1310 Guitar Workshop Q&A


あくまでも中川イサトが経験してきた範囲でお答えします。
この答えがすべてではありませんので、
あくまでも参考という事にして下さい。

ギターやギター音楽について その2

ギターのボディについたしつこい汚れはどうすればいいですか?  
ボディについた汗や手あかの汚れを取るには、本来柔らかいギター用のクロスで乾拭きするのがベストです。ただ、時間がたった汚れは乾拭きでは取りにくいので、ギター用のポリッシュ(いろんなメーカーから発売されています)をクロスに少量つけてそれで磨いてやると取れると思います。ただ、塗装(ウレタン塗料、ラッカー塗料)によっては表面が侵される恐れがあるので、使うポリッシュに注意しなけらばなりません。
ちなみに僕は、安くて塗装が侵される心配がないピアノ・ポリッシュを愛用しています。

 
ギターにピックガードが貼ってあると音は変化しますか?  
ハンド・メイド・ギターが世の中に登場してからは、よりギターのトップを響かせる為にピック・ガードを貼らないビュルダーが多くなってきました。
確かに微妙に響きが違うとは思いますが、大事なギターに傷がつくのもどうでしょうか。
僕の経験では、ピックガードがあろうがなかろうが、聴感上そんなにわかりません。
でも、アマチュアの人達は少しの傷でも気にする人が多いので、ピック・ガードの有無はじっくり考えた方がいいでしょう。
僕は最近の楽曲でボディ・ヒッティングを多用するので、どうしてもピック・ガードがないと、爪(付け爪)の傷でトップが大変な事になります。
そこでドイツL社のギターも、国産M社ギターにも後付けでピック・ガードを貼りました。
また最近は左手薬指のマリッジ・リングでボディのサイドを叩くと良い響きの音がするということを再確認しています(笑)。
これは以前からマイケル・ヘッジスやドン・ロスがやっていたので興味があったのですが、サイドに見事に指輪の傷跡が付き最初はショックでした。
でも今はそのサウンドの為には仕方ないと思えるようになりました。
何しろ表現手段の一つだし、プロにとってギターはあくまでも道具なので・・・。
まあギターを大切にしようと思えばピック・ガードを貼れば良いし、響きが気になるのであれば貼らない方が良いのではないでしようか。

 
作品のタイトルは、どのようにつけているのでしょうか。
けっこう、凝っているようにも思うのですが、
不思議とタイトルだけがでしゃばったりしていなくて、なるほどと思わせるし、  
曲の感じに本当にあっていたり、考えさせられたり。
インストルメンタルだから、タイトルとの間にある、間(ま) を楽しめてとてもおもしろいです。
ありきたりのタイトルはつけたくないので、いつも珍しい言葉や今は使われなくなった漢字などを探しています。また、本(雑誌含む)とか映画、旅先での話、そんな中からたまに興味をひくような言葉に出会います。それを書き留めてストックしています。
その言葉をもとに曲をつくったり、逆に曲ができてその言葉をあてはめたりしています。
最近漢字を使ったタイトルが多いのは、自分が日本人であるという事をより意識しているからです。

 
弦の選択でブロンズを使うかフォースファーを使うか迷っています。好みの方を使えばいいと思うんですが低音を強調したいんであればブロンズを使ったほうがいいのでしょうか?  
ブロンズとフォスファーの違いは、音質の違いだけです。
ブロンズ弦は、キラキラ(しゃきっと)した音がし、
フォスファー弦は張り替えた直後でもしっとり落ち着いた音がします。
好みの問題であって、低音うんぬんは関係なく、音質の違いだけです。
低音を強調したいのであれば、それはあなたのタッチコントロールにかかっているので、
右手の親指の鍛練が重要になってきます。しっかり練習して下さい。

 
弦の保管はどうされてますか?  
僕はギター用の除湿ボックスに入れています。常時湿度は55〜60パーセントに設定しています。
弦も生き物なので、たまに錆びたような変色した弦を見かける事がありますが、
これは工場で袋詰めの際に指で触ったか、空気中の湿気がパッケージの中に入り込んだか、
あるいは製造後かなりの期間が経っているか、のどれかでしょう。
楽器店で安いからといって、喜んで買うとそういった弦に当たる事もあります(期限切れで)。

 
ジョン・ピアスの弦は1200円で高いですよね。 
たしかにいい弦なんですが、いかんせん一般的には知名度がないのであまり売れていないようです。
と言う事で、おのずと値段が高くなります。
みなさんがもっとガンガン使うようになれば安くなるかもしれません。
弦の交換に関しては個人差があるものです。僕の場合はライブでは毎回交換します。
普段はよっぽどの事がない限り、もったいないので交換しません。
手に汗をかく人(僕も含めて)1、2弦がすぐに錆びてしまうので、
さびたら交換しないと仕方がないでしょう。そういう人を『弦殺し』と言います。

 
『Solar Wind』のCDを、手に入れました。
内ジャケットのサウンド・ホールの中の写真の上の方に見える、プラグとシールドは何でしょうか?
ピックアップが付いてないのに・・・? 
ギター本体にはネックジョイントのブロック部にピックアップ用のプリアンプを取り付けています。
それ自体は固定されているので、ジャケット撮影時にピックアップを取り外したので、
たまたまその部分がうつっているだけの事です。

 
ビビリなどは生じてないので,演奏上問題ないのですが最近1、2弦のローフレットが
削れてきて弦の跡がくっきりとついてきました。
リペアでフレットの打ちなおしや、削り合わせといったものがありますが、
プロの方は、どれくらいの頻度でフレットのケアをするのでしょうか?  
よっぽどの事がない限り(指がひっかかるとか、ピッチが狂うとか)、
フレットの打ち直しやフレッティングはやらない方がいいと思います。
なぜなら、フレッティングを頻繁に行なうと、フレット全体がドンドン低くなるし、
また打ち替えをすると指板が傷みます。
僕の場合、過去10年ぐらい使ったギターでもフレット交換をした事はありません。

 
いろんなCDを発売されていますが、曲目の順番はどのように決めらるのでしょうか?
レコードの時代は結構曲順を考えたのですが、
CDになってからは1曲目と最後の曲だけある程度考えて選曲します。他はアバウトです。

 
ギターの弦交換のさい、決まりはありますか?
ちなみに私は、654123の順番で交換します。
特に決まりはありません。僕は全部はずしてからまず指板の汚れをきれいに取り除いて、
なおかつクロスで磨きあげます。そうする事によって指板のすべりがよくなります。
その後、新しい弦を張ります。順番は654321の順です。
その間、約5分ぐらいで作業をすませます。

 

BBS上であったご質問をもう一度チェックしながらUPしました。
みなさんもご質問があればどうぞ。
ただし、多少こちらで手を加えさせていただく場合がありますので、
その点はご了承下さい。