2002の夏コミ・第一日目のみをマイナーサークルの個人的で狭い視 野からリポートしてみたいと思います。 いつも通り新幹線の始発に乗り、東京に着いた私の目の前にあったのは 今までのイベントの5倍近くの混雑でした。バスに乗ろうと思って最後尾 を探して進めど進めど人の波…。こうなったら高くなっても、タクシーで と不安ながらタクシーの列に並びました。並んでいるとすぐ前の人が「あ いのり」にスカウトされました。ああ、私も二人か三人のサークルさんに 交渉してみようかと思った矢先、天の助けかと思うようなスカウトが!! スカウトして下さったのはサークル「ガラスの森」様。姉妹を含むサーク ルで、晴海の頃からのベテランもいらっしゃいました。サンデーの「天使 な小生意気」(恵ちゃんは可愛いですな)で今回は出場でした。 「また、ビッグサイトへの行き方を知らない新米さんだったらどうしよ う。前回いきなり地図をひろげられちゃったもんねぇ」との会話。以前に あったということですね、そういう危機が…。しかし、運転手さんは早朝 から数回東京駅とビッグサイトを往復していたので、大丈夫でした。 初参加で全然勝手が分からない私に、移動中に色々と教えてくれました。 優しい人たちにスカウトされて良かった…。 私一人だったらどうしていいか分からず、取り返しがつかないことにな っていたかも知れません。本当に助かりました。多めに持っていった自作 のお菓子をお礼に渡しました。係員に叱られても、入り口近くで降ろして くれた運転手さんにも渡しました。 しかもメーターは4千円近くを回りました。一人で乗らなくって本当に 良かった…。 小さな友情を育みながら、会場に着いたのは九時半ちょっと過ぎ。遅刻 列に並び、十時過ぎにやっと会場入り…。(一般と変らないじゃん…)で も、あそこで「あいのり」出来なかったらもっと悲惨なことになっていた に違いありません。「ガラスの森」の皆様方、本当にありがとうございま した。心より御礼申し上げます。 会場入りしてミル姉さんの後について宅急便を取りに行きました。カー トを持っていなかった私は、今度はミル姉さんのカートに「あいのり」。 見つからないと青くなっていた私の足のすぐ後ろに荷物はありました。額 の上の眼鏡を探すのと同じレベルのぼけをかましてしまいました。 荷物を無事運び、遅刻のブルーカード(コミケはサークル登録と見本誌 提出を済ませない限り販売不可なのです)を持って見本誌を提出。 やっとのことで開店したのは十時四十分でした。 逆だとは思いますが販売結果からお話しましょう。 夏コミで売れた本ランキング 第一位 お預かりした水智様の本 第二位 うちの「シャン×ミホ」コピー本 第三位 うちのシャン×副本 水智さんの本は売れ行きが良く、この本だけを買っていくお客様が多か ったんです…。(水智さんにスケブを頼みに来たお客様も二人いらっしゃ ったのですが、連絡不行き届きで正確な居場所を教えて上げられませんで した、ごめんなさい。) 預かった本が良く売れて、自分の本はと言えば業績不振…。 今の私には「こげぱん」の気持ちが良く分かります。こげぱんというの は焦げたパンのキャラクターで売れ残ってしまう自分にやさぐれてしまう というキャラです。(見た目はパンよりも利休饅頭に似ているかな) 預かると申し出た時点で「こういうことになるのでは…」と薄々予感し ていました。それでも、「本当に読みたいと思っている人に少しでも多く 本を届けたい」と私はいつも願っているので、夏のイベントでスペースを 取れなかった水智さんの本をうちのスペースで販売しようと思ったのです。 でも、ここまで人気の差を見るとやっぱりちょっとショックかも…。 我ながら、「小っちぇなあ」(ハオ様風に読む)。仕切り直しです。 フォースを信じて一から修行してきます。「Believe your Forth」ああ、 マスター・ヨーダの声が聞こえる…。 タッタッタッタッタッ(現実逃避から走って帰ってきた足音) サークルを始めて一年と二ヶ月目にして、初めてスケブを頼まれました。 どこに描けばいいのかなと捲ると有名所による華麗なページの数々。これ はもう「お宝」と言っても過言ではありませんでした。描いてる間に他の ページを眺めてました。私がこんなお宝スケブを汚していいものかと恐れ ながら…。用を足しに行くにしたって、うちの本が盗まれることはないが、 このお宝スケブを置き去りにしたら間違いなく盗まれる(水智さんの本も 盗難に遭いそうで心配)と危惧していましたが、タイミング良く依頼主様 が引き取りに来てくださいました。いい記念になりました。頼んでくれて ありがとう、杉山さん。とてもとても嬉しかったです。 コミケの醍醐味はやはりコスプレイヤーの会場闊歩。 思ったより少ないなと思いましたが、自分があまり持ち場から遠くへ行 かなかったせいでしょう。多分、広場では溢れていたのでしょうね。(投 げやりな記事だな…) ミスダブルフィンガーとかニコ・ロビン等、ワンピの熟女キャラはレベ ルが高いです。原作から抜け出したようでしたよ。 コスをする人どころか同人友達も少ない私は、コスプレイヤーを遠巻き に見るだけでしたが、睦月さんのコスプレを眼前で拝みました。キャラは 守備範囲外でしたが。わー、凄いな、凄いなーと感心することしきりでし た。睦月さんの衣装は凝っていてレベルが高いと思います。デジカメを持 っていたんだから、写真を撮らせてもらうのだったと後悔してます。 業績不振に終わり、脱水症状ぎりぎり(流れる汗、汗、汗。イベント中 に飲んだ水は2リットル、人間ポンプ?)でとっとと帰らないことには体 力が持たないと考え、早速店をしまい、宅急便で荷を送りました。かなり 早めに撤退を決めたのですが、それでも行列は出来かけていました。 帰りの駅もとんでもない長蛇の列が出来ていて、気が遠くなりそうでし た。 最初は交通や入場に関する規制が厳しすぎると思っていましたが、帰り 際に混雑で死傷者を出した明石での痛ましい事故のことをふと思い出しま した。確かに、これだけの人数が集まる場所で交通指示を間違えば死者が 出るかもしれない。危険を回避するには仕方のないことなのでしょう。 今回のコミケは自分の準備不足、知識不足、力不足をひしひしと感じま した。助けられてばかりだったと反省してます。 ここで脳裏をよぎる主人公の言葉。 「俺は誰かに助けてもらわないと生きていけねぇ自信がある!」 「私もだ!!」 多くの人にコミケは助け合いの精神が大事だと教えていただきました。 次回参加出来るなら、今度は自分が困ってる人を助けて上げられるぐらい になっていたいものです。 ビッグサイトを振り向き、「ビッグになって帰ってくるぜ」と心の中で 呟いて私は帰路につきました。まあ、本当にビッグになれるかは謎だけど。 おまけ 京葉線駅で見つけたコレを私は友人の土産に買いました。 余談ですが、イベント直後にカウンタが急増するのは、うちの視読者様が イベントレポートを楽しみにして下さっていると考えてよいのでしょうか? だとしたら、嬉しいです。