クライスラーストラトス LX 

(04.10.12記)(04.11.27補記)
 さてベンツを売ると決めたら、当然次の車を探さなくてはいけません。今回も口だけ番長は、何は無くともクーペから探し始めました。値段50万以下、排気量2.5L以下。その辺りが狙い目です。フォードプローブ、オペルカリブラ、ローバー800。まずプローブは駄目です。全然見つからなかったんです(ストラトス購入後に発見(笑))。次にローバー800。これがですね、見に行く店見に行く店「ローバーだけは止めた方が良い」そう言うんですよ。店に展示してあるのに、止めた方が良いと言うんですから相当なもんです。お店としては、そこまで言っても買う根性のある奴しか維持出来ないとでも言いたそうです。それでも400.600.800のホンダベースのモデルはマシらしいんですが、筆者が狙っていた800の2.5Lエンジンはローバー自製エンジンでして、これまた止めた方が良いと・・・そんな訳でローバーも脱落です。

 なので結構本気でカリブラを狙い打ちにして探したんですよ。試乗も2.3台しましたし。でもなんかもう一つ踏み切れなくてウダウダしていたその時に、突如「クライスラーストラトス」が出て来ちゃったんです(すいません。またクーペじゃありません)。ストラトス。見かけませんよね?カリブラとストラトス。どう考えてもストラトスの方が探すの大変ですよ。「ばか車脳」が何度フル回転しても、はじき出される答えは「ストラトス」です。しかもストラトスは出た時から気に入っていたんですよ・・・ええ。90年代のクライスラーのぼべーっとしたデザイン大好きなんです。この後に出た300Mとかもちゃんとカタログ貰いに行きました。ストラトスも当然ディーラーで試座ずみです。ストラトスが出た頃、丁度数々の日本車キラー(爆笑)が日本に上陸してきていました。サターン、キャバリエ、そしてネオン。でもこれらの日本車キラーには殆ど食指が動かなかったんですよ。こぢんまりしたサイズ、安っぽい内装、3速AT(ネオン)、パッとしないデザイン。そして臭い接着剤の臭い。まるで体に馴染みませんでした。

 でもクラスが一つ上がると、一気にその馴染ま無さが個性になるんです。セルシオ並のサイズを無駄にふんだんにデザインに使うゆとり。安っぽいけど大らかでくつろげる内装、大きな皮シートはつるつる滑りますが、頭の中のアメ車のイメージ通りです。本当、当時も「マークIIなんか買ってる場合じゃないな」といつものフレーズが頭をよぎりましたよ。ただ当然新車で買う度胸もお金も有りませんでした。まぁ10年待って30万コースだなと。で、10年は待たなかったんですが、そのストラトスが現実的な値段で目の前に有る。いや、もうクライスラーのバカグリル見てるだけで頬がゆるみますよ。

 んで、結局買っちゃいました。試乗したその日、目の前でエンジンルームから「ぶしー」って白煙あげてエアコンが終わったのには笑いました。あぁ「買うな」って事だなってあきらめ掛けましたよ。でも幸い安価な部品交換だけで治ってしまい(しかもネオンではリコールになっている部品だったらしいです)、買わない理由が無くなっちゃたんです。サイズはデカイですけど、排気量2.5Lなので税金も許容範囲です。車検も1年近く残ってました。大きなキズも有りません。あぁ「買え」って事だなって(笑)

 乗ってみた感想です。どたんばたんぶわわーん。アメ車です。良路では結構ふんわりで気持ちよいんですけどね。クルーズコントロールが付いてるので高速は楽チン快適ですし。ただマンホールとかの段差に乗ると、どたんばたんです。もう基本がどたんばたんなので、全く飛ばす気になりません。つるつる滑る皮シートは肘掛けで体を支え、軽いハンドルに手を添えて「だらーーー」っと運転してます。これが結構気持ち良いんですよ。夏でも相当暑くならない限り、窓全開で「だらーーー」。一気に人間が駄目になった気がして快感です(いや元々駄目な人なんだが)。一応言っておきますが、修理したエアコンはバカみたいに効きます。でも、なんか窓開けて「だらーーー」なんですよ。

 あとさすがアメリカ製品と思われる工夫がキーに。今時はキーレスが標準ですが、この時代はまだ通常のキーでした。集中ロックは付いているので、運転席側でロックしてドアを閉めると全部のドアがしまってしまいます。ですが、キーが挿したままになっているとなんと運転席だけはロックが掛からないんです。頭良い〜(つーか頭悪い人向けに工夫した結果ですけど)。さらに国産車ならロックしてドアを閉める際には、ドアハンドルを浮かせたまま閉めなきゃ行けませんよね?でも上記システムが有るので、ドアハンドルなんか浮かせなくても、バンッとドア閉めるだけで全ロック掛かって非常に楽です。もっともキーを外してイスの上なんかに置いて全ロック掛けたら無意味なんですけどね。あと、ハナから灰皿が無い設定も実に心地よくアメリカらしいですね(ドリンクホルダーに挿すタイプが有った模様)。

 まだまだ「バカ」向けの工夫は有ります。まわりにいる奴はみんな敵だと言わんかばかりに、運転席側はキーひとひねりでは運転席のロックしか外れません。2度ひねって始めて全席のロックが外れます。これも当然、開けると同時に反対側から暴漢が入ってこない為の工夫なわけです。またワイパー、ウィンカーは当然日本車とは逆に付いているんですが、これまた多くの欧州車等とは違っていて、ワイパー側は上下しません。ワイパーを動かす為にはひねらないといけないわけです。これまたウィンカーを動かそうとして、ワイパーを動かすような「おバカさん」対策として実に有効です。他にもXantiaもそうでしたが、メーターパネルのアクリルも逆スラントになっていてホコリがたまりにくい設計になっています。結構色々と気を遣ってますよアメリカ人も(笑)。

 実はアメ車アメ車と言ってきましたが、こいつの心臓はアメリカ三菱製なんです。その辺りもまあ、ばか車好きとしては押さえておかなきゃ行けない点かと(笑)。10年前のアメ車に三菱の心臓。一般人なら絶対に買いませんよね・・・

使用期間中の平均燃費(市街地9:高速1)7km/l


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