第二十四回 ファン・チア・ウェイ


 
 
 

2001年の11月に台湾で初めてのコンサート・ツアーを行った。
その時のツアーをオーガナイズしてくれたのがファン・チア・ウェイ君で、
彼は台北在住のギター・インストラクターであり、
また台湾でのアコースティック・ギター・シーンのオピニオン・リーダーでもある。

彼がギターを始めたのは台南の大学に通っていた頃で、
それもフィンガー・スタイル・ギターからスタートしたそうだ。
当初はアメリカン・スタイルのギターを勉強し、
後に自国の伝統音楽をブレンドした独自のギター・ミュージックというものに取り組む。
また彼の門下生のうちの何人かは既にプロとして活動していて、
この先、台湾のギター・シーンがとても楽しみである。
かく言う僕にとっても同じアジアに住んでいると言うことで、
大いに刺激になっているのは間違いない。
 

以前はアメリカという国は自分にとって一つの目標でもあったが、
この数年そんな事はもうどうでもよくなった。
つまり魅力がなくなったのだ。
その点アジアやヨーロッパのギター・シーンは魅力的である。

チア・ウェイ君もその辺の事を感じているようなので、出来れば日本と台湾が手を結び、
素敵なプレイヤーとギター・ミュージックを少しでも広めたいと思っている。
何れ日本でも彼らのライブ・コンサートを企画しようと思っていて、
早ければ今年の秋頃に行う予定だ。
彼らも日本でプレイ出来る事にとても興味を持っている。
そして日本からも僕だけじゃあなくて、
他のギタリスト達にも台湾でコンサートをやって欲しい。
又その為のバック・アップというものも今後やりたいと思っている。


 

この " 醍醐 " というアルバムは2000年にリリースされたオムニバス・アルバムで、
チア・ウェイ君を含め7人のギタリスト達が参加している。
全曲が彼らのオリジナル曲で、録音状態は決して良くないけど
彼らの熱いハートが伝わってくる好アルバムだ。

またレーベルもチア・ウェイ君達が立ち上げたAGTMという自主レーベルで、
正に手作りのギター・ミュージックをCDを通じて聴き手に届けてくれる。
そう言った意味でこのアルバムは、インディーズ・レーベルのお手本のような
良質のアルバムである。
個人的には " 名月寒江 ", " 江波舞影", " 暮鼓晨鐘 " のような
中国情緒溢れる楽曲に心奪われる。



 
 
 
 

AGTM " 醍醐 "


 
 

  1. 名月寒江
  2. 風起雲湧
3. 離思
  4. 江波舞影
  5. 暮鼓晨鐘
  6. 山林歸逸
  7. 風華絶代
  8. 行雲送懐
  9. 燈影夜話
10. 念奴嬌






このアルバムは台湾でしか発売されていません。
もし入手希望もしくは興味のある方はAGTMの下記ホームページ
をチェックしてみて下さい。

http://home.pchome.com.tw/world/fingerstyle/
 

日本はプー横丁で取り扱う事になりました。
詳しくはHPをご覧下さい。

http://www.h2.dion.ne.jp/~slice/pooh/