訳者後書
 目隠し緊縛の上に、正体不明の男から強姦…。うーん、とんでもない。
実はこの話、3作同時進行で製作していたうちの一つだったのですが、 
一番最後に思いついて、一番最初に出来ました。この状況では「そうい 
う趣味だったのね」と後ろ指さされても弁解できないと思いました。  

 タイトルは藤本ひとみの小説より拝借しました。他にもサルバドゥー 
ル・ダリの絵画「聖アントニウスの誘惑」のイメージにも影響されたと 
思います。しかし、関連作品を読んだり見たというだけで、本当の聖ア 
ントニウスにおける逸話については知りません。知りたいのですが、資 
料に辿りつけなくて…。英和辞書(研究社)では豚飼いの聖人とありま 
した。???                           
 作中の「いいえ」と言う答えをNoではなくNEVERとしたのは、否定  
の意味を強調(決してそうではないの意)したかったからなんですが、 
「二度としない」にも使ったら、エドガー・アラン・ポゥの詩「大鴉」 
に似た雰囲気になったような…                                     

 今回の扉絵は珍しく輸入ものです。ひなた様もご愛用の「トリスの市
場」より拝借しました。                      

 果たして副ちゃんは強姦されて泣き寝入りするタイプか?と自問自答 
もしましたが、「艦を降りるな」という命令は最も残酷な仕返しだと思 
ったので、話の筋を修正しませんでした。              
 でも、実際泣き寝入りしそうに見えるのは私が副受け派だから?リバ 
ーシブル派のご意見を伺いたいものです。              

 ミステリ風に「犯人は誰?」と思った読者様はいらっしゃいますか? 
船医または船医見習が怪しいと思いました?             
 残念ながら「はずれ」です。                   
  真犯人はそこでこの話を読んでいる「あなた」なのかも… 


 シャンクスがマジックハンドを使ってした悪戯というギャグ落ちも
捨て難いとは思いましたけどね。(笑)              
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