黒平のペグマタイト鉱物

1.初めに

山梨県甲府市昇仙峡の奥にある黒平は、古くから水晶の産地として知られています。
最近でも、京都地学会のメンバによる「アマゾナイト(天河石)」の発見など、今でも
ペグマタイト鉱物を発見できる可能性を秘めています。
平成11年5月連休にここを訪れ、水晶や長石などを採集しましたので、ご紹介いたします。

2.産地

昇仙峡の奥を黒平の集落に向かって走ります。荒川ダムを通る道路は、雨などで土砂崩れが
起こりやすく改修工事で通行止めになっている事が多く、「燕岩岩脈」を通ったほうが無難です。
「五郎沢」など真砂化した崩壊個所(ガレ場)が産地です。
産地 ガレ場


3.産状と採集方法

水晶などのペグマタイト鉱物は晶洞(pocket)部分にあります。真砂の上に落ちている水晶や長石の
破片や微晶を手がかりに上に登り、崖の表面を良く観察したり、積もっている真砂を取り除き
ペグマタイト部分を探します。
蛭川村の晶洞が黄土色の粘土が詰まっているのに対し、ここの晶洞は、真砂が詰まっています
晶洞


4.産出鉱物

ここで採集できる主な鉱物は、各種の水晶、長石や電気石などが一般的です。
天河石、トパーズやアクアマリーンなどは、ごく限られたポイントでしか採集出来ません。
水晶には、放射能の影響で煙水晶かかったものや「松茸水晶」がある。
松茸水晶 4cm
煙水晶 10cm

5.おわりに 

黒平の奥では、今でもそこそこ水晶や長石は採れます。
産地は広いのでじっくり攻めてみれば、「幸運の女神」が微笑むこともあるでしょう