作業環境◆MacOS8.6 フォトショップ5.5
Winの方はオプションキーAlt コマンドキーCtrlと考えていただけると大丈夫…だと思います(不安)

主線の完成主線の色と下地影付け◆仕上げと完成

●仕上げと完成●

ハイライト。

 ハイライトの入れ方には幾つかあります。
 まず『消しゴムツール』を使った方法。わたしはこれを使っています。
 左の場合はオプションで強さを5%に落として『エアブラシモード』で撫でます。弱いなと思っても二度三度と撫でるうちに丁度良くなりますし、それによってグラデーションもかかるのでパーセンテージは弱めの方がいいでしょう。

 次に『エアブラシツール』を使った方法。色を白にして、パーセントを調節しながら塗っていきます。モードは『乗算』にしたほうがいいかと思います。
 通常モードで塗るならばパーセントは心持ち強めにして下さい。いくら塗ろうとパーセンテージ以上の濃さはでません。
 ちなみに、レイヤーを分ける場合は『レイヤー』のモードは必ず『通常』にしましょう。『乗算』では白を塗っても透明なので色が乗りません

◆レイヤーと消しゴムの関係◆
 『消しゴムツール』についての注意です。
 レイヤーを分ける前、『消しゴムツール』は背景色を塗ることだと書きましたが『レイヤー』を分けた後は違います。
 『主線レイヤー』『消しゴムツール』を使っていただければ分かりやすいと思うのですが、何も色の乗っていない『レイヤー』は透明です。故に『消しゴムツール』で消した跡は透明になってしまいます。
 このとき『消しゴムツール』を使ったレイヤーの下のレイヤーに色があればそれが見えてしまうことになります。
 ハイライトではそれほど重要な事ではありませんが、最終的に背景全体に色をおきたいひとはこの透明部分の「穴」は、新たなレイヤーを作るなどして白を塗って埋めておきましょう
 もちろん後からでも可能な作業ですので、背景の色を塗って「穴」を確認してから埋めても大丈夫です。お好みでどうぞ。

とりあえずの完成。

 以上の手順で塗り終わったものが左です。

 格別特別なものは使っていませんが、服の下地にだけ『フィルタ』をかけています。
 塗りつぶした後に『フィルタ』『テクスチャ』『テクスチャライザ』『カンバス』をかけて模様を出し、上に『乗算モード』の新規レイヤーをかぶせて影を付けました。
 模様がある場合、同じレイヤー上に通常モードの『エアブラシ』を掛けると模様が塗りつぶされてしまいますので注意しましょう。

◆色の変更◆
 「塗っては見たけどなんだか暗い…」「別の色にしてみたい」なんてことはよくあることだと思います。
 CGの利点は「何度でもやりなおせること」ですが、ベタ塗りならともかく影のついた部分を何パターンも作るのは結構大変です。そこで完全に好みの色にできる保証はありませんが、色を変更するいくつかの手段を紹介しておきます。
 ちなみに、どれもレイヤーごとに別々に掛けることが出来ますので「肌の色だけ変えたい」なんてときも使えます。
 カラーのバリエーションを作りたい時は、色を変えたい『レイヤー』をコピーして元レイヤーはとっておくと戻したい時に慌てずに済みます。

『イメージ』『色調補正』『カラーバランス』
 RGBカラーのバランスを変えて色を変える方法です。割とお手軽に酷く色を崩さずにできる方法ですが、特定色を変えることは出来ません。

『イメージ』『色調補正』『色相・彩度』
 色相、彩度、明度を変えることができます。
くすんだ色を明るくしたり、逆にはっきりし過ぎる色を落としたりするのに使えます。

『イメージ』『色調補正』『特定色域の選択』
 「赤色系」「イエロー系」のように色ごとに選択して色を変えることができますが、グラデの掛かった部分だと(ベタ塗りの箇所以外は多かれ少なかれグラデが入っているとみていいでしょう)同じグリーンだったとしても「黒」に反応するところと「イエロー」に反応するところがあったりするので、一気にやり過ぎるのは危険です。バランスが崩れることがあります。
 ちょっとずつ色を変えて、何度か繰り返して好みの色に近付けるのをお勧めします。
わたしはこれを使う時は『カラーバランス』なんかと併用することが多いです。

背景と文字。

 フィルタをいまいち使いこなせていないわたしには苦痛な作業です(とほほ)。
 これは本当に個人差がありますし、作品ごとによってもまったくやり方が違いますので、取りあえず今回はこのイラストの場合、ということで手順を説明したいと思います。

