訳者後書
 書庫の復元をする為に古いCDを探していましたらば、書きかけの作品を複数見つけました。 
この作品もそのうちの一つです。                             

 作品タイトルを日本語版と英語版の二つを出してしまう理由は遥か昔、高校生の頃に遡ります。
年配の英語の先生が「昔の洋画のタイトルは素晴らしい翻訳とセンスを感じさせたが、今の映画 
はカタカナで表記するだけで、情緒もへったくれもあったもんじゃない」と仰っておりました。 
皆が要領を得ないという顔で聞く中、「わかるっす!先生!あんた正しいよ!」と一人爺むさく 
同感しきりでありました。多分、その影響だと思います。                  

 サブタイトルで「追憶」はメモリーでいいのかな?と思ったら松崎しげるの「愛のメモリー」 
が頭の中にかかって止まらなくまりました。年なのかなぁ?                 

 椿と言えば大島を連想される方が殆どだとは思いますが、私の住む地元にも椿の原生林なるも
のが存在します。あまり見に行く人も少ないんですが、私が見に行った時は椿の原生林に青空か
ら粉雪が舞って、絵にも描けない美しさとはこのことかと感動しました。           

 では最後にこの作品のヒントになりました自由律の俳人・種田山頭火の俳句を掲載して後書き 
を終わりたいと思います。                                

「赤い椿白い椿と落ちにけり」


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