17.オクタン価
| ガソリンのオクタン価は日本や欧州ではRON(Research Octane
Number)が指標になっているようです。ガソリンは炭化水素の混合物であり、それらの炭化水素はさまざまなRONの値を持っています。ガソリンの
RONはそれらの重量平均になると思います。密度が
大きく違わないとすると、RONの異なるガソリンを混合した場合、おおまかには体積平均で考えても大丈夫だと思います。国内のハイオクガソリンはJIS規
格では96RON以上となっていますが、石油会社はだいたい
100RONで製造しています。レギュラーガソリンはJIS規格では89RON以上となっていますが、販売されているガソリンは90RONくらいのようで
す。 トゥーラン の給油口のフタの裏には96RON以上と書かれています。欧州では8割くらいの車が95RONのミッドグレードのガソリン を使うようで、トゥーランも95RONと指定されているようです。欧州ではプレミアム(98RON)の指定ではありません。しかし、国内では中間グレード のガソリンがないため、それ以上つまりJISで96RON以上とされるハイオクが指定されます。 ある割合でレギュラーとハイオクのガソリンを混合した場合には95RON程度のガソリンを得ることは可能です。インターネットで検索すると、給油のたびに ハイオクとレギュラーを半分ずつ給油している方もおり、一応、走ることの実証はされています。 ここでは、燃費がどうなるのかを調べてみました。給油時に調整して、レギュラー21L、ハイオク39Lとなるように入れてみました。RONはおおよそ96 になったと思います。普段の通勤においては、特に何も違いは感じません。燃料消費について、同じような気温、初期水温、信号タイミングの時の比較を下図に 示します。できるだけ、同じ条件にするため、信号ストップアイドリング中の燃料消費は計算に含めていません。5km近くまではほぼ同じ消費。5km手前の信号で減速加速があったため96RONは消費を増やしていますが、その後はこの差のままです。 ![]() 95RON より上であれば点火のタイミングも遅くなることはないだろうから、燃費はガソリン密度に影響されます。レギュラーガソリンのほうが少し密度が小さく、 これくらいの混合比率であれば1%未満の差ではないかと思います。それが、そのまま燃費に反映するとしても、このような測定でははっきりは分からないで しょう。 普通に走るときはまったく違和感なかったのですが、強い加速をしようとすると、なんとなく重い感じがしました。これは実際にそうだったのか気せいなのかは 不明です。 高速道路BA区間において、その日の気温からして24 km/Lはいくだろうと思っていたところ、23.9 km/Lとなりました。途中数回豪雨に襲われましたが、それを考えても24km/Lを切ることはないと思いました。1%くらいかもしれませんが、絶対燃費 は落ちたと思います。 結論:ハイオクガソリンにレギュラーガソリンを混合して、オクタン価96程度にした場合、燃費はほんのわずかだが落ちるに違いない。加速も微妙に悪くなる ような 気がする。経済的には年間で数千円支出が抑えられる。しかし、総合的に考えると、そこまでやる必要なし。日本でもレギュラーガソリンのオクタン価 を95にしてくれたほうがうれしい。 |