16. 気温と 燃費の関係U


前回の続きです。

私の使っている補正した燃費は、信号でのアイドリングでの消費と減速時の無駄な消費を除いたもので、速度変動はあっても走っているとし たときの燃費に相当します。これは暖機されるまでに余分に使われるガソリン消費を含んでいます。気温の影響を受けるのは暖機前か 暖機後も受けるのか気になるので、調べてみました。

だいたい、夏場は1.4kmくらい、秋は1.8kmくらい、冬は2.5kmすぎでロックアップインジケータが点灯しはじめますので、こ のあたりで暖機完了(少なくとも冷却水の温度は暖まった状態)になっていると思います。そこで、通勤経路のうち、1.8km付近の信号停止までと、ここか ら先に分けて補正した燃費を算出してみました。暖機完了前の燃費は、もちろん暖機のために余分なガソリン消費するわけですので、燃費を補正しているにもか かわらず非常に悪くなります。暖機後の燃費はまさに暖まった後のノンストップ走行での燃費なので、かなりよくなります。とはいっても流れの中なので速度変 動は大きく、定速走行燃費にはかないません。

左図に結果を示します。燃費が高いほうのデータは暖機後走行、下のほうのデータは暖機までの燃費です。私の通勤路の場合、暖機後にほぼ ノンストップで走ると夏場は16km/L、真冬は14km/Lくらいで走れるのかなと思います。直線の傾きからすると、気温が10度変わると走行中の燃費 は4%くらい変わるようです。気温が低くなると、温度の低い空気は夏場よりも余分に暖めないといけない、エンジンと外気との温度差が大きくなるので熱ロス が大きくなる、これらのために余計に燃料消費するということだと思います。

それに対して、暖機するまでの燃費(下のデータ)は気温の影響をかなり受けており、30℃で10km/Lあったものが、0℃では 6km/L近くまで落ちてきます。気温が10度変わると燃費は10%以上変わります。この場合には、上記走行中の熱ロスの影響に加え、暖機のときはそれま で冷えていたエンジン、排気系、冷却水などを暖めなければならないので、気温が低いほどさらに余分に燃料を消費するためだと思います。右図には気温と暖気に必要な燃料消費量の関係をいくつかのデータから推測してみました。

一度エンジンをかけて長距離走る場合には気温の影響はあっても、左図の上のデータの関係に近くなり、10度で4%程度となると思います。 しかし、チョイ乗りの場合には、ただでさえ燃費が悪くなるのに加えて、冬場はさらに燃費の低下を実感することになると思いま す。寒い朝の2-3kmの走行であれば、特に渋滞がなくとも数回のStop&Goを含めて燃費は6km/L(ストリームiL-FF)を切ってもおかしくありません。燃費が悪い からといって車が壊れているわけではありません。



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