「
出口のない海
」
...............横山秀夫
...............講談社文庫 590円+税
...............ISBN4-06-275462-2
今でも「自爆テロ」は世界中で起こっている。「なぜ?」と思う人もいるだろうし、「その精神は理解できる」という人もいると思う。本当にその立場になってしまったらどうかはわからないけれど、自分も後者の考えがあるような気がする。でも、その思想は間違っているのだろうとも思う。
この本で描かれている「人間魚雷」の話もそれと同じものだろうか。この国も60年以上前の戦争では「自爆」を勧める国であったわけだ。歴史は繰り返すというが、どうして人間は同じ過ちを繰り返すのだろうか。
というような難しい話に結論は出ないが、何にしろ涙なしには読めない物語であることは事実。
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