18. 微妙なアクセル操作
| ネット上にはアクセルの微妙な調整で燃費がかなり向上するという話が紹介されています。一定速度で走行するところから少しアクセルを緩めると高燃費で定速走行ができるらしいです。実際にそうかなと思うような体験もあります。たとえば、一定速度になった
と思って燃費計を見ると、15km/L前後、そこでアクセルを少しゆるめると、燃費は20km/Lを越えますが、スピードメータを見ると速度は一定のままということがよくありま
す。これは、速度が実際には変化しているが、速度計を見てもそのような微妙な変化が分からない程度なのか、実際に燃費のよくなるスイートスポットがあるの
か、どちらでしょうか。 この点について確認してみました。結果を図1に示します。黄色は 瞬間燃費[km/L]、青色は速度[km/h]、マゼンタ色は燃料噴射速度[mL/min]です。瞬間燃費と噴射速 度はおおまかに鏡の関係になりました。最初は24km/Lの燃費で走行しています。このとき、速度はじわじわ下がっています。速度メータを見ていても分か りません。ここでアクセルを少し踏んでいくと燃費は16km/L程度に落ちます。すると速度はじわじわ上がっています。またアクセルをゆるめると燃費は 23km/Lまで上がりますが、速度はじわじわ降下しています。このように、微妙に速度が変化しているわけで、結局のところ、特に燃費がよくなるような踏 み加減というのはないように思えます。
ほんの少し強く踏むと燃費は10km/Lになるし、少しゆるめると20km/Lを超えてしまいます。燃費のメータを見ながら一定燃費で 走れば別ですが、普通に運転していると、燃費は上に下に動き回っています。ようするにそれだけアクセルに敏感です。 速度が一定であればそれに応じた燃料が使われているわけで、微妙なアクセルワーク に神経を使う必要はないのではと思います。ただし、他の人が運転する車に同乗すると、アクセルの踏み方というのは個人差が大きく、せわしくブカブカ している人もいますし、アクセルとフットブレーキをオンオフスイッチのように操作する方もいます。ネット上のアクセルの踏み方に関する話は、そのような人に一定速度 で走るためのアドバイスなのかと理解すればよいと思います。 |