おたまじゃくしの池

 今までの話  

 あれから・・

あれからもうすぐ2年。その間にもいろいろなことがありました。
その中でも1番大きな出来事は・・やはり最愛の父の死。
少しファザコン気味の私は、このことが本当にこたえました。
私は、このことでたいぶ変わったように思います。いい意味で・・。
父は「1人娘だからといって甘やかさない。1人でも生きていけるように強くなれ」という
教育方針で、私をまるで男のように扱ってきました。とても厳しかった。
そんな父親に「冷たすぎる!大嫌い!」と反発し、顔をあわせれば喧嘩ばかり。
お決まりのコースでグレたりして。(笑)
心の底からいなくなることを望んだことも多かったです。
30歳過ぎた頃あたりからでしょうか。だんだんと話すようになったのは・・。
まるでそれまでの分を取り戻すかようにとっても仲良くなり、
「親子」というより「親友」のようになりました。
ブラックな冗談が好きで、頭が良く、頼もしかった父。
これからもっと仲良く・・という時に父は旅立ってしまいました。
笑顔で話すことができた時間は本当に短かった。
よくよく考えれば、私は父の考えを1番理解できる存在だったかもしれないということに
今頃になって気づき、愕然とすることがたびたびあります。
こんな私を、父はきっと空の上で苦笑いしながら見ていることでしょう。
父は癌で亡くなり、母は癌と共存し数々の症状に悩まされながらもがんばって生きています。
「癌」という病は私が最も憎むべき相手となりました。

父が亡くなった時、私は母を支え、そして私を支えてくれたのは、夫と友人達と・・
ここ、おたまじゃくしの池のゲスト達でした。常連さんもはじめましての方も、みんなみんな、
自分の家族の事のように親身になってくれて優しく強く励ましてくれました。
思い出すと感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。
私は、みなさんの温かな気持ちを一生忘れません。

母と夫と私の3人。そして犬1匹猫3匹。
父の教えどおり、強く、たくましく、潔く、生きていきたいと思います。

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