図1はエンジンを始動してからの時間と毎分あたりのガソリン噴射量[mL/min]を示します。この場合に
は10秒程度で発進しています。暖機された状態では18
[mL/min]あたりにベースがくる程度のアクセルワークですが、3分あたりまではベースがやや上がっていることが分かります。つまり、黄緑色で表す面
積が暖機によって余分に消費されるガソリン量となり、約50 mLです。
この図の場合には4分手前までに159 mL消費して、1.2km走っています。エンジンをかけてからのトータル燃費は7.57
km/Lです。暖機で余分に消費された量を50 mLとして差し引くと109 mLとなり、燃費は11.0
km/Lとなります。この燃費は暖機を十分に行って、このコースを走ったときの燃費にほぼ合致します。
すぐに(10秒)走りはじめて余分な消費量が50 mLであることを考えると、アイドリングしながら暖機を行い、50
mL以上消費してしまうと、確実に余分な消費をしていることになります。第3話のように3分間アイドリングすると、120
mLを消費しますが、仮に3分で完全に暖機されたとして、このコースを走って、109 mLの消費、合計229
mLの消費ですから、すぐに走り始めた場合よりも70 mLほど余分な消費をしています。
10秒程度のアイドリングで発進するとして、その後しばらく、穏やかに運転するにはどうすればよいのか?図2に発進してから230mまでの燃料消費を示し
ます。10mで一旦停止して右折、100m付近でも一旦停止して右折。この区間は住宅地で他の車と出会うことはまずありませんし、速度も出せません。1速
のままクリーピングで走行すると、燃費計の針は4km/L付近です(赤色)。このとき、アク
セルを軽く踏んでいくと燃費は上がっていきます(青色)。また、マニュアルで2速にシフト
アップしてクリーピングしても燃費はよくなります。1速クリーピング(赤色)よりも2速クリーピング(緑色)
のほうがかなりよい結果です。黄色はアクセルを軽く踏んで2速へのシフトアップのタイミングを早めたときの結果です。2速クリーピングだとこの後に多くガ
ソリンを消費するのかもしれないと思いましたが、あまり影響ないようです。青色は結局のところ、2速へシフトアップされることが理由で、100m以降では
緑色と同じ推移をしています。

一応、結論みたいなものをだすとすると
○ストリームiL(初期のECU)については暖機のために50 mL程度は余分にガソリンを消費する。
○停止して暖機するとその長さに応じて余分な燃料消費になる。
○発進してからの1速でクリーピングすると暖機のための余分な消費が10 mL以上増えてしまう。
○実際にはそれぞれの事情があると思いますので、それに応じて暖機をすればよい。
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