」が面白かったのかも知れません。

 ところが・・・

16日夜、日和神楽に出発する前だったか、帰ってきたあとだったか。六角会の詰め所で
いい塩梅に御神酒を頂いているとき。隣に座っていたオヤブンが、顔を僕のほうに向けて
一言。

 「明日は音頭や。イヤけ?」


【音頭取り とは?】

 祇園祭に通い始めて、もうかれこれ5年目になろうかというのに、実のところ
「音頭取り(または音頭方)」がするべき事とはなんぞや?という点が、まるでわかって
いませんでした。巡行のおりに、山の一番前に立って、扇で引き方に指示を出すのは
知っていましたけれども、ただそれだけ。そんなのはテレビ見ててもわかります。
 思うに、本来であれば「山建を自分で出来るレベルになれた人間(他の音頭方メンバー
はそれに近いと思います)」が、音頭方を勤めるべきなのでしょうが・・・。
ご指名を頂きながら、「なんでや?」という「?」マークを頭の廻りにいっぱい出したまま、
宵山の夜は更けていったのでした。


【巡行当日 身支度】

 翌朝、今年は運良くとれた新町御池の宿から歩いて5分。山の周りではすでに
駒形提灯がはずされ、建具も取り払われて、柳の到着を待つばかりとなっていました。
この時点で、作事方全員が巡行用の衣装に着替えるわけですが(車輪周りにつく「車方」
の衣装は昨年新調したものです)、車方の衣装とは違い、音頭方のそれは麻の単衣に
角帯、足回りは雪駄一枚、というものになります。「はい、これ着て」と、単衣を渡された
まではよかったのですが、ここでひとつ問題が。
 今年も従来通りの車方をさせて貰うのだろうと思っていた事と、前夜遅くまで飲んでいた
こととで、気が付かなかったことがありました。  そう。「下着の色」です(^^;
車方でしたら、下はニッカボッカなのでなにを着用していても目立つことはないのですが、
薄い麻地の着物ですと、臙脂色のトランクスはちょっと、かなり、相当マズイと思われ・・・。

 一分後、最寄りのコンビニに「上ははっぴ一枚、ニッカボッカに雪駄」というヘンな格好の
ヲヤヂがあらわれ、白のブリーフを購入していった事は言うまでもありません(*ーー*)


【出発前 蔵の中にて】

 衣装をつけおわると、オヤブンから「音頭方来てくれ!」と声がかかり、総勢7+1(僕)名
のメンバーはいったん山の横にあるスペースに集合。オヤブンから、今年の巡行での
重要留意点を指示されます。その後、本番で使う「扇」を手渡され、山の収蔵蔵の中で、
出発の際の扇の扱い方とかけ声を教えて頂きました。この扇はいわゆる「舞扇」と
呼ばれるもので、広げた時の差し渡しが30cm程もある大振りなものです。

右に、左に。袂に取り込んで二度、前を突き、顔の前で広げたあともう一度、前を突く。
前を突くときには、扇の下の縁が地面と平行になるように。
顔の前に来るときには、扇の骨の間から、前をゆく「船鉾」の真木が見えるように。


いろいろと教えて頂いたはずなのですが、この時点でどうやら緊張にピークにあった
ものと思われ、記憶がだいぶ飛んでいます。そして周囲の、ほかの音頭方メンバーから
あとで聞いたところによりますと、「顔色青いけどな」「ホンマに大丈夫か?」「右手と右足
いっしょにでてるし」等々、かなりアブナい状態だったのかも・・・です。



(to be continued)


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