48.チョイ乗りの悲劇


大げさなタイトルで恐縮ですが、ごく短距離の走行、いわゆる「チョイ乗り」の燃費は悪くなることはみなさん ご存じと思います。今回はチョイ乗りでの燃費の例を紹介します。

勤 務先から仕事の関係で市内のホテルに荷物を運びました。昼間で暑いためエアコンで冷房をしていました。図1には速度の変化を示します。走行距離は約2.5 kmです。長いところで700mほどノンストップで走っていますので市街地としては時間的にすいていた状態です。信号ストップの回数はさほどでもありませ んが、アイドリングストップはしておりません。減速や加速などは燃費への影響を理解した上での運転です。

図 2には積算の燃費を示します。縦軸はエンジンをかけてから消費したガソリン量です。最終的に320mLの消費です。積算燃料の垂直になった部分(A)は、 距離は伸びてないのに消費のみが上がっています。これは信号待ちで停止しているときのアイドリングでの消費です。バカにならないことが分かります。やや曲 線がなだらかになっている部分(B)は赤信号を見てアクセルを離した後です。エアコンを使っているため燃料カットにはなっておらず、少し燃料消費していま す。燃料カットになるとこの部分は完全に水平になります。この曲線の傾きが燃費に対応しており、傾きが緩やかなほど燃費はよくなります。ちなみに、燃費が 14.2 km/L(10.15モードの値)に対応する直線を図に入れてみました(左下原点からでている青色の線)。1kmを越えると、信号と信号との間を走行して いるときにはこの値に近いか超えています。コールドスタートであるため、しばらくは燃料消費が大きく、赤色の線の傾きはややきつくなっています。また、加 速時は傾きがきつくなります。

かなり気をつけた運転ですが、燃費は7.3 km/Lで した。短距離の上、市街地では、エコドライブといってもなかなか燃費はのびません。また、今回は渋滞はないのですが、これに渋滞がからんでくると、 7km/Lをきってしまいます。これは真夏のため、エアコンは使用しましたが、冬と違って暖機でのガソリン消費は少なくなってもこの結果です。

休日の午前中は店も道路もすいているので、自宅の近くのディスカウントショップ、スーパー、その他あちこち走り回ることがあります。道 路は混雑しておらず気持ちよく走れますので、燃費もそこそこいくのかなと思って、帰宅してチェックすると、みごとに8 km/Lを切っています。チョイ乗りの連続であることと、いくら道がすいていても信号ストップは数百メートルおきにありますので、燃費はこんなものです ね。


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