萩平鉱山のマンガン鉱物

1.初めに

群馬県東村の萩平鉱山では、マンガン重石をはじめとするマンガン鉱物や自然金など
が産出する。1990年6月に「鉱物同志会」の採集会が行われた場所でもある。
萩平鉱山

2.産地

足尾に向かって122号線を走り、小中駅から袖丸に入って行くのですが、
小中駅の近くが12年8月まで工事中で通れないため、大間々方面に500mほど
戻って迂回路で袖丸まで行きます。
ここから約2.3kmで右手に鉱山の出鉱場の石垣が見えてきます。
この周辺に、ズリや坑口があります。坑口は閉鎖されています。
この鉱山の手前にある民家に住み、選鉱婦として働いた事があるという方から話を
伺ったところ、戦後間もなくから昭和30年ころまで大規模に採集していたそうです。
石垣のある所から、ダンプで運び出していたそうです。
萩平鉱山ズリ(上から下を見る)


3.産状と採集方法

ズリのあちこちに,真っ黒いマンガン鉱が沢山落ちていますので、大き目の
ハンマで割ってバラ輝石や菱マンガン鉱の破断面を観察し、見慣れぬ結晶や鉱物が
付いていたらルーペで確認します。
ひたすらこれを繰り返します。

4.産出鉱物

【パイロファン石;MnTiO3】
バラ輝石の中に、六角形の赤い薄板状の結晶があります。
チタンの多いものは、真っ黒や銀色に見えますが、薄い結晶や小さい結晶は真っ赤で
ルビーのような色です。
【マンガン重石;MnWO4】との区別が良く分かりません。
パイロファン石 5mm

5.おわりに 

ズリは広く、じっくり攻めれば成果が得られそうです。
草木ダムのほとりに富弘美術館があります。口にくわえた絵筆で、植物画に自作の詩を添えた
繊細な絵には、五体満足の人の及ばない神々しさもあり、一見の価値があります。