21.初期暖機燃料増量
| エンジンが暖まるまでは、燃料は増量されて噴射されます。下図はエンジンを始動したときの水温とその後の燃料消
費の関係を示します。一旦停止や信号のタイミングが異なるので、同じかたちにはなっていませんが、同じ気温(水温)であれば、1500m走るとほぼ同じよ
うな燃料消費になります。この区間は住宅街の中なので基本的に制限速度は30もしくは40kmです。また、気温が22℃のときに十分に走って暖機も終わっている状態からスタートした時の結果も示します。 暖機のための燃料増量は明らかにあり、同じ気温であれば30mL程度と推測されます(寒いともう少し多くなります)。また、気温が低いときは水温が上がるまでにかなり時間がかかります。 また、十分に暖機されてからも、気温が低いと燃料消費は多いので、寒い冬はどうしても燃費が悪くなります。
下 の図は走行前に少し暖機をした場合とそうでない場合の結果です。暖機運転をすると、この場合には32mLほど停止状態でガソリンを消 費しています。その後は、水温上昇が早いため、燃料消費量の差はだんだん縮まっていきます。ストリームの場合は、この差がなかなか詰まらず、走行前の暖機 はできるだけ少なくしたほうが燃費はよくなりました。トゥーランの場合は、少しくらいならば走行前に暖機運転しても影響は小さいようです。このデー タ以外でもトゥーランはその傾向があるような印象を持っていました。
トゥーランは走りはじめて、最初に燃費が表示されるのは300mくらい走行した後です。その時の数値は私の走行環境では、冬で4 km/Lの前半、暖かくなって4km/Lの後半でした。このことは一番上の図からも分かります。ところが、暑くなってきて、この値が7 km/Lを越える日がでてきました。なぜか5とか6といった中間の値は飛び越しました。その間の燃料消費を調べてみると、下の図のようになりました。水温が33℃であった ときは、暖機済みとほぼ同じ曲線をたどってます。境界が何度であるかは分かりませんが、31−32℃の間になります。30℃よりも低い場合には一番上の図 のように初期の燃料消費に対する温度の影響はかなり小さく、ほとんど同じような結果ですが、はじめの水温がこの境界の温度以上になると、いきなり暖機終了とみなされて、燃料増量がな くなるようです。
夜帰宅してから、朝出かけるまで10時間程度ありますが、夏場で風が吹かない寝苦しい夜は、気温は30℃よりも下がっても水温は30℃以下にはなかなか下がらないと思います。こうなってくると、通勤燃費も信号と相性がいい日は17 km/Lを越えることもあると思います。なんか恐ろしい車です。 |