29. 定速走行燃費


燃費計を取り付けて最初に知りたかったのが定速走行燃費でしたが、これが結構むつかしいのです。満タン法で は当然ながら分かりません。また、燃費計があっても、なかなか分かりません。普通に走っているときは流れや信号があるので、一定速度で走れない。また、普段は気づきませんが、道 路というのは結構ゆるやかな傾斜があったりする。さらに、一定速度と思っても少しでも加速気味や減速気味になると、燃費は大きく変化する。

自宅から少し走っていけば、埋め立て地に、平坦直線で車がほとんど通らない道路があるにはあるのですが、わざわざ、そこまで行って調べ ようという気合いもありません。結局、記録データをながめて、一定速度と思える部分を切り出し、さらに往路、復路でだいたい同じ燃費になっている部分を使 いました。図1がその結果ですが、結構ばらつきがありますし、精確とも思いません。だいたいの傾向が分かる程度と思います。気温は25℃プラマイ3℃くらいで、道路は 乾いています。

色の違いは左から3速、4速、5速です。同じ速度でもギアによって燃費が違ってきますが、CVT搭載車であれば、きっと燃費が高くなる ポイントを結んだスムーズな関係になるのではないかと思います。Stream iL(FF)の場合、一番燃費のいいのは5速で60-70km/h付近のようですが、40km/hあたりから90km/hあたりまで結構広い範囲で燃費は 18km/Lを越えています。

ガソリンエンジン車の弱点として、車は動いてなくともエンジンが動いていればガソリンを食っています。ごく低速では、車を動かすエネルギーよりもそちらのほうが大きくなる領域もありそうです。と いうことは、時速20キロ以下では燃費はだんだん悪くなってゼロに近づくことになります。

Stream iL (FF)は5速まであるおかげで、燃費MAXの速度がやや高速側にシフトしているのかなと思いますが、さすがに100km/hを越えると空気抵抗のために 燃費はがくっと落ちていきます。オートメカニック誌1994年9月号で燃費の特集が組まれ、さまざまな検討がされていましたが、1500ccセダンでの定 速走行燃費も60km/hから上では、ひたすら低くなって130km/hでは約半分まで落ち込んでいます。どのような車でも、程度の差はあれ、高速になる と燃費はかなり悪くなるものと思います。


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