山梨県夜子沢の透石膏

山梨県夜子沢の透石膏

1.初めに

山梨県は、水晶で有名なのは言わずもがなですが、それ以外に、古い教科書や
図鑑に必ずと言って良いくらいに掲載されている鉱物が幾つかあります。
その1つが、夜子沢の透石膏です。
しかし、露頭は埋め立てられ、「幻の産地」になってしまいました。
(平成12年8月訪問)

2.産地

中富町を流れる「夜子沢川」の上流の道路脇にあり、消防の倉庫と「透明石膏」の
案内板が目印でした。
ここは、甲府の自宅から1時間と近い事もあって、一寸暇があると行って見ようかなと
いう産地でした。
しかし、かつて3cmを超える良品がでた粘土層は、崩落と言うより、埋め立てられ
採集不可能な状態でした。
約2年前には、鉄条網が張られてはいたが、無理すれば採集できる状態でしたが、
オーバーハングした部分があり、危険防止のため、町で埋め立てたようです。
草木が生い茂り、ここが産地だと教えてもらわないと分からない状態です。

3.産状と産出鉱物

ここの透石膏は、単晶のほかに、燕尾双晶(Swallow Tail)も採集できたので、
露頭の周辺を探してみましたが、透石膏は採集できません。

山梨県夜子沢のかつての透石膏産地

4.おわりに

ここまで行って、何も採集できないで戻るのは残念です。
富士川にかかる「峡南橋」の下流に「三沢川」が富士川に合流しています。
この、合流点近くの川床や川岸の露頭から「碧玉」(Jasper)が採集できます。
図鑑で見た、島根県玉造のものより、緑色が鮮明なものが有ります。

三沢川の碧玉産地