12.EUモード燃費


EUの燃費の測定パターンはおおよそ下図のようになっています。比較的低速での同じパターンの4サイクル繰り返し部分が市街地モード。これはエンジンが冷えた状態か らスタートするので日本の10-15モードとは大きく異なります。加速はやはりゆっくりです。市街地モードの後の比較的速度の高い部分が郊外モー ド。すべてを合わせて複合モードとなります。


PartTでも述べましたが、EUの市街地モード燃費は国内での実燃費に比較的近いと思います。日頃短距離で使うことが多いのでコールドスタートの効果が反映されているた めです。距離が短いのでやや低めかもしれません。また、実際の運転ではこのようなゆっくりとした加速をしないので、それによる違いもでてくると思います。また、実際の加速では必要なパワーが大きく なるので、CVTやATはモード燃費との乖離が大きくなるかもしれません。CVTは伝達効率は低くとも、燃料消費の少ない回転数を維持できることで燃費 を上げていると言われていますが、そもそもエンジンがその回転数で必要なトルクを出せなければ、回転数を上げることになります。

3000回転前後でトゥーラン1.4 7DSGと同等の出力となる2.5Lあたりの車と燃費を比較しました。EUの市街地モード燃費で、英国で販売されている日本メーカの車です。いずれもトゥーランよりもやや軽い車です。(外見ではそうは思えませんが、これらの車よりもトゥーランは重たい。床下に石でも積まっているのか?)下左図に結果を示します。この中でレガシーとエクストレイルは四駆になります。また、エクストレイルとアウトランダーはCVT です。PartTで説明したように、8年くらい前に英国で販売されていたストリームの市街地モード燃費は7.9km/Lで、これら2.5L車とほぼ同じ 燃費です。ストリームのみでなく、その当時の2L車の燃費はこのくらいだったので、この8年の間に2.5L車で8km/L程度の燃費が出るようになったということで進歩はしてい ますね。

もう少しがっぷり四つになった比較をしたいので、1.6LのMT車の燃費と比較したものが下右図です。重量はトゥーランよりもかなり軽い車達です。 Mazda3はアクセラです。ノート(1.6L)は国内でも販売されていますが、実燃費は同じくらいかと問われると、さすがにトゥーランのほうが低いとは思いますが、かなりい い線はいくのでは。(それにしても、レガシー2.5Lがノート1.6Lの燃費で走るとすれば、すごいことだと思いませんか?)


か つて、国内メーカも直噴エンジンのターボ車や自動MTを搭載した車を出していましたが、主流にはなっていません。一方、VW/Audiの中小 型から中型 くらいのガソリン車はTSI+DSGに置き換わっているので、かなりの生産台数になっていると思います。ハイブリッド車やCVTの技術が弱いからその道を 選んだのか、どちらが生き残るのかも分かりませんが、このような技術を日本のメーカが世に広められなかったことは、やや悔しい。といっても、社員でも株主 でも、ましてや社長でもないの で、まあいいか。今後少しずつ出てくるようですが、頑張れ日本の自動車会社。


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