御所平の輝石・角閃石

御所平の輝石・角閃石

1.初めに

初めての人を赤面(顔)山に案内したのですが、雨で方向が良く分からず、
目的地に到達できず露頭で電気石を採集して引き上げてきました。文字通り、
恥ずかしくて”赤面”ものです。その帰りに、7年前に訪れた輝石の産地を思い出し、
立ち寄ってみました。
(平成12年11月採集)

2.産地

小海線野辺山駅の脇を通り、川上村に向かって走ると、約2kmで、両側に
レタス畑が広がる所に出る。右手のレタス畑の奥に赤茶けた崖が見える。
この崖の下が産地で、すぐ下まで車で行けます。
このすぐ先に「垂柏旧石器遺跡」があります。

御所平の輝石産地

3.産状と採集方法

産地は風化した安山岩、軽石、火山灰が堆積した地層で、安山岩から抜け落ちた輝石
や角閃石を土砂の上から拾います。従って、雨上がりの晴れた日が最適です。
ピンセットがあれば効率よく拾えます。
母岩に付いた輝石も採集できます。

4.産出鉱物

(1)普通輝石【Augite:(Ca,Mg,Fe)2Si2O6】
大きさは、大きくても7mm程度です。雨水で洗われ流されまとまって産出し、
1ケ所で1〜3mm程度のものが10ケ以上採れます。3mmくらいの小さな
ものの方が、結晶形がしっかりしており、表面の輝きも強い。
崖の左側に多い。

御所平の普通輝石【3〜5mm】
(2)普通角閃石【Hornblende:Ca2(Mg,Fe)4AlSiO7AlO22(OH)2】
大きいものは25mm程度あるが、数は少ない。安山岩が風化した粘土質の土で
覆われており、発見しにくい。崖の右側にあります。

5.おわりに

取りたてて珍しい鉱物でもありませんので、川端下、甲武信鉱山などの
採集のついでに立ち寄る事をお勧めします。