第四十六回 アンディ・マッキー


 
 

アメリカから久しぶりに新進気鋭の若いアコースティック・ギタリストが登場してきた。
アンディ・マッキーというギタリストで、弱冠23歳という若さだ。

彼は1979年にカンザスで生まれる。
13歳の時、父親に日本製のガット・ギターを買ってもらう。
でもどちらかいうと、従兄弟が弾いていたエレクトリック・ギターの方が面白いと思ったそうで、
直ぐに自分でエレクトリック・ギターを購入したそうだ。
そしてエディ・バンヘイレン、エリック・ジョンソンといったヘビイ・メタル系の
ギター・スタイルを、地元のギター・インストラクターから習う。

16歳になった時に初めてプレストン・リードのコンサートに行き、
その斬新なギター・スタイルを見聞きして驚き感動したという。
その日以降は再びアコースティック・ギターを手にし、
毎日のようにプレストン・リードのギター・スタイルを勉強したそうだ。

17歳の時にマイケル・ヘッジスの存在を知り、彼の奥深い音学性に大いに魅了され、
自分はアコースティック・ギタリストになるという決心をしたという。

その後はトミー・エマニュエル、ビリー・マクラグリン、パット・カートレイ、
ドン・ロスといったギタリスト達から多くを学び、
自己のギター・スタイルを確立すべく、日々勉強しているという。

因みに彼は2001年のナショナル・フィンガー・ピッキング・コンテストで3位に入賞している。
 


 

この " NOCTURNE " は2002年にリリースされたアンディのデビュー・アルバムで、
自主制作アルバムである。
楽曲によっては、彼が影響を受けたプレストン・リード、マイケル・ヘッジス、
ビリー・マクラグリン風のギター・スタイルが用いられている。
でもよく聴くと、まだ未完成ではあるがコード・プログレッションやヴォイシングに於いて、
独自のアプローチを試みているのが解る。
あとは時間を掛けて、音質やダイナミックス等を含んだ表現力というものを身に付ければ、
もうひとランク上のギタリストになれる。
でもまだ23歳という若さなので、ギター・ミュージックというものに対して、
いつも真剣に取り組んでいれば、その問題に関しては何れクリアー出来るであろう。
最近になって、ようやく日本でも若い世代のアコースティック・ギタリスト達が登場してきたので、
海外でも同じような現象が起こってきたという事は、偶然とは言えないように思う。
アンディ・マッキーというギタリストの今後に期待しよう。


 
 

Andy McKee

" NOCTURNE "

Andy McKee Music

 

 


 

  1. Drifting
  2. Practice is Perfect
  3. 7-14
  4. Ouray
  5. Nocturne
  6. A Sphere
  7. Samus' Stardrive
  8. All Laid Back and Stuff
  9. She




アンディ・マッキーのCDは自主制作盤なので一般のCDショップでは入手するのが
困難だと思います。でもプー横丁では取り扱っているそうなので、興味のある方は
問い合わせしてみて下さい。
又、彼のオフィシャル・ウエブ・サイトがあるので覗いてみては如何でしょうか。
www.andymckee.com