北海道富良野の鉱物

北海道富良野の鉱物

1.初めに

北海道の富良野に行く機会があった。ここは、ラベンダーで有名ですが、私にとって、
「花より何とか」でひたすら鉱物を探した。「空知の自然を歩く」や「道北の自然を歩く」を
読むと、富良野町の隣、美瑛町大久保第一にある、採石場跡で薄紫色六方両錐の石英自形結晶が
火砕流堆積物が固まった溶結凝灰岩の中にあるとのこと。
時間の関係で、ここは、横目で見て通り過ぎただけでしたが、ラベンダー農場「ファーム富田」で
薄紫色の石英(高温石英)を採集できた。
(2000年7月採集)

2.産地

旭川から国道237号線(花人街道)を南下すると、美瑛町の入り口右手に採石場跡がある。
第四紀更新世の十勝岳火山群の山体形成に伴う火砕流堆積物のうち、溶結度の高い凝灰岩を 採石したと言われている。
美瑛町採石場跡
美瑛町を過ぎ、中富良野町に入り、JR中富良野駅の手前、右手の丘に「ファーム富田」があり、
ラベンダー畑が産地です。
「ファーム富田」のラベンダー畑

3.採集方法

雨が降った時に、洗われた石英が、集まっているので、これをつまんで袋に入れるだけの
御手軽採集です。

4.産出鉱物

(1) 高温石英【Quartz;SiO2】
火砕流堆積物の中にあった石英安山岩質の溶結凝灰岩が風化し、抜け落ちた石英
(高温石英)である。サイズは、最大でも5mm程度であるが、結晶面が何面か見え、
小さなものには、薄紫色六方両錐の自形結晶がある。

薄紫色石英

5.おわりに

駆け足の採集でしたが、北海道は産地も多く、じっくりと訪れたいと、願っています。

6.参考文献

1)岩見沢澤地学懇談会編:「空知の自然を歩く」,北海道大学図書刊行会,1997
2)道北地方地学懇談会編:「道北の自然を歩く」,北海道大学図書刊行会,1995