イベント前日、突然の「王様堂休場」の知らせが!少なからずショックでしたが、 私が出店しなければならないことに変りはなく、やや気落ちしながらも旅支度…。 当日8月25日の朝は涼しく、秋の訪れを感じました。 いつも通りに朝一番の新幹線こだまで大阪へ向かう道ですが、今回は少し違う緊 張がありました。なぜなら今日は、きくひともじ助監督がイベントに来てくださる からです。 話は戻ってイベント一週間前、助監督から「ご挨拶に伺います」とのメール。私 は急いで本と一緒にチケットと、サークルに配布されるインテックス大阪までの案 内やイベント会場のスペース見取り図のコピーを同封しました。 すると「私は大阪で3時間迷子になった前科が…」との自白。地図の送付が間に 合って良かった。しかし、地図があるからといって100%大丈夫という保証はな いわけで…。 遠回りの住之江公園経由でも、南港ポートタウン線への行列は駅構内をみっちり 埋め尽くしていました。どうにかこうにかでサークル9時50分頃に会場入り。ス ペースを探していると携帯が鳴りました。電話の向こうからのんびりとした口調。 「きくひともじです。迷子にならずにインテックスまで到着しましたので」 これが私が最初に聞いた助監督の声です。サイトで共同して作品を作りながら、 お互いの顔どころか声すらも知らなかった私たち…。まあ、私は愛知、助監督は熊 本ですし…。ネットって本当に不思議な空間ですね。そしてシャン×副でスペース を取っているサークルは例外なく遠距離サークル。これも不思議と言えば不思議。 ほどなくしてスペースの前に一人の女性。「迷子になってスペース確認している 他のサークルさんかな?(イベント準備中にこういったことは珍しくない)」と思 ったら、この人こそがきくひともじ助監督。初めてなんだけど、初めてでないよう な不思議な挨拶を交わしながら、二人で設営を済ませて開場時間を迎えました。 あれこれと話をしていると早速お客様がやってきて水智様のシャン副本をお買い 上げに。その後も水智様の本は売れ行き好調で、私の本は手付かず状態。ああ、ま たしても「こげぱんモードか?(マイノリティ・レポートを参照)」と危ぶんでい ましたが、以前にイベント直後に感想のお手紙を下さったお客様がいらして下さい ました。お客様の名前も手紙の内容もイラスト付きだったことまで克明に覚えてい ながら、「東京の方ですね」と大ぼけかましてしまいました。そうか…港区って東 京だけじゃないんだ名古屋にもあれば当然大阪にも…。馬鹿だと思われたかなぁ…、 実際そうだけど。でもリピーターのお客様がいらっしゃるのはとても嬉しいです。 お客様やサークル様の中にも緊張してうまく話せませんでしたとおっしゃる方も いらっしゃいますが、私もイベントの時は緊張していて脳内のアンプが2・3本抜 けていたり、ひどい時は配線が間違っていますのでお気をつけ下さい。(一度だけ 勘違いして100円安く売ってしまったことがあります。ぼったわけでもないし、 自分の本だったから、良かったようなものの…) また、別のお客様が本を手に取ると、 「それは後編ですがよろしいですか?」 と、助監督が念の為に確認しました。 「ネットで新刊が出たと聞いたものですから」 「ええ、こちらのお客様は6月に前編をお買い上げになりましたから大丈夫です」 と私が太鼓判。 お客様はよく覚えてますねと驚いてましたが、覚えますとも。貴重で希少なお客 様ですもの…。もう一名様が後編をお買い上げ。良かった、前編で見捨てられなく て。 また、王様堂のスペースが空いていることにショックを受けるお客様も。事情を 説明して話を聞くと、そのお客様は遥々熊本からいらっしゃったとのこと。きくひ ともじ助監督も熊本から、一気にお二人はローカルな話題へ突入。そのお客様は中 々来ることが出来ないからと、委託本を含む当店の本をお買い上げになりました。 今回の大阪のシャン副市場は私と水智様(共に愛知)の東海支部が独占状態でした。 せめてもう少し早くにお知らせくだされば、夏の新刊だけでも引き受けましたのに、 ミル姉さん!前日ではいかに私とは言え、無念…。 委託本ばかりが売れたとしても、欲しい人に届かないのはそれ以上に悔いが残り ます。私は一同人好きとして同人好きをがっかりさせたくありません。 思えば、委託本のみお買い上げのお客様が多かったことにややへこんだ私でした が、逆に全然売れなかったらとしたら、とんでもない罪悪感に苛まされて言い出し っぺを後悔しまくったにちがいありません。売れる委託本で本当に良かったです。 「委託を引き受けます」と、どん!と言ったからには完売したいものだと意気込ん で臨んだ今回のイベントでしたが、めでたくも水智様の本は完売。やー、これで胸 を張って愛知に帰れると、晴れ晴れした気持ちになりました。「いとめでたけれ、 友の華」そして、当サークルも満足の出来る結果でした。 今回のイベントは二人なので私はとっても楽でした。一人じゃないって素敵なこ とね…(感涙)。 あまり長居をしても仕方ないので、2時半頃からぼちぼち撤収を始めました。 