日本人の足を速くする

...............為末 大
...............新潮新書 680円+税


 最近「短距離」に興味があって「どこかに自由に走れる400mトラックってないかなあ」なんて考えていた。そんなときにたまたま新聞の書評欄でこの本を見つけた。書評からは速く走るための方法論がたくさん書いてあるのだろうと期待していたのだが、そうではなく、そこはただ一点のみであった。

 「自然に真っ直ぐ立って、ほうきが倒れるように体全体を前に倒してください。重心が前に移動し、体重がつま先にかかって倒れ込みそうになり、足がひとりでに前へ出るはずです。この動作を連続して速く行うのが「走る」ということです。」

 とのこと。この技は確か「ちびまるこちゃん」で疲れて歩けないときどうするか?というような話で出てきたような・・・

 為末選手は財テクで儲けたり、クイズミリオネアで1,000万円貰ってその賞金で銀座で陸上をやったりとスマートなイメージで見ていたが、この本ではほんとかうそか「最後の100mは根性」と堂々と言っている。そこがなかなかよろしい。侍ハードラーの金メダルに期待したくなる。

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