上顎大臼歯第4根管(MB2)


上顎第一大臼歯では近心頬側根が2根管性であることが意外に多いことを認識しなければならない。
MB2が見落とされる理由として、象牙質の大きな張り出し(エンド三角)の下に存在することが多い
ことがあげられる。

MB2は通常MB1(近心頬側根管)の舌側に位置するが、まれに口蓋根管の近心側に存在することもある。
いずれもエンド三角を完全に除去した後、さらに近心操作により根管上部をまっすぐな形にもっていかなければ根尖までの穿通は難しい。

エンド三角を除去し、近心頬側根管を明示。


MB1の舌側に見えるのがMB2






MB1(近心頬側根管)の舌側にMB2は存在する。そのままファイルを入れると、
ファイルは遠心側に傾いてしまう(根管口の規制により弯曲)。



エンドダイヤバーにて慎重に近心操作を行いながら根管口を修正拡大することで
ファイルはまっすぐに挿入でき、根尖まで穿通しやすくなる。