2000.03.08 中目黒事故の状況
 
1.破損は小さいですが、実はこちらの20000系での死者が5名。それだけ混雑していたということでしょう。
右が5両目で左が6両目。5両目に付いた03系の肩による傷に注目。傷の位置が低いため、03系はかなり傾いた状態で20000系に衝突したと予想されます。
2.こちらの方が破損が激しいので、当初はこちらが報道の中心になっていましたが、実は空いていたので死者0名。
激しく破損しているのですが、21時頃、起動して室内灯も点灯していました。その後すぐ、事故現場から移動。脱線した車輪はレッカー移動の時のような器具で持ち上げられていましたが、それ以外は自走も出来るのではないかというような状況でした。
3.これが問題の乗り越し転轍機。ここまで脱線したまま走ってきた03系は、この転轍機で反対車線に押し出され、20000系に衝突したものと思われます。
4.03系の肩の部分の残骸。これが20000系の車内に飛び込んだのでしょう。恐ろしいことです。
 脱線したあと、衝突に至るまでの状況は推測することができましたが、脱線の原因についてはわかりません。曽根悟先生はせり上がり脱線の可能性を示唆しておられますが、やはりその可能性が高いような気もしますね。
 亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
2000.03.09.101現在

 レールの幅は1067mm、脱線した車輪が転轍機で押し出されたとすれば、1m程度押し出されたことになり、すれ違う列車との間隔800mmを越えてしまって接触したと説明できるように思われます。しかし、よく考えてみると車輌の連結面間はそんなに大きくなく、1mも車輌が横に押し出されるのは不可能です。
 そこでこのことをふまえて考えると、進行方向右側に脱線した台車は転轍機に当たって更に右に押し出されたが、連結器により500mm程度ずれたところで限界となり、左側の車輪が転轍機のレールに乗り上げ(ここで左の空気バネがパンクか?)、車体は大きく右に傾き、右肩が対向列車に接触したと想像できます。
 そもそもの発端となったせり上がり脱線については、現地、現物で再現試験が行われるようです。確かに現地は曲線と縦曲線が重なり、しかも、列車はホームに向かって加速していくので、最後尾の車両は意外な速度になることも考えられる条件の厳しい個所です。
 ちなみに、現在事故現場には花が供えられ、最徐行で通過しています。
2000.03.10.2352現在

 死者は1人増えて5人に。これ以上増えないことを祈ります。
 空気バネのパンクは、作業員が復線作業の準備のために空気を抜いたことが判明。事故原因とは無関係であることが確認されました。
 アルミ車体の強度を問題視する報道がちらほら見られます。しかし、209系を見るかぎりステンレス車体ならOKとは言えないでしょう。
2000.03.13.1728現在

 03系の最後尾車両に乗っていたのは6人、全員が無事だったそうです。当初の報道がまちまちだったのと、私の確認が不足で記述を間違えていました。該当部分を修正しました。
2000.03.15.2216現在
戻る