潮岬殺人事件

...............梓林太郎
...............祥伝社文庫 552円+税(ブックオフで350円)


 仕事が煮詰まったり、あまりの仕事の量に辟易してくると、なぜか梓林太郎の小説が読みたくなる。それはとっても読みやすいから。

 山岳推理小説の第一人者と言われ、登山を絡めた斬新な殺人トリックなどで有名になった作者だが、最近は登山とはあまり関係のない作品が多い。さすがに登山もほとんどの山を制覇してしまうとネタがなくなるか。

 登山物の主人公である道原刑事がもっとも有名だが、その他にも、テレビドラマシリーズにもなっている山岳救助隊紫門一騎、探偵岩波淳哉、旅行作家茶屋次郎、とレパートリーも増えて来た。この作品は旅行作家茶屋次郎のもの。

 内容は取り立てて大したものではなく、梓作品に多い「勘違い的な深い逆恨み」が殺人に繋がって行くという話。梓氏の作品にはこういう作品が多い。

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