わが街、Amherst

 「Amherst?どこにあるの?聞いたこと無いね〜」「University of Massachusetts?知らないねぇ・・」という人がほとんどでしょう。ここでは少しだけAmherstとUniversity of Maaschusetts, Amherst(通称:UMass)について紹介します。

Amherst(アムハースト、アマーストと読む)

 Amherstはボストンからバスで約3時間くらいの位置にある。ボストンからはスプリングフィールド行き(ピーターパンバス)にまず乗って、スプリングフィールドでAmherst行きに乗り換える。バスは最速で3時間で、停車場所が多いと4時間くらいはかかる。「週末ボストン」という生活を想像していた私にはこれはショックだった・・・。はっきり言って、パイオニア・バレー(Amherst周辺をそう言うらしい)に缶詰状態だ。大学内にバス停があるので、出かけるときも帰ってくる時も大学内までバスで戻ってこれる。

 この街の最もユニークな点はUMass transitなる無料バスが走っていて、誰でも乗れることである。学内もバス移動できるし、近郊の町にもこのバスで行ける。買い物に行きたければ郊外のスーパーBig YやStop & Shopに連れて行ってくれる路線もある。おまけにバスのフロントに自転車用スタンドまでついていて運んでくれるので、自転車を持ってバスに乗っていって、帰りはサイクリングでアムハーストに帰ってくるという贅沢な楽しみ方も出来る。

 Amherstは日本では無名の街だが、実は日本の近代教育と深い関わりのある街だ。札幌農学校(現在の北海道大学)に招かれた有名なウィリアム・S・クラーク博士はUMass(当時はMassachusetts Agricultural College)の総長だった人物だし、同志社大学の創設者、新島襄はAmherst Collegeで学んでいる。しかし、今現在日本人をここでみかけることはあまりない。学部・大学院レベルの交換留学生は日本からも結構来ているようだが、ポスドクである私には接点が無いので、アメリカに来てから2ヵ月半経つが現地で日本人と会話をしたことはまだ一度も無い。街ははっきり言って日本より安全だと思う。

 

University of Massachusetts, Amherst (マサチューセッツ大学アムハースト校)

 University of Maaschusetts, Amherst (UMass)は1867年にMassachusetts Agricultural Collegeとして創設されたマサチューセッツ州の州立大学である。他にもBoston、Dartmouth、Lowell、Worcester Medical School があるがAmherstがメイン・キャンパス(というのかアメリカの場合はキャンパスが違えば大学そのものが違うが・・・)である。私がここに来ることになったのは研究室のボスが移ったからというただそれだけの理由である。大学の研究室は一つ一つが会社みたいなものなので、ボスが大学を移ったら子分も一緒に移る。ボスは前はニューヨーク近郊にいて、こちらはマンハッタンまで電車で20分という絶好の「週末ニューヨーク」というロケーションだった。ここに来る前は「週末ボストン」という生活に胸をときめかせていたが、すぐに不可能だと気がついた。少し(いや、かなりかも・・・)残念な気もするが、前の大学周辺は治安があまりよくない場所だったのでそういう面ではAmherstは非常にいい場所だ。

 大学はとにかく広い!の一言に尽きる。タダのバスが走っている、と言ったが、バスか自転車無しでは辛い。私の在学していた名古屋大学も日本の中では広かった(確か75ヘクタール)が、UMassは1450エーカー(約600ヘクタール!!!!)である。どんな広さか想像してもらえるだろうか?

 街と学内は極めて安全だ。夜になれば田舎のくせに街灯がガンガンつているし、UMass transitバスも利用者が多い路線は夜中まで走っている。コンパクトな日本の生活に慣れた私にはまだまだ辛いが、広さに慣れれば快適な街だと思う。

 

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