7. アイドリングストップの効果
| 信号待ちでのアイドリングについてはストップ運動がある一方で、頻繁に行うとスタータやバッテリー(多分)
の寿命が短くなると聞いています。また、エンジンを再始動した直後はガソリン消費が多くなるので、アイドリングストップは燃
費向上にさほど効果ないという話しも聞いたことがあります。ここではとにかく燃費のことだけを考えた場合にアイドリングストップがどれほど効果があるのか
調べました。
AT車の場合にはDレンジでフットブレーキを踏んで待機するのが基本ですが、ストリームでは、このときのガソリン噴射速度は13-15
mL/minです。Nレンジにするとやや落ちて11-12
mL/minとなります。図1は停止していた時間と発進して20km/hに達するまでの間に消費するガソリン量との関係です。 青色◆はアイドリングしていた場合です。時間とともに消費量は大きくなり ます。時間ゼロにもっていくと0→20km/hにかかるガソリン消費そのものになります。約7 mLです。 この図から、アイドリングストップして、エンジンをかけた時に必要となる余分な燃料の消費は大体4mLということも分かります。また、 20秒以上停止するならば、アイドリングストップしたほうがガソリン消費は少なくなることも分かります。2分間の停止であれば20 mLの差がつきます。
第5話の図1ですが、「普通の運転」(アイドリングストップしない場合)の時には、通勤片道全区間を通しての信号待ちの時間が522秒 で、この間のガソリン消費は134 mLになりました。これには暖機のときのアイドリングは含みません。一方、「エコドライブ」では信号待ちの時間が339秒でこの間のガソリン消費は51 mLになりました。このうち231秒のアイドリングストップをして、それによる燃料節約分は38 mLです。 すでに書いたようにふたつの運転方法ではほぼ同じタイミングで信号にひっかかりました。そのため自宅から職場までの平均速度はほぼ同じ です。ただし、信号間の平均速度は「エコドライブ」のほうがやや低いため、信号停止している時間が短くなっています。これは意識してやったことで、どんな に急いでも次の信号に引っかかると分かっている場合には、無理しないようにしました。「普通の運転」では、次の信号が赤であろうと黄色であろうとまわりの 車にあわせて加速し、適当な距離からフットブレーキをかけて止まりました。このような運転方法の違いによる節約分は、信号待ちの時間が短くなった分 (522-339=183秒)で、アイドリング時の燃料消費を14 mL/minとして計算すると43 mLとなります。アイドリングストップと合わせて81 mLの節約です。ここまでくると、かなり大きく、8% 程度の燃費向上になっています。 ある本(高性能電気自動車ルシオール、清水浩著、日刊工業新聞社)を読ん
でいると、アイドリングストップを何年にもわたって試し続けた方の話が紹介されており、約2割の節約ができたそうです。燃費を向上させることについては確
かに大きな効果がありそうです。現にアイドリングストップの機能を持った車も復活しているようですし。そもそも、街中を走っているときの半分以上の時間は
停止しています。このときの燃料消費量が半分になるだけでもずいぶん違ってくると思
います。また、ストリームのスターターはアイドリングストップすると壊れるのでやめた方がよいと専門家らしき方からアドバイスもいただきましたが、13万
キロ走ってもまだ大丈夫でした。 |