◆背景◆
 今回は人物の周囲は白く抜きましたので、まずはその作業から。
 『自動選択ツールオプション』『すべてのレイヤーを使用』にチェックを入れ、周囲の色の入っていない部分をクリックします(このとき『選択する色の範囲』は1か小さな数字にしておきましょう。大きな数字にするとパーセンテージの低い部分が一緒に選択されてしまいます)
 色が完全に入っていない部分だけが選択されるはずです。主線のゴミの消し残しや色塗のはみ出た部分が発見できますので、気になる方はここで消しておきましょう。気にならないなら『なげなわツール』に切り替え、シフトを押しながら囲んで選択範囲に取込んでいきます。
 白部分を囲み終わったら、『選択範囲』『選択範囲を反転』、次に『選択範囲』『選択範囲を拡張』で選択範囲を広げましょう。任意の大きさで構いませんが、小さい時には更に拡張しましょう。
 すべてのレイヤーの一番下に、新規レイヤーを作ります。選択範囲はそのままにしてください。
 次に描画色を白にして、『塗りつぶしツール』で塗りつぶして下さい。白くふちが残るように見えるはずです(ちなみに、これをしないと今回の場合、白目の部分や服のハイライトの部分、髪のハイライトの部分に背景の色が抜けてしまいます)
 次に白い影のレイヤーに『フィルタ』『ぼかし』『ぼかし(ガウス)』をかけます。『プレビュー』にチェックを入れて様子を見ながら好みのぼかし具合にしましょう。
 髪の毛やその他細かな部分のぼかしが太い場合は、少しパーセンテージを落とした消しゴムで消したりやや大きめの『ブラシ』『指先ツール』を使ったりして調節しましょう。

 次に『グラデーションツールを使います。
 描画色を任意の色に変え、『グラデーションツールオプション』で調節しましょう。今回は『描画色から背景色へ』を使っています(白ではなく透明にしていますが)
 『グラデーションツール』を下から上へ引っ張ります。気に入ったグラデになるまでやりなおしましょう。開始が透明ではなく描画色だった場合は上から下へ引っ張れば見本のようになります。

 最後に『楕円形選択ツール』(矩形選択ツールを押しっぱなしにすると出てきますので変更して使いましょう)で円を作ります。レイヤーは分け、主線より上に置いています。
 シフトを押しながら追加していって(ドラックしている間に一度シフトを離し、もう一度押すと正円になります)『塗りつぶしツール』のパーセンテージを落とし、『乗算』モードにしたもので塗りつぶします。今回は白で塗っていますので、レイヤーは通常モードです。
 『指先ツール』で修正します。このときレイヤーを分けていないと、グラデの部分まで滲んだようになってしまうので注意して下さい。

◆文字◆
 色々と問題ありそな『文字ツール』を使います。「CMapデータが足りません」と出る場合ですが、これはパソコンのOS自体の再インストールが必要なようです…。バージョン5だか4だか以前のフォトショのバグだそうで。
 再インストール後にフォトショを入れれば直るようですが、面倒臭い方は諦めましょう(をい)。
 WINの方は……すみません、勉強不足です…。解り次第追加したいと思います。

 さて、『文字ツールが使える方は使ってみましょう。
 『文字ツール』で文字を打ち込むと、文字用のレイヤーが勝手に作成されます。これはレイヤーを統合すれば画像になりますが、文字用レイヤーでである限りは何度でも文字の大きさを変えたり詰めを直したり色を変えたりできるものです。

 もうひとつ、『文字マスクツールというものもあります。
 これは文字属性は持っていませんので文字用レイヤーは出来ません。『文字マスクツール』は打ち込んだ文字のアウトラインを選択範囲として読み込むものですので、例えばこれをつかってグラデの掛かった文字を作るなどができます。

 今回は『文字マスクツール』で文字を打ち、適用する前に上下にばらばらにベースラインを移動させてひとつひとつ大きさを変え、『乗算』モードの『塗りつぶしツール』で色を乗せてから『矩形選択ツール』『移動ツール』で動かしたい文字を拾って重ねています。


Normal Size

画像の統合とWEBUP用の準備。

  いよいよラストですね。
 『画像を統合』でレイヤーを『背景』にしてしまいます。
 次に『イメージ』『解像度』72dpi〜100dpiに落としましょう。
 72dpiのほうが好ましいのですが、この段階で拡大しなくてはいけないくらいに画像サイズが小さくなってしまうときには100dpiくらいまでなら上げても大丈夫でしょう。絶対に拡大はしてはいけません。画像が荒れてもいいのならば別ですが。
 解像度は上げれば上げるだけ当然綺麗なものですが、はっきり言ってWEB上では高くしても無駄です。精々画像の大きさが変わる程度ですし、解像度が高ければ読み込みに時間がかかりますのでHPを見に来て下さる方が嫌になってしまいます。アナログだったりするともう駄目です。
 しかしだからと言って72dpiより落としてはいけません。最低72dpiです。

 次に『Photoshop5.5』からの機能で保存しましょう。
 『ファイル』『WEB用に保存』で保存して下さい。モードはJpegです。
 画質はわたしは『通常』で使っていますが、『高画質』のほうが色の荒れは少なくてすみます。『低画質』は軽いことは軽いんですが、相当に荒いです。
 『WEB用に保存』で保存をするとWEBでは見えない無駄な色をすべて弾いてくれますので見た目は変わらずに2/3程度の軽さになりますから、無理に低画質にこだわる必要はないでしょう。
 ちなみに。『WEB用に保存』のプレビューではかなり荒れて見えたり色が滲んだりすることがありますが、WEB上に上げてみればそれほど酷く荒れることはないはずです。プレビューは飽く迄プレビューですので、あまり気にしなくても結構です。
 それでも心配な方は一度WEB上に上げて見てみるといいでしょう。荒れていないことが確認できるはずです。

 5.5以前の方は『ファイル』→『別名で保存』を選び、jpgで保存して下さい。

これで一通りの作業は終了です。
解りづらい部分、説明の足りない部分、質問などがあればBBSかメールでお願いします。
可能な範囲でお答えしますので〜。感想などもいただけると幸いです。

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