帰り際にお世話になったサークル様にご挨拶&近況報告。「最近ユニットになった んですよー」と助監督を紹介しました。 どこがミステリーだったのかと言いますと、それは運賃なんです。 私は新大阪からインテックス大阪最寄り駅までの運賃は480円。500円硬貨 を自動券売機に入れてOTSのスイッチを押せども押せども360円までしか表示 が出ません。乗り越し精算覚悟で360円分の切手を購入し、中ふ頭へ着いて精算 をしようとすると「必要ありません」の表示。妙だとは思いましたが、キセルでは ないので、そのまま会場へ行きました。 しかし、それは私の勘違いであることが判明。帰りの新幹線でガイドブックを読 んでいて、気が付きました。OTS線から中ふ頭に入ると、もう120円追加の4 80円になるわけです。つまり、住之江公園経由・中ふ頭駅下車のルートは遠回り だけれど、本町・弁天町経由のニュートラム中ふ頭駅下車よりも120円安いよう です。詳しくは赤ブーブー通信社のHPのインテックス大阪への案内図をご覧下さい。 本格的なミステリーはここからです。 私と助監督は「お互い遠いところから大阪まで来たんですから、くいだおれ人形 でも見て、近くでお茶でも飲みましょう」と、中ふ頭からなんばに行くことにしま した。なんば駅までの運賃は480円、500円を入れるとまた表示は360円ま で。「まあいいか、乗り越し精算で不足分は払えるから」と気にしませんでした。 ところがいざ精算してみると、「必要ありません」の表示。おかしいなぁと首を 傾げながらも改札を通るときちんと480円の料金を払った助監督の切符に「精算 して下さい」との警告音が! 精算をして120円返って来るかと思えば、精算機は「過不足なし」扱い…。 住之江公園経由ではなく、OTS経由で来たと改札機が判断したしても、金額的 には間違ってはいないのに「不可」とされたのには疑問が残ります。 助監督の切符は途中下車として120円は払い戻し不可ということになるのでし ょうか?改札機は多すぎても不可と判断するのでしょうか?それにしたって納得で きません。何故?同じ区間を乗って来た2人の料金に120円の差がついてしまう なんてことがありえるのか?おかしくないか?大阪市交通局!何より、あの料金表 は間違っているとでも? この謎は翌日に解けました。こちらで説明します。大阪に詳しい方はこのまま読 み進んでください。 地下鉄なんば駅の地下でなるべく道頓堀に近い出口に向かう途中、チョッパーぬ いぐるみを山積みにしたお店を発見!バージョンが細かく小道具にアミウダケを持 っていたり、怪我したばかりのもの、中にカルーが混じっていたり…。手持ちのデ ジカメで撮りたいと思いましたが、人通りが多く断念。 駅から出ると、なんと言うか活気のある繁華街。人の体温を直に感じるようなそ ういう熱気を感じました。東京とも名古屋とも違う雰囲気。これが「コテコテ」な のかぁ!と奇妙な感動を感じながら、食い倒れ人形と一緒に記念写真。勿論撮影は 助監督です。 来る前はたこ焼きとかラーメンとか考えてたんですが、中途半端な食欲と暑さか ら予定変更。冬にしよう、それは。朝が涼しかったのと、会場が涼しかったことか ら、今日は暑くないのかな、と思っていたらそれは大きな勘違いでした。移動中は ものすごく暑かったです。インテックス大阪は今年から冷房を入れているのでしょ うか。去年の夏はやたらに暑かった記憶があります。 見つけた喫茶店に入って冷たいものを頼んで、ネットで掲載する作品についての 打ち合わせやら、助監督の考えるシャンクス像と副船長像の話、他にも色々な話を しました。 話したいこと聞きたいことは山ほどあるのですが、何しろお互い大阪から遠くに 住む身。新大阪駅で新幹線に乗り換えようと御堂筋線から出るとき、助監督の切符 が見つからない!あんな短い間にどこいっちゃったの?ああ、またもやミステリー。 駅員さんに事情を説明し始めた助監督の後から、私は「彼女は私の連れでして、 これと同じ切符を確かに買ったんです!」と説明すると「今度からは気をつけて下 さいね」と改めて精算を要求せずに駅員さんは通してくれました。いや、タダで通 してと頼んだわけではなかったのですが、信じてもらえるってありがたいことです。 ありがとうございました、駅員のお兄さん。大阪は人情の街…。(ほろり) ほっと胸を撫で下ろし、六時頃の新幹線に乗って帰路につきました。 余談ながら、新幹線で隣のおじさんが読んでいたフライデーに「島袋氏逮捕事件」 の記事が載っておりました…。 シティに参加するようになって一年。本当に一人ぼっちだった去年のイベントか ら振り返ると、それからも本を出し、サイトを開き、助けてくれる仲間も出来まし た。お客様から感想をいただけるようになりました。今までやってきたことは決し て無駄ではなかったとしみじみ感じました。 どこまでいけるか分かりませんが、もう少し頑張ってみます。皆様、ご指導ご声 援のほどよろしくお願いいたします。 助監督がどんな方なのか?併せてレポートすると長くなるので、こちらのページ でご紹介します。