「
天空の蜂
」
...............東野圭吾
...............講談社文庫 838円+税
...............ISBN4-06-263914-9
この人は自分と同じく理系で、知的好奇心が旺盛なんだろうなあと思わせる。東野圭吾の「理系ミステリー」の一冊。
この作品で取り上げているのは、最新ヘリコプターと高速増殖型原子力発電所。それもその原理やメカニズムが詳細に描かれている。
こうやってミステリーに嵌まるという形とは言え、こういう作品を読むと「俺には関係ない」と思っていた原子力についても興味が湧く。また、そのあたりも絶妙で、日本人にありがちな「自分は関係ない」という心理をやや批判して揺さぶるような挿話も入っている。
また無性に東野作品が読みたくなった。
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