栃木県葛生町の方解石

1.初めに

栃木県葛生町は、石灰岩の産地で、今でも沢山のセメント会社が
原料の石灰石を掘り出しています。
また、この町は「葛生原人」が発掘された事でも、有名です。
石灰石の採掘跡などで、各種の鉱物が採集できます。
(平成12年6月採集)

2.産地

栃木県葛生町の石灰岩は、3億5千万年(古生代石炭紀)から約1億年に
わたって、当時の海に生息したフズリナなど炭酸カルシュウムでできた生物の
遺骸が海底に堆積し、その後の地殻変動で地表に押し上げられたものです。
葛生町の石灰岩からは、フズリナやウミユリなどの化石も産出します。
今も石灰石を掘り出している稼働中の鉱山では立ち入りが難しいのですが
かつてのの採掘跡などには、立入りもでき、各種の鉱物が採集できます。
葛生町の石灰岩採掘跡

3.産出鉱物

(1)方解石【Calcite:CaCO3】
石灰岩の空洞部に無色透明で、釘頭状,犬牙状など、各種の結晶形が楽しめます。

4.おわりに

葛生町にある「大叶マイッテク」には、石灰岩の採掘場で発見された ウミユリ、フズリナなどの化石を展示し、石灰岩で作った花瓶などの販売も しています。
庭に展示している、国歌「君が代」にうたわれている「さざれ石」 (石灰質角礫岩)は、一見の価値があります。