第二回 ピエール・ベンスーザン


 
 
 

ピエール・ベンスーザンの奏でるギター・ミュージックは
他のギタリスト達とはひと味もふた味も違う。
即興性が強いので聴きようによっては、
ジャズに近いようなプレイに聞こえる時がある。
そしてトーン・コントロールが完璧といっていい程上手く、
ギター・ソロでこれ程までにダイナミックスというものを心得た
アコースティック・ギタリストは他には居ないだろう。

1957年生まれだから、今年で44歳になる。
アルバム・デビューは1975年で " プレ・デュ・パリ " というアルバムを
何と18歳の時にリリースしている。
内容はオーソドックスなフォーク・スタイルのギター・プレイで、
現在のスタイルとはかなり違っているが、
彼のギター・スタイルが大きく変わったのは、
1979年にリリースされた " ムジーク " というアルバムからである。
古典的なDADGAD チューニングを新しい感覚で使いこなし、
カウンター・ポイントの処理などは見事としか言いようがない。
 
 

つい最近、久しぶりに新しいアルバムがリリースされた。
" Intuite " というアルバム・タイトルで、ギター・ソロ曲が11曲収録されている。
サウンド・イメージが変わったというか、
かなりナチュラルなサウンド・メイキングになっていて、
その分すごく新鮮に聞こえる。
彼のトレード・マークとも言えるネック・ヴィブラートという
新しいテクニックも完璧にマスターしたようで、
より表現の幅が拡がったように思う。
マイケル・ヘッジスとの思い出を曲にしたという " So Long Michael " での
リリカルなギター・プレイにはつい目頭が熱くなってしまった。



 
 
 

Pierre Bensusan

" Intuite "

dadgadmusic  DM2001



 

  1. Kadourimdou
  2. The Welsh Arrow
  3. So Long Michael
  4. Intuite
  5. Bourree Voltige
  6. Le Jardin D'adonis
  7. La Hora Espanola
  8. L'alchimiste
  9. Agadiramadan
10. En Route From Scarborough
11. Silent Passenger







ピエール・ベンスーザンの他のアルバムやギター・ブックその他
色んな情報を知りたい方は、彼のオフィシャル・ホームページを
チェックしてみて下さい。
http://www.pierrebensusan.com