沢入の菫青石












                  沢入の菫青石

1. はじめに

    桜井先生の「鉱物採集の旅−関東地方とその周辺−」に、
   群馬県勢多郡東村沢入(そおり)の菫青石が紹介されています。
    ここは、明治時代に、菊池安という人が研究して、世界的に有名に
   なった場所だそうです。
   今でも露頭と転石から菫青石が採集できます。
   ( 平成12年9月採集 2014年2月参考文献追加 )

2. 産地

    渡良瀬鉄道沢入駅の黒坂石川沿いの道を東に進むと、右側にダムが
   見える、道路脇の露頭が産地です。


      沢入の菫青石産地

3. 産状と採集方法

    花崗岩の貫入に伴う、接触変成岩−黒雲母フォルンフェルス−で、
   露頭や転石から採集します。

4. 産出鉱物

 (1) 菫青石【Cordierite:(Mg,Fe)2(Al3(Si5AL)O18
      分解して白雲母化が進んでいないため、亀岡市桜天神の桜石のように花びら状に
     見えるものは少なく、ガラス光沢で、黒緑色です。

5. おわりに

    最近発行された松原先生の「鉱物カラー図鑑」の菫青石の項に、足尾町草入
   (そおり)も産地として紹介されています。足尾町の国民宿舎「かじか荘」には、
   足尾町産の桜石が展示してあります。

6. 参考文献
 1) 櫻井 欽一、加藤 昭:鉱物採集の旅 関東地方とその周辺,築地書館,1972年