45.停止時のNレンジと2速発進
| 燃費に関して、停止時にDレンジのままがよいのかNレンジにするのがよいのかということ
と、2速で発進することの効果はたびたびネット上でも質問が出ています。どちらも、たいした影響はないと思いますが、ちょっと比較してみました。
図1は信号で停止した後Dのままであった場合(赤色)とNにシフトした場合(青色)のガソリン消費の時間経過です。赤色つまりDのまま のほうが消費は多くなりました。しかしその差は30秒で0.5mLです。10mLの差がでるには10分必要です。それくらい、じっとしているならばエンジ ン止めた方がいいと思います。
次に2速発進について調べました。図2は走行距離とガソリン消費の関係です。通常のDモードでの発進は赤色、2速から発進した場合は青 色です。できるだけ同じような加速の時のデータで比較しました。Dのままで1速から発進したほうがガソリン消費はわずかながら少なくなりました。図を見る と分かるように、2速の場合には走り始めてすぐの時にガソリンを多く消費して、結局これが命取りで最後まで逆転できませんでした。データを見ると動き始め る直前に消費が大きくなっていました。以前にも比較にだしたように自転車で考えるとわかりやすくなります。変速機能付きの自転車で、初めからギアを高めに しておくと、自転車こぎ始めて動かす時にかなり力が必要です。車でも同じだと思います。トルクを出すためにエンジン回転数があがり、トルクコンバータが滑っている状態かと思います。
図3は速度とガソリン消費の関係です。そういいながらも、いったん動き始めると、2速の場合はガソリン消費はやや小さくなっており、多 少差を詰めることはできるようです。Dモードで発進しても、ふつうの加速であれば、数秒で2速にシフトアップされるので、結局のところ、動き始めるときの 損をとりもどすことはできませんでした。下り坂であれば、どうなるか分かりませんが、Dモードでもずっと1速で走ることはないので、差は小さいと思いま す。
停止中にNレンジにすると、燃費は向上、2速発進は燃費低下、という結果ですが、その差は非常に小さいので、こういったことを気にする 必要はまったくないと思います。ふつうのAT車は停止中も 発進するときもDモードのままで十分と思います。 |