祇園祭 北観音山  作事方「六角会」  2006年 

* 日程 *
     2006. 7.12 (水) 【参】  山建て  *御山胴組立  *午後二時 「御松建」
7.13 (木) 【参】  山建て  *午後三時より「曳き初め」(参加自由)  *祇園囃子鳴り初め
7.14 (金) 【参】 宵山(宵々々山)
7.15 (土) 【参】 宵山(宵々山)
7.16 (日) 【参】 宵山  *午後十時より「日和神楽(ひよりかぐら)」
7.17 (月) 【参】 巡行  *午前九時半出発 午後二時半帰着(柳の枝取り)
7.18 (火) 【参】 蔵仕舞
                                  【参】参加日
今年の巡行順
【さきの巡行】
1  長刀鉾 なぎなたぼこ   くじ取らず
2  郭巨山 かっきょやま 山一番
3  霰天神山 あられてんじんやま
4  蟷螂山 とうろうやま
5  函谷鉾 かんこぼこ くじ取らず
6  油天神山 あぶらてんじんやま
7  四条傘鉾 しじょうかさぼこ
8  占出山 うらでやま
9  鶏鉾 にわとりぼこ 鉾一番
10  太子山 たいしやま
11  白楽天山 はくらくてんやま
12  木賊山 とくさやま
13  月鉾 つきぼこ
14  孟宗山 もうそうやま
15  綾傘鉾 あやかさぼこ
16  山伏山 やまぶしやま
17  菊水鉾 きくすいぼ
18  伯牙山  はくがやま
19  芦刈山 あしかりやま
20  保昌山 ほしょうやま
21  放下鉾 ほうかぼこ くじ取らず
22  岩戸山 いわとやま くじ取らず
23  船鉾 ふなぼこ くじ取らず
【あとの巡行】
24  北観音山 きたかんのんやま くじ取らず
25  橋弁慶山 はしべんけいやま くじ取らず
26  黒主山 くろぬしやま
27  八幡山 はちまんやま
28  浄妙山 じょうみょうやま
29  鈴鹿山 すずかやま
30  鯉山 こいやま
31  役行者山 えんのぎょうじゃやま
32  南観音山 みなみかんのんやま くじ取らず
                                                                  
【小雨ぱらつく山建て】

 2006年7月12日早朝4時、前日までに準備した大量の荷物(ほとんど全部が着替え)を
車に積み込み、一路京都に向けて出発。厚く雲がたれ込めていて、例年より空が暗く感じられます。
 京都南インターをおりたところで遂に雨がパラパラ降り始めました。それでも東寺の五重塔あたりまで
あがると雨はほとんど小やみになり、四条通りから北、六角町界隈はまだ路面が乾いていました。
午前5時10分到着。今年は5番目くらいだったようです。

 5時半、ひとわたりのメンバーが揃ったところで作業開始。引き戸をはずし、通路となる土間に
マンホール保護のための足場板を敷き、真木柱、大梃子が外に出て、石持を出す準備を始めた
その瞬間、血も凍るような惨劇!が起きてしまったのです。

 石持は長さが6.5m、断面が25cm×40cmほどもある欅(ケヤキ)の一本材で、自動車で言えば
シャーシにあたる重要な、それだけに重量もある部品です。
 あとで奥さんからキツく叱られたのではないか、と想像するのですが・・・ 石持を少しずらすために
たかった(集まった、と言う意味)メンバーで「せーの」と力を入れたその時。隣にいた○村さんの
腰のあたりから、「ピキ!」と言う、乾いた無慈悲な音が。 そしてその場で「あたたた・・」と
へたりこむ○村さん。

 ・・そう。山建て開始後わずか15分で、○村さんは名誉の負傷をおってしまったのでした。

なにしろ早朝のことゆえ、病院もまだあいていません。9時前まで、テント下の「監督席」に
陣取ったまま(というか相当痛かったはず)・・かと思いきや、30分ほどもすると、祭好きの血が
騒ぐのでしょう。雨よけに張ったブルーシートの下までのこのこ歩いてきて、繩巻をしている
メンバーにあれこれと指示を出していました。○村さんはこうして山建の期間中、「声だけ参加」
とか、「声と昼飯時だけ参加」とか、(その人柄もあって)イロイロ言われ、そのたび「そーやな!」と
返してはりましたが、「見るだけの立場でいることが、すごく勉強になった」と、あとで語っていました。
 そして、トドメはオヤブンから「アイツのせいで繩巻が1時間遅れた」とも。

 万全に治して下さいますように。我々のためにも、奥さんのためにも(^^;



【柳の枝】

 北観音山と南観音山は、巡行のさい、見送りのうしろ側に柳の枝を垂らします。巡行当日朝7時、
提灯と埒(らち:山を囲む柵)の取り外しが終わったころ、楊柳観音のおわす山のしるしを集めに出掛ける
車に同乗させて貰いました。
 町内から出た車は、細い路地を抜けて烏丸通りを北へ。少し迂回してたどり着いたのは、川端通りから
烏丸通りを少し西に戻った、鴨川の左岸です。この時間、曇天の中すでに川岸のコートではゲートボールの
練習をして居られる方、多数。その人々の中に、怪しげな?脚立とノコギリを持った一団が近づき、柳の
大樹を見上げて、なにやら相談を始めます。「この枝、どぉや?」「ちょっと上の方から切らなあきませんね」
「こっちの枝も、広がっててエエ感じやで」「下から引っぱって貰えますか?」  2mの脚立に上がった後、
さらに枝を足がかりに目指す枝まで。鋸をあててイッキに切り落とします。落ちてきた枝を集め、車の
屋根の上に固縛して町内まで持ち帰り、「広がって格好良く」見えるよう据え付けをするわけです。

市の公園局ではこの時期、柳を含めた樹木の剪定作業が順次進められていますが、六角会のメンバーが
あらかじめ柳の木の下見をおこない、「あの柳の枝打ちはちょっと待ってくれ」という申し入れ(お願い?)を、
しておくのだそうです。

 今年の柳は、前日の雷雨で洗われたせいか、去年たくさん居て困った「イラガ」の幼虫も全く居ず、
とてもキレイな柳でありました。



                                                   (to be continued)

(以下の予定項目)


・辻回し音頭

・六条碇流




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