田中耕一の「自分を活かす」術

...............大富 敬康
...............講談社 1,300円+税(図書館)


 田中耕一さんがノーベル賞に輝いたのはもう5年も前になるのか。ついこの間というような感覚があるのだが。いつもの日本、いつものマスコミ通り、あの田中フィーバーはすっかりなくなり、田中さんはホッとしていることだろう。

 いまあらためて田中耕一という人の生き方を見てみても、一般的な社会においてはどちらかといえば主役とは言えない位置にあるだろうと思う。ノーベル賞という冠がなければ今の日本社会では損をする生き方ではないかとも思う。

 それでも学ぶべきところは多く、魅かれる部分も多い。それは無関係の位置から見ていて決して自分ではできない姿に対する単なるあこがれなのだろうか。

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