ビーチボーイズ・オリジナルアルバム紹介
(1964〜1965)


アイランドバー

ALL SUMMER LONG 『ALL SUMMER LONG』 '64/CAPITOL Produced by BRIAN WILSON
[A]
I Get Around
All Summer Long
Hushabye
Little Honda
We'll Run Away
Carl's Big Chance
[B]
Wendy
Do You Remember?
Girls On The Beach
Drive-In
Our Favorite Recording Sessions
Don't Back Down
   ’64年7月に発売された6枚目のアルバム。チャートは4位まで上昇。ウェストコーストロックの集大成ともいえるべきアルバムで、
 アルバム全体としての完成度は高い。前作では時間がなかったようで全体の出来として物足りなさはあったものの、
 このアルバムは前作とは対照的に、徹底した作りがなされている。
   表題曲”All Summer Long”は、ハーモニーが美しい軽快なシャッフルナンバーで、映画「アメリカングラフティ」のエンディングにも
 使われた曲。そして”Fun,Fun,Fun”と同じ路線をねらい、さらにコーラスが複雑化した初のNo1ソング”I Get Around”、コード進行が
 奇抜でハーモニーがすばらしい”Girls On The Beach”(山下達郎のカバーも圧巻!)、ブライアンがファルセットで唄い上げるバラッド
 の秀作”We'll Run Away”など、充実した一枚。
   ビーチボーイズを初めて聴く人は、このアルバムから入ることをお薦めする。
  
  
  
CHRISTMAS ALBUM 『THE BEACH BOYS' CHRISTMAS ALBUM '64/CAPITOL Produced by BRIAN WILSON
[A]
Little Saint Nick
The Man With All The Toys
Santa's Beard
Merry Christmas Baby
Christmas Day
Frosty The Snowman
[B]
We Three Kings Of Orient Are
Blue Christmas
Santa Claus Is Comin' To Town
White Christmas
I'll Be Home For Christmas
Auld Lang Syne
 ’64年10月に発売された7枚目のアルバム。クリスマスチャートで6位を記録。前半5曲がオリジナル、後半がスタンダードナンバーで
 構成されている。全体を通してフォー・フレッシュメンを意識したハーモニーが、クリスマスのムードをより高めている。
  このアルバムは、フィルスペクターが作ったクリスマスアルバムの傑作盤『A CHRISTMAS GIFT FOR YOU』(ロネッツやクリスタルズが
 参加)とよく引き合いに出されるが、このビーチボーイズのクリスマスアルバムの方が、暖かみがあって個人的には好き。
 
 
 
CONCERT 『BEACH BOYS CONCERT』 '64/CAPITOL Produced by BRIAN WILSON
[A]
Fun,Fun,Fun
The Little Old Lady From Pasadena
Little Deuce Coupe
Long Tall Texan
In My Room
The Monster Mash
Let's Go Trippin'
[B]
Papa-Oom-Mow-Mow
The Wanderer
Hawaii
Graduation Day
I Get Around
Johnny B.Goode
  ’64年10月に発売された8枚目のアルバム。チャートで初のNo.1を記録。
 ’64年8月におこなわれたカリフォルニアのサクラメントでのライブをレコード化したもの。当時のライブアルバムらしく、女の子の歓声
 が凄いが、それほど苦にならない程度に処理がなされていて、GOOD。メンバー紹介でメンバー個々の楽器が次第にかぶさっていき、
 ”Little Deuce Coupe”に入っていくところはゾクっとする。またオリジナルだけでなくカバーも多く取り上げていて、なかなか楽しめる。
 
 
 
TODAY! 『THE BEACH BOYS TODAY!』 '65/CAPITOL Produced by BRIAN WILSON
[A]
Do You Wanna Dance?
Good To My Baby
Don't Hurt My Little Sister
When I Grow Up(To Be A Man)
Help Me,Ronda
Dance,Dance,Dance
[B]
Please Let Me Wonder
I'm So Young
Kiss Me,Baby
She Knows Me Too Well
In The Back Of My Mind
Bull Session With "Big Daddy"
  ’65年3月に発売された9枚目のアルバム。チャートでは4位を記録。私事だが、マイ・ベストアルバムです。
 いいレコードを出さなければならないというプレッシャー、ビートルズに対する恐怖、ツアーの疲れ、ドラッグなどが原因で、ブライアンは
 精神状態が不安定となってしまう。そしてついにはツアーを断念し、さらなるサウンド作りに没頭するため、スタジオワークに専念
 するようになる。そして作り上げたのがこのアルバム。
  全作品を通じ、影響を受けていたフィルスペクターの”ウォール・オブ・サウンド”的なアプローチで、分厚いバッキングトラックとコーラス
 そしてより複雑なアレンジがなされている。ブライアンの音楽的才能がもっとも開花していた時期といえるだろう。
  ブライアンが”ハイの状態で書き上げた”というB面はスローテンポの曲で構成されていて、この何ともいえない雰囲気は
 聴いた人でないと味わえない(マイクラブは、ビーチボーイズらしくないと言う理由で拒んだというが...)。
  ドライブ感があり”ウォール・オブ・サウンド”的でかっこいい”Dance,Dance,Dance”、分厚いハーモニーでメロディーが綺麗な
 ”Please Let Me Wonder”、複雑メロディラインとコード進行が素晴らしい”She Knows Me Too Well”など、必聴です。
  ちなみに個人的には、”She Knows Me Too Well”がベストトラック。
 
 
 
SUMMER DAYS 『SUMMER DAYS (AND SUMMER NIGHTS!!)』 '65/CAPITOL Produced by BRIAN WILSON
[A]
The Girl From New York City
Amusement Parks U.S.A.
Then I Kissed Her
Salt Lake City
Girl Don't Tell Me
Help Me,Rhonda
[B]
California Girls
Let Him Run Wild
You're So Good To Me
Summer Means New Love
I'm Bugged At My Ol'Man
And Your Dreams Come True
  ’65年7月に発売された10枚目のアルバム。チャートは2位まで上昇した。
 前作『TODAY!』のようなトータル性、そして”音の洪水”的な要素はないものの、全体的にはさっぱりとした、夏のBGM的要素を含んだ
 アルバム。
  バックのオルガンが斬新で、遊園地の雰囲気を音楽で表現した”Amusement Parks U.S.A.”、シンフォニックで感動的なイントロを
 持つ代表作”California Girls”、バッキングが複雑で、来たるべきアルバム『PET SOUNDS』を予感させるベースラインが印象的な
 ”Let Him Run Wild”など、魅力的な曲も多いアルバム。
 
 
 
PARTY! 『BEACH BOYS' PARTY!』 '65/CAPITOL Produced by BRIAN WILSON
[A]
Hully Gully
I Should Have Known Better
Tell Me Why
Papa-Oom-Mow-Mow
Mountain Of Love
You've Got Hide Your Love Away
Devoted To You
[B]
Alley Oop
There's No Other (Like My Baby)
Medley:I Get Around〜Little Deuce Coupe
The Times They Are A-Changin'
Barbara Ann
  ’65年11月に発売された11枚目のアルバム。チャートは6位まで上昇した。
 年内にライブアルバムを、と要求していたキャピトルに対して、ブライアンのアイデアでパーティをライブ録音したアルバムをリリースした。
 ビーチボーイズ的アンプラグド・パーティといった感じだろうか...ビートルズやスペクターのカバーなど、知人たちとわいわいやっている
 雰囲気が伝わってくる。
  ブライアンにとって、『PET SOUNDS』までのちょっとした息抜きだったようだが、息抜きにしては、なかなかの作品に仕上がっている。


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